読者投稿 鈴木義彦編②(26)

〖鈴木は、ある意味「負け組」から脱皮するために一発逆転を狙ったのではないだろうか。親和銀行事件で懲役3年執行猶予4年の判決を受け、会社(FR)の代表権と大株主の立場を剥奪され、社会的制裁を受ける状況下で西の協力とA氏からの援助を頼りに勝負に出たのだ。その考えは西も同じだっただろう。この時点では2人の意気込みは真剣だったと思う。しかし、資金力のない2人はA氏の情と資金力に縋るしかなかった。A氏は過去の貸付の返済がないにもかかわらず2人に協力した。そのA氏を鈴木と西は裏切ったのだ。それは、A氏にとって単なる裏切りではなかったのではないか

〖紆余曲折はありながらも株売買は予想以上の利益を上げ始めたが、鈴木は合意書で約束した事項を反故にして、A氏に報告をせず利益金を独占する所業に及んだ。西も金の魅力に取りつかれ、鈴木の謀略に加担した。鈴木は、西の紹介でA氏に会った時からA氏に窮地を救われる一方だった。A氏は、西と鈴木を信用して金銭的な援助を惜しまなかった。鈴木は、A氏の温情に感謝の気持ちさえ持たず裏切り続けた。何度となく救われた恩人に対してこの様なことが出来るものだろうか。A氏を欺いて、借りた資金を元手に株売買で利益を上げ、隠匿した資産が今や1000億円以上にも上るといわれている。そして、あろうことか鈴木は、この資産の全ては自分一人のものだと嘯いていて、A氏に債務も返そうとしない。こんなことは許される筈がない。A氏の前で「ご恩は一生忘れません」と言って土下座した時の気持ちに嘘は無かったと思うが、「喉元過ぎれば熱さ忘れる」という言葉では到底済まされるものではない。1000億円以上という数字はともかくとして、自分勝手な言動は、いい加減に止めるべきだ。いつまでも通用すると思っていると取り返しのつかない事になるだろう

〖裁判で長谷川弁護士は、自分の立場も弁えず、被告の弁護の為とはいえ、死んだ西を利用した出鱈目ばかりの陳述書を捏造するという手段を講じて、鈴木の嘘を正当化しようとした。こうしたやり方が懲戒請求を受けて問題となる前に自ら弁護士を辞職し、責任逃れを図ったが、長谷川が弁護士を辞める事で済む問題ではない。逃げ得は許されない

〖裁判官は、どんな事件でも本質を見極めて適切な裁定をすることが大きな事件を食い止めることになるのではないだろうか。民事裁判はどんな凶悪な被告人でも死刑にすることは無い。しかし、判断を誤ると、鈴木の様な悪党は、また同じような罪を犯す。親和銀行でも「特別背任」として刑を受けているが、この裁判も卑怯な裏取引をして軽い刑で済ませることが出来たために、鈴木は自分の罪を悔いることなく、すぐにこの詐欺事件を起こしている。A氏の温情で民事裁判での提訴になっているが、充分に刑事事件として告発できる犯罪が含まれている。裁判所は真摯に法に照らして正義と公正さをもって犯罪者を厳しく裁くべきだ

〖弁護士は、依頼人ファーストであることは仕方のない事だと思う。「我々弁護士は、貴方の味方です。全てを正直に話してください」と言っても、悪質な依頼人は自分の利益を守る為に自分の不利になる事は喋らない。そんなことは承知の上で、報酬の額によっては悪人を助けるのが弁護士だ。「正義の味方」ではなく「依頼人の味方」なのだ。裁判官や弁護士は「法の番人」だと誰が言ったか知らないが、それは建前で裁判官も弁護士も人間で、己の欲の為に生きている。軽率に信用してしまうと大きな損をすることになる

〖裁判官といえども人の子で、上級国民と呼ばれてぬるま湯に浸かってきた結果、高裁ともなれば、控訴審で新たに審議する事無く一審判決を丸呑みし、そのまま結審を下すという究極の手抜き裁判ではないか。野山裁判長も定年までこのままいくつもりだろうが、そうは問屋が下さないのが世間だ

〖品田裁判長は、紀井氏の証言を潰した。紀井氏の証言を認めると株売買の真相が明らかになり、鈴木の主張が全て嘘になるからだ。法律家の間ではこれを「裁判官の証言潰し」と言うらしい。裁判官が自分の誤審誤判を誤魔化す為に使う卑劣な手口と言われている

〖法廷で馬鹿正直に主張して行くと辻褄が合わなくなると言われている。嘘をつくなら終始一貫徹底することが裁判を有利にする。その方が裁判官も裁判指揮が執りやすいらしい。今回の裁判でも品田裁判長は鈴木の嘘を基にして裁判を組み立てていると感じる事が多い。裁判官は過去の判例にとらわれて今、必要な正義を求めない。偉そうな言葉を並べても被害者を法の力で守れないのが裁判官だと思う

〖長谷川弁護士が率先して証拠の捏造を押し進めて創作した「質問と回答書」(乙59号証)の出鱈目な陳述は、明らかにA氏に対する個人攻撃であり、鈴木の嘘を正当化出来ない。そして視点をずらす為にA氏の信用を崩す目的を孕んだ悪質過ぎる裁判戦略であるといえよう。また何の根拠も無く広域暴力団の具体的な個人名まで用いるとは、信憑性を持たせる為の策略としか考えられず、悪辣だ(以下次号)

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