〖西は平成22年に自殺した。自殺した事によって周囲の関係者の中には西に同情する人もいたようだが、この事件に関しては事情が複雑だと思う。死者を悪く言う事は極力避けなければいけないが、西は自殺することによって「A氏を無限に裏切る」ことになった。「西の自殺は鈴木に追い詰められた結果」と言う人もいたようだが、この事件は鈴木の陰謀に嵌ったとはいえ、西が原因を作ったと思う。西は、鈴木の陰謀からA氏を守る役目を果たすべきだった〗
〖鈴木がA氏を騙した犯行は明らかに確信犯だったと思う。西にA氏を紹介された時点で鈴木の裏切りや騙しの計画は始まっていた。西は連帯保証人となったが気休めに過ぎなかった。そして、A氏はFR社の約束手形を借用書代わりに預かったが「支払期日の3日前までに現金を持参する」という約束で銀行に取立依頼をさせなかった事が鈴木の作戦を成功させたと思うが、最初の約束期日を守らなかった時に鈴木の計略を見破れなかった理由が見当たらない。これが、鈴木が委任した弁護士達が口を揃えて主張した「世間ではあり得ない事」で、恐らく裁判官達も同感だったのではないだろうか。西が保証人として書いた「お願い」の書類が計画的だったことを証明しているように思う〗
〖YouTube動画で鈴木は世間から審判を下された。厳しい批判を受けているのは鈴木だけではない。裁判所や裁判官に対する評価も最悪だ。担当裁判官にも辛辣な意見が殺到している。裁判所が、このまま沈黙を決め込めば、余計に不信感は増していくだろう。信頼回復が難しくなるだけだ〗
〖鈴木が借入金の返済を一銭もしていないにもかかわらず、A氏の手許に13枚の約束手形が不渡りの付箋が張られずに残った事が裁判を不利にした原因の1つだったと思う。しかし鈴木はこの約束手形を「決算監査の為」と称してA氏を騙して一時返還してもらい「債務完済」の確認書まで交付してもらった。さすがに品田裁判長は、この鈴木のあくどいやり方には疑念を持ち、「貸金返還請求」については25億円までは認めたが、それ以外のA氏の主張を一切認めなかったのは何故だろうか。鈴木は、自分が不利になる事実を口頭で徹底的に否定し、長谷川弁護士のアドバイスを厳守して嘘をつき通した〗
〖鈴木は法廷以外ではA氏との約束事は全て認めて借用書を差し入れている。そして和解書にも署名指印しているが、法廷では鈴木の弁護士達が強迫や心裡留保を「後付け」の言い訳にして無効を主張した。民事裁判は裁判官の心証と証拠が結果を左右すると言われているが、この裁判はA氏側からの証拠書類提出が多く鈴木は口頭での主張だけで、平成11年9月30日付の確認書以外に物的証拠の提出は無かった。唯一の物的証拠だった「債務完済」の確認書は、余りにも自分勝手な小細工がバレたために通用しなかった。この様に鈴木には自分の主張を裏付ける証拠は何一つ無かったのだ。この事は尋常に行われた民事裁判ではない事を証明している。裁判官の歪んだ裁定や独断的な判断で判決が下された不当裁判だと思う。裁判に不当や正当という事があってはならない。裁判官は常に正当な裁きを下すべきだ〗
〖YouTube動画の配信によって、鈴木には世界中から非難が殺到している。今までは人を利用し、裏から人を操って上手く騙し、自分が表に出ることを極力避けていたが、今となっては世界中に顔を晒す羽目になってしまった。犯罪疑惑者の烙印を押され、このまま生きていかなければならない〗
〖鈴木との交渉の渦中でA氏の代理人が暴漢2人に襲われ瀕死の重傷を負わされるという事件があった。代理人は鈴木の行方を掴むために独自のやり方で鈴木を探した。鈴木の父親とも頻繁に面談し、父親としての道義も説いたらしいが、効果は表れなかったようだ。そうして、ようやく鈴木の住まいを突き止めメールボックスに伝言を残した数日後に襲われている。代理人は「犯人には殺意があった」とまで言っていたが、暴漢が所属する暴力団組織の組長が病院に見舞いに来て「必ず、襲撃を依頼した人間を探し出して教えるから」と代理人に約束して示談を申し入れた。代理人はその事をA氏に報告する前に示談を受け入れたようだ〗
〖鈴木の裁判では、担当した品田裁判長に真実を追求する姿勢が見られなかった。何故、原告側の証拠や証人を蔑ろにしたのか。何故、被告側の二転三転する証言を信用したのか。品田の全ての裁定が納得いかないものばかりだ。これでは、被告側と裏で繋がっていると疑われても仕方がないではないか〗(以下次号)