読者投稿 鈴木義彦編②(264)

〖鈴木が親和銀行事件で逮捕された後は、天野氏が必死で会社を支える一方で、鈴木は代表権と大株主の権利を剥奪されながらも、創業者の立場を利用してこの窮地を乗り越える強かさを持っていた。宝林株売買で得た資金をA氏に内緒にして隠匿していた鈴木は、その資金を横領して、株取引を開始する直前から用意した複数のペーパーカンパニー名義でFR社の株を操作した。宝林株相場で巨額の利益を出し弾みをつけた鈴木は、買い支え資金の支援を受けてFR株を高騰させた結果、約40億円の売買益を得たようだ。当時、新日本証券の外交員で後に殺される霜見もこの相場に参入しいて「人生が変わるほど」の利益を得たらしい。天野氏は、鈴木のA氏への裏切りには感づいていたようで、少しは責任を感じていたようだ。そして社員や社員の家族の為にもFRから鈴木の影響力を無くそうと考えていたようだ〗

〖西は、鈴木と出会った当時には自身も資金繰りに窮していたと想像できる。西と鈴木は正反対の方法で他人を騙していたようだ。西は身なりと言葉使いに気を配り、虚勢を張って自分を大物に見せることを得意としていて、英語の堪能さを発揮しながら、伊藤忠の室伏稔氏との写真やブッシュ大統領との写真を見せることで相手を信用させていたようだ。一方の鈴木は、FRという上場会社をバックにして青年実業家を演じ、金融業者さえ騙す強かさを内に持っていた〗(関係者より)

〖今回の鈴木の裁判は、裁判長地して絶対的に権限を持つ品田の横暴による前代未聞の不当裁判だ。被告側との癒着関係を誰もが疑っている。公明正大でなければならない裁判所は、シロクロをはっきりさせるべきだ。この問題を放置すれば国民の裁判所に対する不信感は高まるばかりだろう〗

〖鈴木は主にケイマン諸島ほかのタックスヘイヴン地域に設立したダミー会社名義でクロニクルの大株主になり、増資やユーロ債の売却で莫大な利益を上げようとしが、平成23年8月に天野氏が死亡し、またファンドマネジャーの霜見誠も夫婦で事件に巻き込まれるなどの出来事が重なり、不調に終わったようだ。それでも鈴木のA氏に対する裏切りは留まるところを知らなかった。そして鈴木は、天野氏の立場(クロニクル社の代表取締役)を利用してシンガポールにファンドを組成したが、証券取引等監視委員会(SEC)から眼を付けられた。しかし、鈴木関与の証拠はなく、天野氏が資金の個人流用を疑われ、金融庁がSECに監査するように指示した。天野氏は鈴木排除を画策していたようだが、クロニクルも鈴木の毒牙の餌食となって上場廃止になって行った。そして、この経緯を知っているのは会長の社長の天野氏と霜見だけだったとみられる〗(関係者より)

〖西と鈴木は出会った当初は、お互いの手の内を隠しながら面談を重ねていたと思う。しかし、2人の共通点は株式投資で大きな損失を出していた事ではなかったか。鈴木も西も金融業者からの融資にも限界を感じていたようだが、この頃には株式投資で一発逆転を狙う資金も無かった。この頃の2人の会話の中に既にA氏の名前が出ていたのではないだろうか〗

〖品田裁判長による一審の不当判決だけでなく、控訴審を担当した高裁の野山裁判長による棄却判決にも憤りを隠せない。一審で審議は尽くされたとし、まともに審議もせず棄却するとは、野山裁判長の職務怠慢であり、権力の横暴と言わざるを得ない。今や裁判所は、高額な裁判費用を搾取する国家ぐるみの詐欺組織と化しているのではないか〗

〖鈴木は、FR社時代に資金繰りで関わった金融業者との付き合いの中で鍛えられて来たのではないだろうか。金融業者の中にはA氏のような人はいなかったはずだ。そして高利の金融業者には必ずと言っていいほど反社会的組織の影があったのも確かな事だ。鈴木はそんな金融業者を相手にして、金利の交渉や返済期日の延長交渉に明け暮れていたのだと思う。鈴木にはFR社という上場会社の約束手形という武器はあったが、それも何回も返済期日の延長によって担保価値が無くなり、高利であっても貸してくれる業者が居なくなっていた〗

〖人間50年という戦国時代の武将の言葉がある。しかし、私事ながら、50歳を過ぎてからが本当の人生だという事を今思い知らされ、若い時代の柵に縛られて生き地獄を生かされている。鈴木の記事を見ていて思うのは、中途半端な人生を生きて不義理を残すのも、義理人情に囚われず自分勝手に生きて不義理を残すことも変わりはない。男として生まれてきたが、男で生きて男で死ぬことは中々難しいものだと感じる今日この頃だ。他人の事は何とでも言えるが、他人を悪く言う資格はないと日々反省の日々を生かされている〗

〖鈴木は、裁判では悪徳弁護士の長谷川による卑劣な弁護手法や、品田裁判長による不当判決により裁かれなかったが、凶悪な犯罪者である事は間違いない。また家族諸共姿を消しているが、鈴木本人のみならず、家族も共犯として見られるだろう。これからは世間から犯罪一家として冷たい視線を浴びながら生きていかなければならない〗(以下次号)

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