読者投稿 鈴木義彦編②(202)

〖ネットカジノという闇の世界がある事は知っていたが、自分には関係のない世界だと思っていた。このシステムは司法の手が届かないところにあって守秘が固く、その組織を解明することは不可能だと大々的に報道されているが、警察はこれを聞いてどのように思っているのだろうか。博打はご法度のはずだが、世界中でこのような事が頻繁に起こっているのは、世界中の反社会的組織が地下に潜って存在している事の証明だと思う。オフショア地域の犯罪組織が、マネーロンダリングの手数料で莫大な利益を上げている事も不思議ではない。世界中の警察機構が犯罪組織とイタチごっこをしていて、常に犯罪組織が一歩も二歩も先を行っている。世の中は頭の良い悪党たちの天国のようだ〗

〖日本人は「臭いものに蓋をする」習性を持っていると聞くが、それにも程度というものがあるだろう。一時「忖度」という言葉が流行した。これは、良い意味で言えば「他人に対する思い遣り」と取れなくもないが、大抵は損得絡みの事情が絡んでいて、その出来事を見て見ぬ振りをするという卑怯な行為が多い。自分の出世のために「臭いものに蓋」をして、真実から目を逸らすことが大きな問題を起こす導火線になる事に、日本の役人は何時になったら気が付くのだろうか〗

〖鈴木のような理屈の分からない奴を相手にする時は、こちら側も悪党にならなくてはならない。鈴木のような奴は「目には目を」の考え方では足りない。鈴木の悪知恵の上をいくほどの知恵を絞り、情を捨て、慈悲の言葉を捨てて鬼にならなければならないと思う。しかし、鈴木1人を懲らしめるために、自分を人間でなくする事は鈴木という悪党に負けることになる。他人の心を踏みにじる鈴木の処分はゴミを回収して処分するのと同じ感覚のプロに任せるべきだ。わざわざ自分の手を汚す必要はない〗

〖鈴木は、宝林株で約160億円の利益を上げたようだが、A氏への報告は15億円のみだった。諸経費の金額は明確ではないが、十分な資金が手元に残った。しかし、A氏からの買支え資金は西を通じて継続されていた。鈴木は、この件に関しても後日の事を考えてA氏に直接話す事はなく、西を介入させていた。これも計算づくの悪知恵だったのだろう〗

〖和解協議で和解書を締結した後、鈴木がA氏に買い支え資金の損失額を確認している。A氏が西に確認したところ58億数千万円だという事だった。鈴木はそれを聞き、「それを差し引いて利益を3等分しなければいけないですね」と言っているが、そこまで和解書の支払約束を追認していた人間が、どうして和解協議で脅迫されたとか、和解書に署名しなければその場を切り抜けられなかった、などと言えるのか。裁判官も鈴木の証言は信用できないと分かっていて、それでも鈴木を支持したのではないか。おかしな話だ〗

〖株取引でA氏が出した買い支え資金に関しては、おそらく西が自分も勝手に流用していたのではないだろうか。西がA氏に差し入れた確認書では最終的な金額は207億円に達しているが、これは鈴木も正確には知らなかったように思う。西も単独で株投資を行い、鈴木とは違ってかなりの損金を出していて、A氏に合意書に基づく「買支資金」として援助を続けさせていたと思う。A氏へ宛てた遺書には自分の無力さを書き連ねて、鈴木に騙されたように書き残しているが、A氏との長い付き合いの事を考えると、鈴木ほどではないが、西も質の悪い人間だと言える〗

〖鈴木の脱税額は一体いくらぐらいになるのだろうか。平成11年7月にA氏と西とで合意書を交わし、株投資をスタートしてから現在に至るまでの本税、追徴課税を含めると、鈴木が今、実際に残している資産との比較をしてみたくなる。これは読者全員が興味のあるところと思うが、監督官庁の国税庁が鈴木の年度別の利益額を把握していないことが大きな問題になるだろう。既に時効になっている分もかなりの金額になっている事と思うがこれは明らかな国税庁を含む監督官庁の怠慢と言えるだろう。事件が公になった時には国民にどのように申し開きをするのだろうか。国民にとってはその事も大問題だと思う〗

〖この事件が解明されることにより、日本の役所全体が醜態をさらすことになるだろう。裁判所組織の腐敗、裁判官の能力低下、証券取引等監視委員会を傘下に持つ金融庁の失態。捜査能力が欠如している警察、タックスヘイヴン地域問題を隠蔽している政府。世界中に日本の国が大きな恥をかくことになる。鈴木ごときの悪党の悪事を暴けず、無罪放免にしてしまった裁判所の責任は計り知れないものがある〗

〖A氏が行動を起こせばこの問題は解決に向かうのではないだろうか。A氏は、十分すぎるほどの時間を鈴木に与えたが、鈴木はこの期に及んでも反省の意を表さず、沈黙を続けている。ネットニュースやYouTubeでの拡散は続いているが、鈴木は他人事のように時間を過ごしているつもりか。鈴木には尋常な手段は通じないだろうが、そろそろ身を切るような恐怖感を与える時期に来ていると思う〗(以下次号)

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