読者投稿 鈴木義彦編②(80)

〖鈴木の事件の争点の中心は株取引であり、それに纏わる資金の投資詐欺だろう。それを品田裁判長は株取引に関する合意書の有効性を認めず、個人間の金銭消費貸借に置き換え、争点を簡素化し裁判の早期終結を狙ったのか。その結果、被告側に偏った裁定内容となり、その上、脱税の疑いがある470億円という株取引で得られた巨額利益にも一切目を向けようとしなかった品田裁判長には、裁判官としての真実を追求しようとする姿勢が全く感じられない。多くの国民には裏工作があったとしか映らない〗

〖鈴木は刑事事件の被告人であるために表面に出られなくなったことを逆手に取って、裏でFRを支配しながら第三者割当増資やユーロ債の発行を画策し、ペーパーカンパニー名義で莫大な利益を挙げていた。この元手資金も合意書に基づく株売買の利益金からA氏に内緒で横領したものだったのだ。天野氏は会社の行く末を考え、鈴木による会社への関与を排除しようとしたことで、鈴木と諍いが絶えなくなっていたようだ。鈴木もA氏への裏切りに気付いていたかもしれない天野氏を疎ましく思っていた事は周知の事実だった。鈴木は霜見を使ってスイスにJOFというファンドを組成させ、その名義でクロニクル(旧FR)の新株を購入し、FRの時と同様の手段で利益を上げ、ペーパーカンパニー名義で大株主にもなった。天野氏はその鈴木の動向も詳しく知っていた。クロニクル(天野氏)はシンガポールに三つのファンドを組成した事を発端に証券取引等監視委員会(SEC)からマークされて告発を受けた。そして天野氏個人への資金流用があったとして勧告を受けたが、専権事項とはいえ天野氏が独断でシンガポールにファンドを組成する理由が見つからなかったために、社員間では鈴木が天野氏の名前を利用してやった事ではないかとの疑念が持たれた。そんなことがあってしばらくして天野氏が死亡した。これにも鈴木の関与が疑われたが、これも当然の成り行きだった〗(関係者より)

〖宝林株の購入が決定した後の鈴木の行動を振り返ってみると、購入翌日に金融庁に提出した大量保有報告書で購入資金の出所について紀井氏の名前を無断で使ったことから見ても、鈴木の最初からの計画的な悪行の全容が見えてくる。西は、未決で保釈中の鈴木を出来るだけ表面に出さず、A氏への資金援助の依頼も自分で動いた。そして西は宝林株取得資金3億円もA氏の協力を得たが、鈴木は宝林株決済後の受け皿としてペーパーカンパニー3社を準備した。ここからが鈴木の計画の始まりだった。旧知のフュージョン社の町田と謀って3社のペーパーカンパニーを用意し、杉原正芳弁護士を常任代理人に就任させた。恐らくこれも町田の手配だったと思う。町田は何故か宝林株決済日に株券の受取りにも立ち会っていた。鈴木は、A氏の関与を隠す為に杉原弁護士に指示して、金融庁への大量保有報告書に紀井氏からの借入金として記入させて届けた。この届出書のコピーは証拠書類として残っているが、鈴木は裁判で「杉原弁護士にはあった事も無い」と嘘をついた。宝林株購入資金についても証言を三転四転させ辻褄を合わせようとした。法廷での鈴木の主張や証言を見ていて、裁判官達は鈴木の本性を見抜けなかったのだろうか。裁判官達がこの時点で鈴木の人間性を看破出来ていたなら、この裁判は短期間で決着がついていたはずだ〗(関係者より)

〖最近はツイッターなどでも、不当判決に対する怒りの投稿が見受けられる。裁判官の判断は一般常識とはかけ離れているようだ。しかし鈴木の裁判は酷すぎる。裁判官による被告側を贔屓している裁定が露骨過ぎる。担当した品田裁判長には批判だけでなく被告側との談合が強く疑われている。被告側の望み通りの判決を下した品田裁判長は申し開き出来るのか。この裁判は再審でやり直さないと誰もが納得しないのは当然ではないか〗

〖西は、鈴木から合意書破棄の報酬分10億円のほかに、株売買の利益配当分の一部30億円を受け取っていた。それが何時だったかは定かではないが、香港に行く前に妻に語っていたから、それ以前だったことは確かだ。西も相当なワルだ。30億円もの大金をA氏に返済もせずに何に使ったのだろうか。西もA氏と鈴木に内緒で株式に投資していたようだが、宝林株後もA氏が援助し続けていた買支え資金は全て西に渡していたようで、西は宝林株後の買支え金を自分の投資資金に流用していたのではないかとさえ思う。その額は相当な額に上ったように思う。西がこの世にいない今となっては、事実は解らないが、西が遺言書にも書けなかった事実の一つがこの事だったと思う。西は死んでからもA氏を裏切っていたクズだった。息子の内河陽一郎や西の奥さんが自分宛ての遺言書をA氏に見せない理由が分かった気がする〗(関係者より)

〖品田裁判長は、A氏が鈴木に預けた販売委託の超高級時計やピンクダイヤ、絵画をA氏に戻すように言わなかったのは何故なのか。FRの役員だった天野氏のサインのある念書や西が鈴木の代理人として書いた販売委託に関する確認書は証拠品として残っている。品田裁判長の見解は不条理なものであり、仮に100歩譲って販売価格が経済的に不合理であったとしても、原価を切っていたのは鈴木を助けるためだったことは事実なのだ。販売委託代金の清算もされず商品が返還されてもいない事を無視して、裁判を終わらせることは有り得ない事だ。それを証拠に鈴木は販売委託として持ち出した直後に超高級時計3セットを知人に担保として預け6億円で現金化していたではないか。品田裁判長は原告関係者に被告との癒着を疑われても仕方がない事をしている〗(関係者より)

〖A氏は「合意書」に基づく株取引の契約を守り、株の買支え資金として出し続けた資金は207億円に上った。裁判では品田裁判長が「合意書」契約自体を認めなかった事で、この巨額資金についても問題にしなかった。A氏にとって全て損失額となってしまったこの金は、鈴木が株式市場から奪った詐欺であるのに、品田裁判長は不問にしたのだ。被告側との不適切な関係を疑われて当然だ〗

〖裁判で、鈴木の発言に嘘が多い事は明らかだが、裁判官が嘘を真実だとして認めるのであれば裁判は成り立たない。裁判官は鈴木の主張に対して無理に辻褄を合わせるようにして事実を歪曲し、何の疑問も持たず追及もしなかった。こんな不可解な裁判がこのまま隠蔽されてしまっては、鈴木の様な悪党がのさばる世の中になってしまう。これでは裁判所の存在価値だけでなく信頼も無くなるのは当然だ〗

〖刑事事件で検事が起訴する場合は、何人もの人が容疑者の周辺を捜査して逮捕拘留に至り、拘留期限内に立証して検察庁に送り、警察の取り調べ調書を参考にしながら検事が再度取り調べをして起訴するか否かを決める。捜査と自供に問題が無く、起訴されれば99.9%有罪になると言われている。有能で正義感の強い弁護士の中には99.9%の壁に挑戦する弁護士も稀にいるようだが、刑事裁判は報酬が少ないため関わりたくないと考える弁護士が多いと聞く。民事裁判は、原告が弁護士に依頼して訴状を提出することで裁判が開かれる。逮捕も無ければ拘留もされない。まして警察が取り調べることも無い。裁判官が訴状を読んで当事者の弁護士達の論争を聴きながら証拠書類を検証して判決を下す。裁判官が人員不足のために時間をかけず「和解」を勧めることも多いらしい。和解も担当件数にカウントされるので、できれば和解で終わらせたいと考える裁判官が多い。従って民事裁判は国策裁判を除いては緊張感が少なく、裁判官も他人の金銭的な損得に関することに関わりたくないのかもしれない。この裁判の様に「とんでも判決」を下すことに、さして責任を感じていないというのが実情ではないか〗(以下次号)

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