読者投稿 鈴木義彦編②(4)

〖鈴木は、香港だけではなくヨーロッパにもペーパーカンパニーを設立し、プライベートバンクの口座も増やして行ったようだ。証券担保金融会社の吉川やドバイのファンドマネージャーだった霜見を利用して海外からペーパーカンパニー名義で日本の証券相場に参入していたらしいが、その資金はA氏からの援助金を元にして儲けた隠匿利益金を横領し、流用したものだった。そして、吉川は鈴木とのトラブルで消息不明になり、霜見は自分のクライアントとのトラブルで日本に帰国している時に、以前に損失を出させたクライアントに殺されてしまった。スイスやフランスに設立したペーパーカンパニーや、それらの名義で開設したプライベートバンクの口座について知っている人間はこの世にいなくなった。しかし、世界中がタックスヘイヴンに厳しい目を向けるようになった今日では鈴木の思惑通りには進まないだろう。テロや武器売買、麻薬犯罪の巣窟になっている租税回避地域に資産を隠していることは決して安全ではない。命までもが危うくなると思う。鈴木もよく考えないと全てが水の泡となってしまうだろう〗

〖公開された和解協議の模様からすると、それまでの鈴木の態度が一変したのは、裏切り行為がバレ、とうとう本性を現した感じだ。言動も横柄となり、西に頼んで破棄させたと思っていた「合意書」を「忘れた」とは、A氏にあれだけ熱弁を奮って説得した事を無視してよく言えたものだ。「合意書」の原点に戻る事を拒む鈴木は腐った悪党だ〗

〖鈴木には理性というものがない。人間は誰でも欲望というものがある。欲望も過ぎれば他人に迷惑を掛けることになるが、理性があれば暴走しない様にブレーキがかかる。鈴木の欲望はブレーキが利かないのだと思う。鈴木には悪事にブレーキをかけてくれるような人もいない。他人を騙して踏み台にして、自分の欲望を満たして来た人間に人の道を教えてくれる人はいないだろう。それが、鈴木の最大の弱点だ。これからは金の力だけで生きていけない事が必ず起こる。1人では何も解決できない。何故ならば、今までの悪行のせいで鈴木の周囲は全てが敵だからだ〗

〖鈴木の事件は詐欺に止まらず、脱税容疑にも問われなければならない。脱税に大きく関与していると思われるのが杉原弁護士だ。現職の弁護士が犯罪に手を染めているというのに、懲戒請求の進展が一向に無いのは気になるところだ。長谷川といい、平林、杉原弁護士といい、鈴木に関わっている弁護士はろくなものではない〗

〖善良で信念のある裁判官は人の道理を弁えた裁きをするが、品田裁判長の様な野心のある裁判官は出世の事ばかりを考え、上司の気に入る判決を出す。裁判官という職業は、当事者双方の話をよく聞き、冷静に判断し、公平に裁判することが基本だと思う。法律家とは法律の解釈を誤魔化すことを勉強した人ばかりなのかも知れない。自分を裁けない人が他人を裁ける訳がない。今の裁判所は、冤罪と誤審誤判の巣窟ではないのか〗

〖鈴木の事件で当然注目されるのが、1000億円を超える巨額資金だろう。A氏からの買い支え資金投入のお陰で、株取引により470億円という莫大な利益を上げる事が出来た。その資金を海外に隠匿し、運用利益を加算すると優に1000億円を超えているだろう。勿論税金を払った痕跡は見られないというから、国際的な租税回避地を使った脱税やロンダリングを防ぐ為の国際協力の動きには、気が気でない状況が続くだろう。元々が騙して奪った金だから犯罪収益であるのは間違いない〗

〖鈴木は人を食い潰すだけではなく、会社まで食い潰す習性を持っている。業績の良くない株価の安い上場企業に眼を付け、安価で大量に株を購入し、裏で画策して第三者割当増資をさせて新株を発行させ、ユーロ-債を発行させてペーパーカンパニー名義で大量に引き受ける。この資金もA氏を裏切って隠匿している利益金を横領したものだった。そしてその会社と業務提携をし、株価の底上げをした後に経営を支配する。元々鈴木には会社の業績を良くする能力は無く株価を操作しながら自分だけの利益を上げていく。食い潰したところで株を売却し、株価を下落させて資金難に陥れ上場廃止にしてしまう。自分の強欲を満たす為には他人の会社を平気で喰い物にしたが、全てがペーパーカンパニー名義で行われていた。それを詳しく知っているのは株の売却担当だった紀井氏だったが、品田裁判長は紀井氏の陳述書を無視してしまった為に鈴木の悪事が発覚しなかった〗(関係者より)

〖西が逮捕された志村化工株操縦事件では、西による大量の買い注文により、捜査機関に目を付けられる事となったが、これは鈴木の指示によるもので、西の買いにより多額の利益を上げていた。また西は逮捕され厳しい取り調べに耐え鈴木を守った。事件の本命とされていた鈴木は逮捕を免れ、西の逮捕前に「西会長の言う事は何でも聞きますから」と土下座して保身を頼んでいたのに、西への刑が確定すると、掌を返して西を切り捨てるとは非情で冷酷すぎる、人間じゃない〗

〖鈴木は、元新日本証券の営業だった霜見ともFRの相場で知り合った。霜見は、新日本証券を退社後ドバイでファンドマネージャーをしていたらしいが、霜見の知人の話では「FR相場で人生が変わるほど儲けた」らしい。霜見は、スイスのリヒテンシュタインで組成されたJOFというファンドで300億円の資金の運用を任されていた。このファンドのオーナーは鈴木だったようだ。この頃鈴木は、合意書を反故にして宝林株で儲けた160億円を運用して複数の銘柄を売買し莫大な利益を得ていた時期だった〗(取材関係者より)(以下次号)

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