読者投稿 鈴木義彦編②(186)

〖裁判官、特に民事訴訟の裁判官は、人間の心裡を見抜ける洞察力が必要だと思う。そして、担当する裁判については、対象になっている業界の慣習を把握するぐらいの向学心が無ければ務まらない。判例集や法律書には各々の業界の慣習等は書かれていない。少なくとも当事者が営む業種ぐらいは把握していないと、公平で正当な判決を下すことは出来ない。日常茶飯事の様に誤審誤判が起る原因がそこにあるのではないか〗

〖裁判官と裁判当事者の代理人弁護士は、狐と狸の様なものだと思う。双方とも法律の専門家であるがゆえに対抗心が強く、意地の張り合いを招く。この裁判の様に、弁護士は勇み足をし、裁判官は独断的な判断をする。その結果、正義というものが蔑ろにされて不公平で正当性を欠く判決が下る。そして再審申立も棄却される危険性が高く、被害者が損害を蒙る事になる。このような不条理を見逃してはならない〗

〖和解協議の場で、破棄したと西から聞いていた「合意書」をA氏より見せられ、観念したと思われた鈴木は、「和解書」で50億円と2年以内に20億円の支払いを約束した。しかし鈴木は青田や平林弁護士から吹き込まれたのか、自身が犯した裏切り行為を西と紀井氏に嵌められたと話をすり替え、約束した支払いを一方的に反故にしてきた。ここまでまともな話し合いが出来ない連中は、刑事事件で厳罰を受けさせるしかないのか〗

〖悪党を表現する言葉は数々ある。外道、悪魔、獣、畜生以下、鬼等は鈴木の様な最低最悪の人間を表現する時に使うための言葉だ。鈴木は、A氏の同情を誘い、恩情に付け込んで莫大な資金の援助を受けて、自己の欲望を満たして来た。その行状から見ると人間にあるまじき神経の持ち主だ。これほどの悪党はこの世にいないだろう。感謝の気持ちや詫びる心というものを全く持たない人間は人権を主張する資格はない。そして法律に守られる権利を与えてはならないと思う。鈴木は、この世に存在してはならない穀潰しだ〗

〖人の世は、何でも表沙汰にして白黒をはっきりつければ事が収まるという訳ではない。時には秘密裡に処理しなければならない事もある。しかし、裁判所が自分達の失態を揉み消す為に誤審誤判を隠蔽することがあってはならない。それは役人の身分を過剰に保護する事になり、国の秩序を乱す原因となる。日本国民は税金の無駄遣いに対して寛容すぎる。司法の最高機関である裁判所は他の役所の手本となる為に襟を正さなければならない〗

〖鈴木の裁判に見る現在の日本の司法界の堕落ぶりは、最高裁の大谷長官の首をすげ替えても、改善の兆しさえ見る事は出来ないかもしれない。真の正義感を持った裁判官が存在するのか甚だ疑問である。権力を握った途端、暴君と化す偽善者ばかりの世の中から、本物を期待する事には無理があるのか、疑念を持ってしまう〗

〖司法試験は日本で一番難解な国家試験と言われてきた。検事、裁判官、弁護士等、試験合格後には司法研修を受け、それぞれの希望の職務に就く。いずれの職種も約10年間の下積み経験を経て第一線に立つ。検事と裁判官は国家公務員、弁護士は自由業で一般人だ。それぞれの違いがあっても同じ法律家として、法の番人として生きていくのだが、彼らは司法研修を終了した時点で一人前の法律家になったと勘違いをしているのではないだろうか。特に裁判官は過剰な保護の下で甘やかされ過ぎていると思う〗

〖鈴木の弁護士達の発言を聞くと、彼らには良心の呵責というものが無いのだろうかと感じる。弁護士としての矜持とは裁判に勝利する事だけではないはずだ。勝訴するためには人間として許されない言動をしても、法廷では赦されるのか。昔の時代、弁護士は余り敬われる職業ではなく、ただの代弁者で、平気で嘘をつく職業と蔑まれていたようだが、時代が変わっても多くの弁護士の質は変わっていない様だ〗

〖鈴木の裁判では品田が3人目の裁判長だった。人事異動の他に理由は明らかになっておらず、何故、3人も裁判長が替わったかに疑念が湧く。この裁判で争われようとした案件にはタックスヘイヴンの問題も絡んでいた事から、その件を巡って裁判で追及するかしないかの意見の相違を要因とする交代劇を指摘する声も上がっている。それだけタックスヘイヴンに関する問題は神経質にならざるを得なかったのだろうか〗(以下次号)

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