〖やはりYouTubeの拡散は早い。いつの間にか再生回数が増えていく。鈴木が現在何処に住んでいるか分からないが、すでに近所の誰かが見て噂になっているかも知れない。そうなると口コミでまた増えていく事になる。最終的に鈴木だけではない。登場する関係者の家族や身内にまで影響する事になるのは必至だ。関係当事者たちがみんな集まって話し合っているかも知れない。注目度が上がっているだけに気が気ではないだろう〗
〖裁判官は、着任したら1年から2年程度の期間に、弁護士として法律事務所で働いたり、行政官庁や在外公館などに出向する。また、海外留学をする場合もあるらしい。このように裁判所以外の法律専門職の経験を積むことによって多様な?知識や経験を得ることが出来ると言うが、果たしてそうだろうか。品田裁判長の言動から判断すると、この制度も建前の制度で実践では生かされていないように思う。品田裁判長の様なベテラン裁判官でも知識や社会経験の無さが目に付く。東京地裁の様に多くの裁判官が在籍する裁判所では、特定の分野に特化した専門部があるらしいが、証券業界や宝石業界に詳しい専門部があってもいいのではないか。そうすればこの裁判のような間違いは起きないと思う〗
〖長谷川は、鈴木の弁護を引き受ける際に、事前に鈴木本人から事件の内容の詳しい聞き取りを行なっていた筈だ。その段階から鈴木の余りにも嘘だらけの詐欺の手口に、正攻法ではとても弁護出来ない事が分かっていた。鈴木の全ての嘘の辻褄を合わせる事が出来ないと悟った長谷川は、嘘を捏造して原告の信用失墜を狙う作戦を展開する為に「質問と回答書」(乙59号証)を創作したのだろう〗
〖他の官庁に比べれば裁判官は転勤が多いらしい(3年に1度という)。それによって地方の裁判所で経験を積むというが、この転勤が下部の裁判官には将来を決める事になるらしい。向学心に燃えて法律の研究をし、社会人としての知識も向上させようとする裁判官が上司の意向で「人事差別」される事があるらしい。自己意識を抑制してヒラメ裁判官に徹するかどうかが出世の糸口になると言われている。これでは何時までたっても誤審誤判は無くならない。裁判所の組織改革は喫緊の課題ではないだろうか〗
〖品田裁判長は鈴木の証言がコロコロ変わる事に何の疑問も持たず、採用するとは、裁判官として不適切な判断と言わざるを得ない。宣誓をした証人以外偽証罪に問われない以上、当事者である被告の証言が自分に都合が良いように嘘をつく可能性がある事は長年裁判官を務めてきて常識であるはずだ。当たり前のセオリーを無視する品田に裁判官を続ける資格は無い〗
〖鈴木は、会社(FR社)を創業した時から同志として頑張ってくれた天野氏への扱い方を見ても血も涙もない人間性が表れている。天野氏だけではない、専務だった大石氏も、親和銀行事件に巻き込まれた。鈴木を庇った為に有罪刑(懲役1年6カ月、執行猶予3年)を受けた。大石氏が庇っていなかったら鈴木の量刑はもっと重いものになったのだと思う。鈴木はそれを恐れて公判中に5000万円を口止め料として大石氏の女房に渡している。この金も西と鈴木が創立した会社にA氏が出した資金から西が鈴木に頼まれて払った。大石氏は刑が確定した後に、交通事故で急死している。事故死の真相は闇の中だが、周囲の人達の間ではこの事故も鈴木の関与が囁かれていたようだ。鈴木は自分の都合で他人を犠牲にして、自分だけが安全な場所に逃げ込むという悪辣非道な男なのだ〗
〖鈴木に関する事件の全貌を世界に配信するYouTubeの視聴者数の回数が伸びている。事件に対する関心度が窺えるが、鈴木だけに限らず加担した関係者やその中に弁護士の存在も関心を寄せる要因になっているだろう。また裁判に関する事案は社会問題に繋がる大きな要因である事も間違いないはずだ。鈴木達は今後の展開に備え話合いをしているかもしれない〗
〖天野氏は、鈴木が親和銀行事件で鈴木が逮捕された時から西の協力を得てA氏以外の債権者への対応に追われたが、何とかFR社を存続させるために必死だったようだ。鈴木は刑期が決定し社会復帰したが、社会的制裁を受け、FR社の代表取締役と株主の地位を追われて表社会から身を引かざるを得なくなった。A氏からの援助で何とかFR社は上場廃止だけは逃れることが出来たが、FR社の株価は相当下落した様だ。鈴木は西と共謀してA氏と株取扱の「合意書」を締結し、A氏の支援を取り付け、宝林株を購入した。A氏の資金で宝林株を高値へ誘導し、高値で売却することに成功した。その利益は160億円にも上ったらしいが、A氏にはその事を内緒にし、合意書に基づく利益金の配当はまともにせずに宝林株の利益金を流用して複数の銘柄を手掛け、次々に利益を上げて行った。その中にFR社の株もあった。鈴木は裏に回ってFR社の第三者割当増資を企て、新株を発行したり、ユーロ債を発行してFR株でも約40億円の利益を手にしたらしい。この男は転んでもただでは起きない人間で、自分が創立したFR社にも執着を持っていたようだ。天野氏は快く思っていなかったが、鈴木の横暴を止めることが出来なかったようだ。その後も鈴木は天野氏の役職と名前を利用してクロニクル(旧FR)への関与を続けた。そして、A氏と西とで交わした合意書を無視して裏切りの道を進んだ。金への執着心の強さは想像を超えるもので「毒を喰えば皿まで」と言う如く悪事を重ねていった。この男の心理は理解できないが、金の為には何でもする男だという事だけは解った〗
〖鈴木は、和解協議で一旦は自身の裏切り行為を認め「和解書」の作成に至ったのに、後日A氏宛てに送った手紙で「和解書」の撤回と株取引による利益は「自分が考えて一人で稼いだ金」だといい出す始末の悪さだ。鈴木の金に対する執着心は尋常ではない〗(以下次号)