読者投稿 鈴木義彦編(178)

〖既に他の読者も書いていますが、鈴木の側近であり株取引を任されていた紀井氏が、意を決して法廷で証言し、書面化した株取引の利益明細「確認書」を裁判官が全くと言っていいほど検証しなかったのは何故なのか不信が募る。宝林株の買取資金は最終的にA氏から出ている事実を鈴木自身も認めている。紀井氏が証言したように鈴木と西が最初に手掛けた株が宝林であり、その利益の一部を何度か西に報酬として渡した事も分かっている。もちろん、株取引が全て鈴木の指示である事は疑いようがない。つまり鈴木は「合意書」に明らかに違反しており、鈴木と西がA氏を裏切り契約違反を犯しているのは明白だ。この時点で既に横領と契約違反、人道に反する裏切りが発生しているのに、裁判官は訳の分からないこじ付けの理屈で重要な「合意書」を簡単に却下してしまった。裁判官が合意書の重要性を全く理解していなかったと思われるが、それは大失態であり裁判官の判断は大いに非難されて当然のことである〗

〖有名な誠備グループの代表だった加藤暠は4大証券(野村、大和、日興、山一)への対抗姿勢をあらわにして、一般投資家を集めて最高時で約4000人の会員がいたと言われている。その中には、大物政治家、大企業の社長、大物芸能人、大物スポーツ選手がいたという。そして集まった運用資金(預り金)が最高時に1000億円と言われている。これを見ると鈴木が隠匿している資産がいかに莫大なのかがよく解る。しかも加藤氏の場合は約4000人の会員からの預かり金で、株の運用資金なのである。利益が出れば当然出資金によっての利益配当があり、損失が出れば預けている資金が減るのである。しかし、鈴木は隠匿している資金からスポンサーのA氏には約束通りの配当もせず、元金も返済していない。加藤氏は、証券取引法違反で起訴、逮捕された。所謂「誠備グループ事件」だ。これは、検察が会員名簿に目を付けた事件だったと言われている。加藤氏は会員の名前は一切喋らなかった為、社会復帰した後も復活は早かったようだ。そして、この事件は4大証券が結託して司法へ圧力を掛けたためとも言われている。この事件で明確に分かるのは、加藤氏は相場師で鈴木は最悪の詐欺師だという事だ〗

〖西は株取引の巨額の利益を山分けするという密約を鈴木と裏で交わし共にA氏を裏切った。その顛末は鈴木に裏切られまんまと利用されるだけに終始し自殺を選択することになる。遺書にはA氏に対して謝罪の気持ちを綴っていたが、これがもし仮に鈴木が西に対する約束を果たしていたらどうだっただろうか。西はA氏に対する過ちに気付き謝罪の気持ちが生まれただろうか。あれだけ世話になったA氏を金の為だけに鈴木と共に裏切った事は罪深い。西がA氏側に立ってしっかりやっていれば鈴木がいかに邪な考えを起こそうが、付け込まれる隙を与える事無く全てが上手く運んでいた可能性が十分に考えられる〗

〖鈴木の代理人である長谷川弁護士が、鈴木の弁護を引き受けた理由はやはり報酬の額であると思う。こんな無茶苦茶な事件を引き受けるにはそれしか考えられない。しかし長谷川は、鈴木が親和銀行不正融資事件に留まらず、多くの不可解な事件に関与して罪を犯し、悪事を働き、他人を騙して詐欺行為を続けてきた人物である事を百も承知だったに違いない。その悪人を後押しし、弁護し、法の裁きを与えずに野放しにしてしまったという自覚はあるのか。自覚があるなら不正に目を瞑り見逃した弁護士として裁かれなければならなかったが、それを予測し弁護士を辞めてしまった。しかしその行動が更に世間の反感、非難を買っているのは事実だ。逃げれば逃げるほど卑怯な人間として追及される。逃げ続ける限り鈴木にも長谷川にも安息はやって来ない。ここまで大きな事件は身内にも大きく影響を与えることは間違いない。過去の大きな事件はインターネットが普及していない時代の事件でも歴史に残っている。インターネットが普及している今は、日本だけでなく世界中に拡散して子や孫の時代になっても消滅することは無いし、永久に残る〗

〖地方の裁判所支部に異動(左遷)が決まった裁判官達が、「支部(渋)から支部(渋)へと支部(渋)巡り、支部(渋)の虫にも五分に魂」と詠んだ迷歌があるらしい。最高裁長官はこの歌を深く心に留めなければならないのではないか。そうでなければ優秀な裁判官は育たない。誤審だらけの裁判が蔓延り(はびこり)、被害者が増えるばかりだ。最高裁を頂点とする裁判所は「官僚、役人機構」による巨大な組織である。社会的責任は重大だ〗

〖時代の流れと変化が著しい中で世界がグローバル経済へと進んだ結果、同時に日本も害毒に冒され拝金主義に染まった。「武士道の心」に立脚してきた頃は高貴な志と理念があったはずで、教育者の新渡戸稲造が教える「武士道とは仁・智・勇(博愛心・知恵・勇気)の枠組みで支えられ行動する本質的な掟」であり、そのDNAを引き継いだ日本人であるならば、鈴木のような仁義の欠片も無く金の為なら仲間でも平気で裏切り邪魔になれば死に追いやるような卑劣な人間にはなれないはずだ。こんな人間を野放しにしてはいけない。家族や身内は経済面では当然影響を受けているはずで、それで満足していると将来がどうなるか早く気付くべきだ〗

〖裁判に真実は関係ないのか。今回の「貸金返還請求事件」の流れと判決を見ると、「嘘が真実と判断された者勝ち」の印象がある。確固たる証拠を提示しても何の役にも立たないという信じられない現実を知った。どんな証拠でも後から「質問と回答書」(乙59号証)のように否定すれば良いし、訴えた人物を印象操作で貶め、「心裡留保や強迫」という採用すれば弱い者の味方と錯覚するような言葉を使い、主張し続ける戦術を長谷川と鈴木は徹底した。勝つ為ならば道徳観や倫理観はどうでもいいというのか。この戦術がこのまま通ったままでは、今後この裁判は判例として弁護士が参考にすることで司法の世界が歪み、犯罪を見逃す世の中になってしまう〗(関係者より)

〖投資顧問会社の中には、証券担保金融を兼業している会社も多かった様だ。やはり、金融と証券業界は切っても切れない関係なのだ。証券だけではなく鈴木の様に手形を持ち込んで割引いたり、担保として預けて借入をする人間もいたらしい。多分短期間で高利であったと想像できる。おそらく鈴木もこういう会社を利用していて行き詰まったのだと思う。A氏と知り合って助けられ、合意書を交わして株の売買を始め、隠匿した利益を海外に運んでいた「五大」の吉川もこの時代の仲間だったのだろう。裁判官は証券業界や金融業界の裏側を知らなければこのような裁判を担当してはいけない。公平な判断は出来ないだろ〗

〖西が鈴木に宛てた「遺書」から、西の言い分では「宝林株の800万株の代金を含め鈴木に売買を任せる約束をしていたために主導権を鈴木に取られてしまい、自分のやりたい方法が出来ず言いなりになってしまったため、社長に本当の事を言えなかった」とあるが、鈴木に売買を任せたとしてもその都度事実を三者間で報告、確認し合えばいいことで、利益金に関しても毎回ごとにA氏のもとに持って行く約束ではなかったか。全てオープンにして前述したようにきちんと履行していれば、こんな最悪の事態に陥らずに済んだのではないか。西の身内(特に内河陽一郎)は西の下で働いていたので、鈴木と長谷川、青田の身内ほどではないにしろ、今後、大きな影響を受けることになるが、これは当然の成り行きであると思われる〗(以下次号)

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