読者投稿 鈴木義彦編④(119)

〖平成18年10月16日にA氏と西、鈴木の三者間で協議が行われ、鈴木がA氏と西にそれぞれ25億円を支払う旨の「和解書」が作成された。鈴木はA氏に対しては別途2年以内に20億円を支払うと口頭で約束したが、鈴木は西の言い方が気に入らないと言いつつ「和解書には記載しませんが、約束は守ります。社長、私を信じてください」と言ってA氏の了解を取り付けた。それまで約束をさんざん反故にしたうえに、邪魔になってきた西を自殺に追い込むような鈴木を信じてはいけなかった。ただ、この段階では、鈴木が前代未聞の卑劣な悪党であることをA氏はまだ実感していなかったようだが、A氏に限らずこんな人間が身近に存在していることを誰も想像すら出来なかっただろう〗

〖鈴木は、今回の株取引でも分かるように自分の名前を出す事を極力避け、記録や書面に残るものには神経を配っていたと思われる。その全ては後に問題になった時に知らぬ存ぜぬを通す為であり、また共謀者にも「知らない人物」と言わせる為であったのだろう。しかしそれだけ何にも関与していない人間が、今では1000億円以上ともいわれる資産を隠匿している事など、どう考えても有り得ない。それこそ裏で違法な行為を行っているという事である。今回の裁判では鈴木に関する不可解すぎる点や疑問視する点が山ほどあった筈なのに、一切解明されず検証もされず無理矢理に判決が下された。こんなやり方で下された判決を確定判決として受け入れる事など到底できる訳がない〗

〖志村化工株の事件で西は懲役2年執行猶予3年の有罪判決を受けた。西の残した記録によると、2005年(平成17年)5月10日にホテルイーストで鈴木と面談していた。鈴木と西はこの日と以降の面談で、株取引の利益配当金133億円の内、43億円相当の銀行小切手を香港で受渡しする約束をした。残額の90億円は後日海外のプライベートバンクに口座を作ってそこへ振り込むという事で合意したという。西の執行猶予が平成18年8月に明けるので、それ以降という事になった。西は、A氏に内緒で鈴木から30億円の配当金を受け取っていた事も後日判明している。西は鈴木との密約を実現させるために必死だったようだが、A氏を蚊帳の外に置いて利益の分け前の相談をするとは許しがたい連中だ。この2人は合意書違反で利益金を受領する権利を失くしていた。他人の物も自分の物も見分けが付かなくなるほど金の魔力に囚われていて、哀れというほかはない〗

〖鈴木は、西や紀井氏が共謀して国税や鈴木の関係者に株取引の実態や鈴木の犯罪疑惑を漏らした事が原因で当局が動いた為に、証券会社や金融機関などに鈴木の名前で口座が作れないと言っていたが、志村化工株事件で、鈴木が逮捕されなかったのは、鈴木が土下座までして西に頼んだとはいえ、鈴木の分まで西が罪を被ったからで、株取引の利益があったからである。東京地検が事件の主犯として鈴木を本命視していたが、当時、西の弁護を務めた石上弁護士が、西が鈴木を庇って鈴木のことを一切話さなかったことを疑問に思ったようだ。西が喋らなかったのは、鈴木が親和銀行不正融資事件で有罪になり執行猶予の身であったからだ。自分の不祥事を棚に上げて責任転嫁をするような鈴木の悪質な人間性がよく分かる。金融機関に取引をしてもらえないような人間の前歴をよく調べもせず、鈴木の主張を怠慢と身勝手な思い込みで鵜呑みにして、この重大な裁判を結審してしまった品田裁判長がこのまま済まされることではない。今後、日本の法曹界が世界中の恥さらしになるのは間違いない〗(多くの取材関係者より)

〖鈴木は裁判で「西はいい加減な人間なので西と同席で交わした書類は無効」と論外な主張までしたが、西は何と哀れな人間かと思う。こんな鈴木に、西は生前に金で操られ手足となって利用され、志村化工株価操縦事件では鈴木の罪を被り執行猶予付きの有罪判決を受け、死んでからも死人に口無しをいいことに鈴木側から「西が言っていた」ことと都合の良い事後処理役にされる始末だ。西の人生は鈴木に吸い尽くされたかのように思えてならない〗

〖コロナ禍やウクライナ紛争による異常な物価高騰で、日本国内での貧困問題も表面化している中で、職場を失った母子家庭の母親が食べる物にも困り、一日一食にしているという話は珍しくない。また公園の雑草を取って食べたりというニュースを見たことがある。こんな現実が起きている社会に、一方で人を騙して手に入れた大金で私腹を肥やしてきた鈴木のような人間がいる事は本当に許せない。鈴木が真っ当に働いたとか、正当に大金を手にした訳ではないからここまでの非難が集中しているのに、本人や家族は一体何をしているのか。沈黙を続けても、世間が鈴木の犯罪疑惑を忘れることなど有り得ない〗

〖品田裁判長は、是が非でも合意書を無効にして、鈴木を勝訴させる任務を負っていたのだろうか。そうとでも考えないと、この判決の辻褄が合わない。控訴審の野山裁判長も品田判決に同調したという事は誰にも納得できないことだろう。だとすると、莫大な1000億円以上という隠匿資金とタックスヘイヴン地域との関連性が影響している可能性は間違いないことになる〗

〖鈴木は、自分の腹心や仕事の協力者を何人も自殺、失踪に追い込んだワル中のワルだ。これ以上、世の中にのさばらせてはならない。例え多くの人を騙して1000億円以上を稼ごうが人間の心を失ったら終わりだ。鈴木みたいな大悪人が生き延びて大恩人を裏切って莫大なカネを隠匿している。被害者が訴えても裁判官が悪人の味方をするようでは世も末だ〗(以下次号)

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