〖香港で命を狙われた西は、鈴木の裏切りに対抗する為か、和解協議の場で「合意書」の破棄を頼まれた事を暴露し、鈴木に揺さぶりをかけた。西の思惑としては、二人で交わした利益金の密約を守らせる為であったはずだ。しかし、事ここに至っても尚、A氏を蔑ろにして、金に執着し素直になれない西も鈴木もどうしようもなく、器の小さい人間だ〗
〖鈴木は、株取引を実行するに当たって「合意書」契約を締結したことに特に注意を払っていたと思われる。鈴木はその存在を三者以外に知られないようにし、他に相談されないようにした。これは、あらゆる詐欺に共通する手法だ。鈴木はすでに「合意書」締結時に、証拠隠滅を考えていたと思われる。鈴木自身は手を下せないため、西に10億円の報酬で破棄させようと画策していた。その報酬の額から、いかに「合意書」が鈴木にとって不都合な存在かが分かる〗
〖アメリカの勢力が最盛の時は民主主義の思想が世界の大半を占めていたが、今や中国やロシアのような共産主義や独裁主義を支持する国が増えてきているようだ。自分勝手な理論で倫理に外れた行為を平気で行う国がある。他国の領地を侵害し、他人の物を金の力と暴力で略奪する。勿論、比較するのは見当違いだが、この裁判の鈴木のような悪党と同じ考えを持っている国を赦してはならない。世界もこれまでの正義が通用しなくなっている。我国も外交では微妙な立場に立たされているようだ。そして、法治国家でありながら忖度が優先され、法律が正常に機能していない。何事においても善悪を明確に出来ない優柔不断さが国民を不安に陥れている〗
〖裁判で鈴木側は和解書を無効と主張したが、裁判官がこれを認めた理由が全く不明瞭である。和解協議では強要はなかったことが明らかであり、鈴木の主張は虚偽以外の何ものでもない。品田幸男裁判長は鈴木側を支持するために不明確な法律の解釈を持ち出し、鈴木の勝訴を確定させた責任がある。この異常な判決を見直すのは当然であり、裁判所の責務である〗
〖鈴木は、西にA氏の事を聞く前にA氏の事を知っていたように思う。FR社の天野氏が、西の経営する「東京オークションハウス」の展示会場にスタッフを連れて行きオークション事業に興味を持ったと言って接点を作った。そして、西のバックにA氏がいることを知ったのだと思う。この頃の鈴木は、高利の借入の返済に追われ、会社も個人も破綻寸前だった。鈴木は、窮地を脱するために、あらゆる方法を模索していた。西は、A氏の援助を受けて会社の上場を目指していた頃で、マスコミを使ってオークション事業の喧伝に全力を注いでいて、業界で注目され始めた頃だった。鈴木は、そんな西をターゲットにしたのだと思う〗(関係者より)
〖鈴木はかつて親和銀行で逮捕される3日前にA氏から8000万円を借り受けていたが、その際には土下座し感謝の意を示していた。しかし、実際にはA氏を騙し裏切っていた。また、西が志村化工株の相場操縦容疑で逮捕された際にも、鈴木は西に土下座して「私の名前は絶対に出さないで欲しい」と懇願したが、自身の保身が確定すると、西を切り捨てにかかった。鈴木は頼み事をする際には土下座し、相手の情に訴えてあの手この手で気持ちを掴み、価値がなくなるまで利用する〗
〖3年の歳月をかけた鈴木の裁判は、下された結果を見れば誤審、誤判の域を超えた疑惑まみれの不当裁判だ。担当した品田幸男裁判長に疑惑の目が向けられている現状では、下された判決を鵜呑みに出来るはずがない。原告の証拠を見ただけでも、どちらの言い分が正しいか判断出来るというのに、判決結果は全く信用出来ない。真っ当な裁判官の元でやり直さなければならない〗
〖品田幸男裁判長による和解書無効の決定は不自然極まり無い。株取引における三者間で結ばれた合意書を無効にしたことで、必然的に和解書を有効にすることは出来ない。無効の理由は強迫や心裡留保で証拠も根拠も全くない。品田幸男裁判長は最初から合意書と和解書を無効にしたかったように思われる。審議は形式的であり、理由は説得力を欠いていた〗(以下次号)