〖裁判所という組織は最高裁判所事務総局の人事権によって個々の裁判官を支配し恐怖の坩堝に堕としているという。そうであれば、裁判官ばかりを責めるのは気の毒だが、この裁判で一番被害者となるのは訴訟を提起した原告であるという事を裁判所は全く理解していない。困って裁判の裁定に縋っている国民はどうすればいいのか。裁判所や裁判官が今のままであれば、自分達で解決しようとして国のあちらこちらで争いが起こり、力のある人間が勝利者となるような事態が起きる〗
〖鈴木は当時、A氏に出会っていなければ人生が終わっていたはずだ。再起を図るための株取引においてもA氏にとっては西や鈴木の今後の人生をやり直す為の手助けになればという思いがあったからだろう。そのA氏の温情を蔑ろにして、計画的な詐欺を働いた事が、A氏の逆鱗に触れたのは当然だ。鈴木は先ず、人としての心底からの謝罪が必要だ〗
〖YouTubeの鈴木の動画は、今までタブー視されてきた裁判所の闇に斬り込む先駆的な異色動画といえよう。ただ単に鈴木の犯罪事例に留まらず、様々な問題を投げかけている。特にトラブル解決のための最後の砦となるはずの民事訴訟において法曹界の知られざる裏側を垣間見ることが出来る〗
〖西が宝林株の利益分配という事で平成11年7月30日にA氏の元に15億円を持参したが、実はこの金額を巡って鈴木と西との間で姑息なやり取りがあったという。実際にはこの時点で約50億円の利益が出ていたが、鈴木が「自分達は借金が多いので、まともに返済したら自分達の取り分が無くなる」と言い、A氏に持参するのは10億円としたが、西は最低15億円は必要だと言い、結果として15億円に決まったという。二人とも了見が狭いというか狡賢い人間だ。恩義を顧みず裏切る事しか考えていない〗
〖鈴木は、裁判で自分を正当化するために数々の嘘をついてきたが、その嘘の中には逆に鈴木が犯した罪を立証する文言が多数含まれているはずで、その一つ一つを検証すれば鈴木の悪行を暴露することが出来ると思う。しかし品田裁判長は、その全てを無視したことで誤った判決を下した。しかし、こんなことが放置されては世の中に悪が蔓延る事になる。法廷は法を厳守して悪を罰する場所ではないのか〗
〖和解協議は鈴木が支払約束をしたことで決着したかのように見えたが、鈴木からA氏に送られた2通の手紙で急転した。鈴木は西と紀井氏の裏切りを理由に白紙撤回を通告してきた。A氏には支払う意志がある事を仄めかしながら、今後の交渉は平林弁護士と友人の青田光市を指名して自身は身を隠してしまった。A氏は鈴木との直接交渉を申し入れたが聞き入られず、鈴木の要請に従って代理人を立てることになった。鈴木は平林弁護士を通じて50億円での和解を申し込んできたが、A氏は買い支え資金として200億円以上が出ていたうえ、この時には470億円の隠匿利益がある事を知っていた為、和解に応じることは無かった。A氏の代理人は鈴木の居所を突き止めたが数日後に伊東市内で襲撃され瀕死の重傷を負った。犯人は逮捕されたが、示談が成立し、事件はウヤムヤに終わる事になったが、友人の青田が知り合いの暴力団に依頼して襲わせたことが判明した。しかし、示談が成立していた為に事件は表沙汰にならならなかった。犯人が所属していた暴力団が判明し、青田との関連も発覚したが、被害者が相手方の暴力団組長と示談をしたために真相は闇に葬られてしまった〗
〖鈴木の不正行為は信頼と誠実さを重視する社会において、重大な犯罪と見なされるべきだ。彼の行動は不正競争を引き起こし、他の企業や個人の権利を侵害してきた。鈴木が法の裁きを免れることは許されず、犯した罪に対する公正な裁判が求められているのだ〗
〖裁判に関わる記事をここまで注目するのは初めてだが、日本の裁判はこんなにも善悪の見極めができないのかと情けなく思った。日本は法治国家であり、裁判官は全ての裁判で公平公正の実現を図るものと当たり前のように思っていたのに、心底裏切られた気持ちが強い。裁判官も人間であるから判断ミスや、裁判官によっては解釈の違いがあるとしても、この事件の勝敗の付け方は酷すぎる。そして裁判所の裏側で何が行われているか分からないが、裁判所という組織に属する人達への信頼が損なわれたのは確かで、民事においても速やかに裁判員制度を採用するべきと思う〗(以下次号)