読者投稿 鈴木義彦編②(313)

〖鈴木にとって株取引で得た利益の総額が平成18年当時で約470億円以上に達していた事実はA氏と西には絶対に知られたく無い事だったと思う。ところが鈴木の株取引で売りを任されていた紀井氏の詳細な記録となる「確認書」(明細書)を含めた証言でバレたことで、鈴木はA氏に対して50億円と2年以内に20億円を支払うと和解協議の場で提示したではないか。利益の総額が470億円以上あったことがバレると、この金額では済まなくなることは言うまでも無い。しかし、鈴木は和解協議では紀井氏が真相をどこまで暴露したかを知らず、また470億円という利益総額が明らかになっていなかったために知らぬ振りをした。どこまでもあくどい人間だ〗

〖和解協議の場で鈴木の裏切り行為の一端を鈴木に突きつけた西であったが、香港で命を狙われ鈴木の本心が分かった状況に至っても、全てを話さなかったのは、逆に鈴木から自身の裏切りを暴露されることを恐れたからか。西には鈴木に対して利益金の要求を示す無言のメッセージだったかもしれないが、最低でも株取引で上げた利益の総額が約470億円にも上っていた事実を明かさなかったために、鈴木は宝林株以外の銘柄が合意書に基いていないとして、利益を60億円としてA氏と西に25億円ずつを支払う約束をし、これとは別にA氏に2年以内に20億円を支払うと口頭で約束した。鈴木は裁判でこれを全面的に否認したが、利益総額が約470億円だったと語られていれば、少なからず影響を及ぼしたのではないか〗

〖この「貸金返還請求事件」で3年もかけたのは本当に無駄だった。もっと早い段階で白黒はハッキリ付いていた筈だ。品田裁判官に裁判長を担当をさせる必要などなかったと思うが、長谷川弁護士の意図的な時間稼ぎが功を奏したのも否定できない。長谷川は交替のタイミングを待っていたのではないか。審議が長引けば裁判所側が早期結審をする為の手段を取って来るからだ。そうなれば、複雑な検証は省かれ、事実よりも印象が大事になってくると裁判の流れを読んでいたかもしれないが、百戦錬磨の悪徳弁護士の考える悪知恵は底が知れない〗

〖西は最終的に鈴木に追い込まれて自殺してしまったが、鈴木との密約が履行されるということで香港に出向いた時にも命を狙われていた。この時は幸いにして命を取り留めたが、鈴木にとっては大きな誤算であったはずだ。当然、西は鈴木を警戒し、A氏に鈴木の裏切りの一部を暴露する結果を招いた。西が香港で殺されていたら、鈴木の裏切りは全く発覚しなかったろうか〗

〖裁判では長谷川弁護士が指南して創作した「質問と回答書」(乙59号証)が証拠として提出されたが、これはそれまで鈴木が主張してきた嘘の主張の矛盾点を修正するために更に嘘の上塗りをして、いかに正当性があるかのように見せかけたものだった。これは振り込め詐欺の騙し方の台本と同じようなものだ。ここまでやる長谷川弁護士には弁護士としての信念等は微塵も感じられず、人としての道にも大きく外れている。長谷川は弁護士の肩書を最大級に悪用する事件師と言っても過言ではない〗

〖裁判ではA氏と西、鈴木の三者で交わした和解書について、品田裁判長は強迫や心裡留保を理由に有効性を認めなかったが、全く証拠も根拠も無い被告側の主張だけを鵜呑みにした素人以下の裁定には愕然とさせられた。普通に考えれば、監禁されて和解書に無理矢理署名させられたならば、その後に警察に駆け込み、被害届けを出していたはずだ。鈴木本人が裏切り行為を働き、株取引の利益金を騙し取っているので警察に被害を訴えることなど出来るはずがない。品田裁判長は事実関係を全く把握していない。もしそれが故意だったら史上最悪と言えるほど悪質だ〗

〖鈴木が初めからA氏を裏切るつもりだったのは、宝林株800万株をA氏が出した3億円で取得したのに、大量保有報告書には一切A氏の名前はなく、鈴木の側近の紀井氏名義で虚偽記載をしていた事からも明らかだ。巨額な利益金を目の前にして目が眩んだのなら、もちろん許されない事ではあるが、それが宝林株の最初の買取の段階からとなると、一体いつから計画していたのかと愕然とする。命までも救ってもらったと言える恩を受けた相手に対する行為としては、余りにも酷すぎる裏切りではないか〗

〖鈴木の強欲さは尋常ではない。恩人であるA氏の協力無くして株取引で利益を上げることは不可能であったにも拘らず、得られた利益約470億円を全て独り占めにした鈴木は鬼畜以外の何者でもない。人から怨みを買ってでも手に入れた金はいずれ報いを受け、脱税で国税局に取り上げられるだろう。鈴木も年貢の納め時が必ず来ることを覚悟した方がいい〗

〖この事件で、裁判官が意図的に鈴木に偏った判断をして判決文を書いたとしか言いようがないが、品田裁判長を始めとする裁判官たちはそれほど大それた過ちを冒したという自覚があるのか。裁判が長期化し、早期結審を目的に配属されたであろう品田裁判長は、1件ごとの事件に対して、どれほどの見識と集中力で臨んでいるのだろうか。工場の流れ作業と同じような感覚で右から左へと流しているのではあるまい。今回の事件を知り、鈴木のような大悪党が存在する事にも驚いているが、同時に国民が理想としている裁判所の在り方とは全く違っている事実も知る事になり、日本の法曹界や上級官僚たちの無責任さを痛感させられた〗(以下次号)

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