読者投稿 鈴木義彦編(386 )

〖鈴木は、この裁判で幾度となく嘘をついた。確かに、鈴木は悪知恵には長けているが、自分を過信しているところがあって、自分の失言に気がついていない場合も少なくない。A氏の代理人、中本弁護士がその点を追及していないのは何故なのだろうか。A氏が中本弁護士に弁護を依頼したのは不運だったとしか言いようがない。〗

〖裁判には原告側より多数の証拠が提出されており、その中でも「合意書』の有効性を裏付ける決定的なものも含まれていた。実際、鈴木の元で株取引の売り担当として従事していた紀井氏は証言と共に、株取引をした全銘柄の詳細な記録をまとめた「確認書」として提出していた。西もこれと合致する、鈴木から指示を受けた銘柄の取引記録をレポートに書き残していた。しかし品田裁判長は、これらを一切検証する事無く「合意書」を否定している。不可解な品田の裁定に誰もが納得いかない〗

〖A氏は、平成10年と11年のFRの決算時に西に頼まれて会計監査を免れるための協力をした。平成10年は鈴木が親和銀行事件で拘留中だったために、西と天野氏が代行してA氏に頼んだ。A氏は西と天野氏の依頼に応じて、預かっていたFRの約束手形13枚を監査が済むまで一時戻してやった。そして監査終了後には約束通りに手形が返却され、西を通じて天野氏から「お陰様で役員会議も会計監査も問題なく済みました。有難うございました」との感謝の言葉を受け取っている。問題は平成11年の決算だ。この時鈴木は保釈されているにも拘らず前年と同じように西を通じてA氏に昨年同様の依頼をし、確認書(債務完済)の発行まで依頼した。FRにとっては上場廃止に係わる重大な事項で、何より優先しなければならない事を自分で出向かず西に依頼している。訴状を読んで品田裁判長は鈴木の人間性をどのように見たのだろうか。鈴木は、裁判でこの日の事を「西に15億円を持たせて債務を返済し、手形13枚を回収した。そして、それを証する為に確認書も書いてもらっている」と主張しているのだ。我々読者でも鈴木の嘘が解る。そして、「質問と回答書」(乙59号証)では「西に代理権は与えていない」と主張した。流石に、品田裁判長はこれらの主張は認めなかったが、この様な嘘をつく鈴木の人間性は見極められたはずだ。しかし、合意書による株取扱の審議では、鈴木の質の悪い人間性を充分に把握していながら、それを忘れたかのような判断を繰り返して、最終的に鈴木の主張を全面的に認めて、A氏の主張を退けた。まるで、この裁判には被告が2人いて、片方は悪人で、もう一方は善人だと言っているのと同じではないか。全く辻褄の合わない判決だ〗

〖裁判では、A氏をプロの金融屋と言っていたが、A氏の場合は個人的に身近な人達に対して貸すだけで、生業として金融業を営んでいる訳ではなかった。鈴木の代理弁護士長谷川がA氏の社会的信用失墜の為に、この事を取り上げ、暴力団の手先である悪徳金融屋であるかの如く印象操作をしたに過ぎない。誹謗中傷もいいところで、逆に名誉毀損で長谷川弁護士を訴えてもいいのではないか。長谷川弁護士は自分たちの状況が不利な立場を逆転させる為に、問題の矛先をすり替え、捏造した理由で原告の個人攻撃に終始したのだ〗

〖和解協議には多いに疑問を持つ。A氏が鈴木を呼び出して合意書を見せてから、和解協議までの3日間、鈴木と西に何があったのか。鈴木と西はこの三日間に密かに会ってA氏にとって最悪のシナリオを作り上げたのではないか。その理由は、①鈴木と西の不自然で無意味な激しい口論、②鈴木が合意書を否定しながら60億円の利益を認めた事、③配当金の分配率のいい加減さ、④西が紀井から聞いた470億円の金額をA氏に言わなかった事、⑤買支え資金(経費精算)の話が出なかった事、⑥和解協議の帰路で鈴木が紀井氏に「100億円以内で済みそうだ」と電話している事等、これらをよく考えてみると、鈴木と西の「マッチポンプ」だった可能性が高い。3日間の時間があればこのシナリオを書く時間は充分だった。鈴木は、合意書が破棄されていない事についてかなり厳しく西を罵倒しただろう。西は、紀井氏からの情報を鈴木に激しく詰問した。この2人だけの場ではかなりの口論があったことは想像できるが、本題は何とかA氏を納得させる事だった。その仕上げが和解書作成だったと思う。そして、鈴木の恐ろしいところは和解後に西を排除するシナリオも出来上がっていた事だ。鈴木は和解協議後、平然とA氏の会社を訪問して和解金支払いについて打ち合わせをしているが、この話には西が入っていない。鈴木はこの時すでに、西と紀井氏の告発話をでっち上げ、まず支払いを留保しようとする作戦であったと思う。鈴木の悪知恵は底なし沼のようだ〗

〖100億円以上の親和銀行不正融資事件の主犯格として逮捕された後、保釈され出てきた鈴木は、あれだけ世話になったA氏に対して電話一本もかけず、挨拶にも出向かない恩知らずな人間で、西も西で、連帯保証になっているにも拘らず、何故鈴木に対して支払いの催促を促さなかったのか。二人は最初から組んで、FR社の資金繰りを名目にA氏から金を引き出すのが目的であったかもしれない〗

〖裁判所の内部事情は何故表面化しないのだろうか。ネットサイトの主催者の方々には失礼な言い方になるが、アングラ界とマスコミが動く表社会では世間の反応が段違いだと思う。他人のゴシップや、反社会的組織の情報を専門に記事にしている週刊誌でもかなりの購読数がある様だ。各役所とマスコミとの密約があるのかもしれないが、この様な闇がはびこる情報を記者クラブのあるマスコミが日常的に取材して報道するべきだ〗

〖西は「遺書」でA氏に対して後悔と懺悔を綴っているが、己の過ちに気付くのが遅すぎた。鈴木と出会う前から西には邪な気持ちが少なからずあったはずだ。鈴木と出会った事により、たがが外れて欲望を満たさんが為に鈴木の言い成りと化した。その西をも裏切り、自殺するまで追い込んだ鈴木は、非道極まりない悪党だ。西も成仏しきれず鈴木に取り憑いているのではないか〗

〖鈴木の様に他人を欺いて私欲を貪り、株売買の莫大な利益を隠匿している悪党を法律で裁いて、被害者に被害額を返還させるにはどの様な証拠があればいいのだろうか。今回の裁判の様に、被告の鈴木が嘘の証言を繰り返し、事実を認めず借用書や、約定書をすべて無効と主張する。その根拠や、証拠となる書類も無い。たとえあったとしてもその書類も被害者を騙して作成したものなのだ。被告本人の口答での主張と、弁護士の主張のみを裁判官が認定して判決を下し被害者の控訴が却下されるという事が罷り通るならば裁判所も裁判官も必要がなくなる。刑法に違反している証拠が無ければ被告人は罰せられないのか。高額な裁判費用は敗訴した方の当事者が支払わなくてはならない。こんな馬鹿げた事が現実で起っている。被害者は「盗人に追い銭」しているようなものだが、国がこれに加担している事になる。これは社会的な大問題ではないのか〗(以下次号)

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