読者投稿 鈴木義彦編(233)

〖裁判官は「(株取りに関わる)経過報告や協議がほとんど行われていない」等として合意書の有効性を認めなかったが、合意書には「乙(西)と丙(鈴木)は本株取扱いに於いて全てを甲(A氏)に報告するものとし、もし報告の義務を怠り虚偽の報告など不正の行為をした時には第2項(利益分配)の権利を喪失する」と明確に謳っている。つまり、経過報告や協議がほとんど行われなかった原因は、西と鈴木がその義務を怠り合意書に違反していたのであって、裁判官は合意書の有効性を認めないのではなく、違反した鈴木を追及するべきだった。そしてその原因がA氏を騙し裏切ることにあった為に、意図的に近づかないようにしていた鈴木の心理状態によるものであると、証拠をしっかりと検証すれば明らかになった筈だった。何もかもが裁判官の判断の誤りであり、特に合意書と和解書を無効にしたことは、明らかに公正性公平性を欠いておりA氏側にとっても煮え湯を飲まされる思いであったはずだ〗

〖裁判官は、自分の不都合で重大な証拠を軽視し排除したとしても責任を問われないという。正にこの裁判で、西が残した資料、紀井氏の証言、陳述書を無視したことがそれを証明している。原告を勝たせるも被告を勝たせるも簡単で、判決は何とでも書ける。敏腕な弁護士は、原告側であっても被告側であっても裁判官の出世に合わせた弁論展開や陳述書の作り方を模索しているらしい。被告の代理人弁護士の長谷川元弁護士の裁判戦術はそれを忠実に守ったことで被告を勝訴させている。民事裁判というのは公平な裁判を目指すのではなく、裁判官の出世競争の道具に使われているのか〗

〖今回の事件で、裁判結果と鈴木の悪行を知り、鈴木と同じくA氏に窮地を救ってもらった人達は決して鈴木を許せない思いだろう。A氏が鈴木に迷惑をかけた事など当然有り得ないし、鈴木に恨まれるような事も有り得ない。それなのに自分自身の強欲の為に大恩のあるA氏に対してここまでの裏切り、騙し、貶めの蛮行を繰り返した鈴木は最早人間ではないと誰もが思うだろう。A氏とは何の接点もない読者でさえも同じ思いでいる〗

〖品田裁判長は、事件の筋を考えず、理解できないまま片付けようとしている事が見え見えだ。どうすれば裁判を手際よく片付けられるかという事ばかり考えている。裁判所や社会の上半分を見て、強い方に拠っていこうとする情けない裁判官の事を「ヒラメ裁判官」と言うが、そういう情けない傾向が裁判所内で複数の問題を起こしているが、品田裁判長はその典型ではないか〗

〖裁判官の実態を知れば知る程恐ろしくなる。判決内容よりも要領よく事件を処理する事に一生懸命で、そういう裁判官の方が恵まれた道を歩いているという。ある若手裁判官はこういう先輩裁判官を見ると、担当した仕事に全力投球する気にはなれないという。また、余りに忙しく、よほど工夫しなければ判決起案に時間を割く余裕がないという。つまり如何に簡単に検証を行い判決文を書く事に時間を取るかという事だろう。また、中には判例を参考にするならまだしも、そのままコピーして使う裁判官もいるらしく、そういう裁判官は訴訟で争われている事実認定はどうでもよく、原告の請求を認めるか認めないかにしか関心がないというのだから、嘆かわしい限りだ。論理の組み立ては過去の判例をそのまま借用し、結論部分だけを変えればいいという裁判官が多いのは一体どうなっているのか。判決文が一般には分かりにくく抽象的な表現が多いのも頷けるような気がした。今回の品田裁判長による判決も鈴木側の主張をふんだんに採用しているが、少なくとも担当してから約1年間で判決まで持って行った事を考えると決して事件を深堀し、真実を見極めようとしたとは到底思えない〗

〖今回の裁判で思うのは、経験を積んだ裁判官なら容易に公正な判決を導き出したのではないだろうかという事だ。人間は、全ての事を知り尽くしている訳がない。裁判官の様に、様々な業界に関する事件を裁かなくてはならない立場に立つ職業は面倒だからと言って、知りもしない事を知った振りをして大事な事を判断してしまったら大きな間違いが起るのは当たり前だ。品田裁判長は、株の事、宝石貴金属の事、金融界の事にあまりにも無知なのにもかかわらず、充分な調査もせず知ったか振りをしてしまったことが誤審、誤判に繋がった。品田裁判官はまさに「しったかぶり裁判官」ではないか〗

〖鈴木はA氏に顔向けができない状況を自分で作っておいて、立場を逆手にとって強迫や心裡留保という精神面に拘わるこじ付けをして弱者を装っている。鈴木が言うような状況や背景が少しでもあれば、A氏は録音テープを証拠に出さないし、関係者も証言などしない。そして2通の鈴木の手紙が何よりの証拠である。おそらくこの手紙を裁判官は全く読んでいないと思う(もしくは故意に無視した)。再審では是非ともこの手紙を再度出すべきだ。鈴木がもし和解協議の場で本当に強迫を感じていたなら、「大変お世話になりました」「有難うございます」「人物的にも魅力を感じていました」「男として一目も二目も置いていました」などの言葉を手紙に綴る訳がない。代理人の長谷川や平林の影響も大きいのだろうが、いい大人が人としてやって良い事と悪い事の区別くらいは自分で付けるべきだ〗

〖裁判官は、自分は頭がいいという自惚れがあって、一般人を上から目線で見ているような気がします。判決文には難しい言葉が使われているが、それが逆に物事を曖昧にしているのではないでしょうか。確かに頭がよくないと司法試験に合格することは難しいでしょう。しかし、人間生きていくのに社会経験と司法資格のどちらが大切でしょうか。裁判官や検事になると公務員として身分が保証されます。コロナ禍の中でも生活は税金で保障されています。これは大きな違いです。余程の不正をしない限り退官しても弁護士や公証人として生きていけます。それだけ責任が重い事を自覚している人がどの位いるのでしょうか。自分の出世ばかりを考えて上司の機嫌ばかりを気にしている裁判官や検事が、昇格して、やがてこの国の法律を司る高級官僚になり、定年後は大企業の顧問弁護士に天下るのであればこの国の腐敗は無くならないでしょう〗

〖この裁判は、途中で裁判長が代わっている。人事異動などによる裁判官の交代は珍しくないらしいが、普通は4月の上旬に異動になるらしい。しかし品田裁判官は7月の中旬に異動になっている。穿った見方かもしれないが、長引く裁判を早期に結審したい裁判所の事情による異動だったのではないか。当然この事が事件処理に影響するはずだ。交代に伴い、まとまった数の事件が引き継がれるわけだから、事件記録の読み込みが十分に出来ないという事は必ず生じる筈だ。今回の鈴木の事件は検証されるべき事柄が多岐にわたるため意図的に省略されてしまったに違いない。まして品田裁判官が、早期結審を目的に配置されたとすれば尚更である。裁判官の交代により、事件を十分に把握しないまま判決が下されるような事は絶対にあってはならない〗(以下次号)

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