〖鈴木は、「質問と回答書」(乙59号証)で西と天野氏の自殺を利用して自分の不利になる事項を全て否定し、さらに、西から聞いたと嘘をつきA氏を誹謗中傷して、反社会的組織との関係を捏造し、裁判官のA氏に対する心証を著しく悪くしようとした。そして裁判官はその手に乗ってしまった。これは、全て鈴木の代理人長谷川弁護士が考え出した裁判戦略だ。長谷川の責任は弁護士を辞めたことで免れるものではない〗
〖鈴木は人生の中で「お陰様で」という言葉が頭に浮かんだ事があるのだろうか。人は誰でも大なり小なり人のお世話になり助けてもらって生きている。そしてその恩を殆どの人は忘れずに生きている。どんなに些細な事でも、してあげた方が忘れているような事でも感謝を忘れずにいる人も多い。鈴木は人生のどん底で救いの手を差し延べてもらったA氏に対して、頼む時だけ誠心誠意の衣を着て見せて、喉元過ぎれば全てを忘れ「お陰様で」という感情が全く感じられない。しかも恩を忘れるばかりでなく今もその恩人を苦しめ続けているという非情さは人間が持つ感情ではない。西に対しても志村化工株事件で庇ってもらいながら、保釈後に態度が一変し、その後も裏切るという仕打ちをしている。人に心から感謝出来ない人間には恩を受ける資格はない〗
〖弁護士会の会長は弁護士の選挙で選ばれるが、地方裁判所の所長も、高等裁判所の長官もそうではない。地裁の裁判所長も、高裁の長官も裁判官達の選挙で選ばれれば「上に行こうとする者が下の動向を窺う事」になる。そうすれば出世や人事異動ばかりに気を奪われ、公平な裁判が出来ない裁判官が減るのではないだろうか。とにかく裁判所の改革は早急の問題だと思う〗
〖鈴木は株取引で紀井氏に売却を任せ、利益金の管理は茂庭氏に担当させていた。そしてこの2人の間を遮断して情報が洩れないようにしていた。また自分は西を間に立たせてA氏との接触を極力避けていた。側近の天野氏には「A氏に会うな」と恫喝したりするなど、異常なくらいの警戒心は自分の悪行がいつどこからバレるかを恐れての対応だったのだろう。こういう人間とは一切関わりたくないものだ。そして危険と感じた人物を抹殺するという人の顔をした鬼そのものだ〗
〖最高裁事務総局こそが「権力の中枢」と言われる裁判所のエリート集団らしい。全国の裁判官の人事を牛耳り、判決にも睨みを利かせる。ある現役裁判官は「裁判官って、弱いんですよ。一人一人はただのサラリーマンですから」と言い、「だから当局に睨まれることなく、賢くやっていきたいという自信の無い裁判官が増える」と続けた。使命感の欠片も見えない言葉だ。これでは我々一般人がトラブルを抱えた時にどこに相談に行けばいいのか。善悪の判断は自分たちの手で付けるしかなくなり、世の中は無法地帯になる〗
〖個人が裁判を起こす事は、一生の中で一度もない人達の方が圧倒的だろう。裁判官にしてみれば日常に扱う数多くの事件の一つに過ぎないのだろうが、訴える側にとってはよくよくの事で、人生が掛かっている場合も少なくない。だからこそ信頼し正しい判断をしてくれるであろう裁判所に託すのに、今回のようなとんでもない結果にしてしまうと、裁判官に対する不信感と疑念が次々と湧いて来る。そして日本の司法に対する失望感が広がるばかりだ。何が一番大切か、自分達は何をしなければいけないのか、個人の立場に立って司法に携わる人達には襟を正して考えるべきだ〗
〖西の残した記録によると、「五大」の吉川某はある時期からSECにマークされ、パリに逃亡したらしい。何故吉川だけがマークされたのか、SECが調査すれば必ず鈴木の名前が浮かんだはずなのに、鈴木がSECに事情調査をされたという話は聞かない。これも不思議な事だ。鈴木の周囲で不可解な事が多すぎるのは何故だろうか〗
〖鈴木は宝林株で160億円もの利益を上げている。西は株取得の際にA氏から3億円もの資金を提供してもらったが、その後も他の銘柄においても株の買支え資金をA氏に協力してもらっている。160億円もの利益があるのなら、鈴木と西は何故その利益金から買支え資金を捻出しなかったのか。しかもA氏が出資した資金が全額株の買支えに使用していたのではないようだ。鈴木は自分で稼いだ資金ではないからお金の大切さが分からないのだ。A氏は金の成る木ではない。今でもA氏がどんな思いで融資してもらった人に返済を続けているか考えた事があるのか〗(関係者より)
〖西は、A氏に鈴木の借入を保証する発言をしたり、書類を差し入れることによって融資を容易にしている。西は、自分に保証能力も無いのに連帯保証までしている。これは、鈴木と密約済みでA氏を騙す為の共同作業だったのではないか。A氏は西を信用していただけに裏切られた怒りは半端ではないだろう〗(以下次号)