〖最高裁判所の中に「事務総局」という部署があって、エリート官僚ばかりが所属している。この部署が裁判官を統制、管理している部署なのだ。官僚とは「国の為に働く善良な人」というイメージがあるが、実際にはそうではないようだ。旧態依然とした腐敗組織の裁判所にあって一番の権力を持っているといわれている。裁判官はこの部署から発令される指示には逆らえない。上命下服、上意下達の権化なのである。意に沿わない裁判官は、モラルの高い優秀な裁判官であっても出世の道から排除されることになる。従って、品田裁判長のような信念のない裁判官ばかりになってしまう。その部署の意向にさえ従っていれば30年間の長期にわたって身分が保証されるそうだ。鈴木の裁判のような不公正不公平で、不条理な判決が下される原因がここにあるのではないか〗
〖長谷川と鈴木がでっち上げた「質問と回答書」(乙59号証)では、鈴木が平成14年3月頃にA氏から呼び出しを受けて会ったとしているが、そうであればA氏には鈴木に聞かなければいけないことが沢山あったはずで、西が逮捕された直後だけに志村化工株の取引に関わる経緯、さらには債務の返済に関連しても例えばピンクダイヤと絵画、時計のことや手形に関わる公正証書の作成の件も聞いたはずで、同書面に書かれた内容は鈴木の嘘を追認するためだけのことで全く整合性がない。しかもA氏は鈴木の携帯電話の番号を知らず、まして紹介者の西を飛び越えて鈴木に連絡することも有り得ない。これが全くの作り話であることは一目瞭然で、それを知ってか知らずか、A氏の弁護士が何の反論もしないのは弁護士の資格なしと言わざるを得ないが、長谷川は今までにも同様のやり方をしてきたとしか思えず、恥と思わないのか。反省だけで済む話ではない〗
〖和解後の交渉の代理人に就いた平林弁護士がA氏との初対面で「社長さん、50億円で手を打ってくれませんか、それであれば鈴木はすぐに払うと言っているので」と言い、A氏に即座に断られると、その後は態度が豹変した。もう一人の代理人となった青田は、当初は「A氏に土下座してお詫びをしてからA氏と話をしたい」と紀井氏に言っていたが、状況が逆転したと思ったら、今度は謝罪するどころか嘘のつき放題になった。さらに裁判で長谷川は鈴木の主張が要所で辻褄が合わないために、その整合性を調整しないと勝てないという判断から、鈴木との蜜な打ち合わせをしたはずだ。それが「質問と回答書」だ。結果を見れば分かるはずだが、そこではA氏を反社会的勢力の金を使う高利の金貸しと言っているが、実際には年15%の金利であり、平成9年10月15日に鈴木が3億円を借りる際に持参した借用書には鈴木自身が年36%と書いていたが、後日、A氏は西に頼まれ年15%にしてあげた。鈴木は西を代理人に頼んだことはないと言っているが、これも全くの嘘で、鈴木のような人間に金を貸す人間が他にいるはずもなかった。さらに乙59号証では西から聞いたとして「払わないと家族まで殺される」などと鈴木に言わせている。長谷川は弁護士の立場でよく書けたと思う。辞職しても責任はどこまでもついて回るのは当然で、子供や孫にも影響が及ぶ〗
〖日本の裁判制度は三審制で、一審判決を不服として控訴出来る仕組みになっている。だが現実は名ばかりで、二審として独自の審議をせず、一審判決をそのまま採用する、要は怠慢なシステムに成り果てている。高裁は見せ掛けだけの、裁判所のピラミッド型組織の階層を表しているに過ぎない。高裁の裁判長は定年を前にして楽をする事しか考えないという。裁判官も所詮同じ人間であり、時には一般人の方がより信念を持って仕事に当たっているのではないか〗
〖西がA氏から出して貰った買い支え資金を流用し別の投資に使ったりカジノや料亭遊びなどの遊興に息子の内河陽一郎も一緒になって散財していた事実が判明している。陽一郎がそうした西の浪費に加担していた事に後ろめたさを感じているとは思えないが、陽一郎は未だに西が鈴木から裏切られ追い詰められた挙げ句に自殺した、その無念さを一番分からなければいけないはずだ。A氏以外にあった父親の債務約4億円も全てA氏に解決してもらい、A氏が見る前に遺書まで見せてもらっておいて、自分と西の妻宛の遺書を見せると言いながら未だに見せないのは自分勝手すぎないか。陽一郎が果たすべき責任は多々あるはずだが、最低でも秋田の別邸の買取と遺書を見せることだ〗(関係者より)
〖裁判史上で、長谷川が鈴木を弁護するためとはいえ「質問と回答書」(乙59号証)のように嘘八百をでっち上げて創作した問答(陳述書)が法廷に提出された事があっただろうか。前代未聞ではないか。長谷川がここまでする裏には鈴木との高額な成功報酬の約束があったからに違いない。確かに長谷川の弁護には必死さが窺えるが、それは弁護士としての職責からくる物では無く、高額な報酬に魅せられた邪な考えによるものとしか思えない〗
〖品田裁判長は鈴木が隠匿している資産については全く触れようとしなかった。まるで訴外の問題のような扱いだった。1000億円以上という隠匿資金の額はともかく、株売買での利益を独り占めして隠匿している事は周知の事実なのだ。この事実から眼を逸らしていては裁判にならない。裁判長が事件の核心から現実逃避する事など有り得ない。この有り得ない事を最後まで改めなかった理由は何だったのか。それは、合意書を無効にしてしまったために自らを雁字搦めにしてしまったからに違いない。そうでもしなければ、今後の出世は見込めないとでも思ったのか、本当に浅はかな発想だ〗
〖鈴木と西が宝林株の取引を始めたのは、鈴木が親和銀行事件で逮捕起訴され保釈中の身であった時だが、確かに鈴木は自由に活動することはほとんどできなかった。それで、西が全て交渉したからこそ宝林株を取得できたはずだ。それにもかかわらず、鈴木が自ら宝林株の取得に動いた、と主張した点を裁判官はおかしいとは思わなかったのか。しかも、A氏を巻き込んで「合意書」を交わした後の株取引でも、鈴木は刑事被告人として検事や裁判官の眼を逃れるために西を前面に立て、紀井氏や茂庭氏に株の売りやペーパーカンパニーの管理をさせた。そうした事実に裁判官はまるで目を向けていないのも不可解であり、裁判官としての仕事を全くしていない〗(以下次号)