〖西は、志村化工株では鈴木の指示通りに大量の買いを入れ続けたせいで、東京地検に相場操縦の容疑で目をつけられ最終的に逮捕されるに至ったが、地検の本命は鈴木だった。しかし鈴木は西が庇い通したお陰で逮捕を免れた。逮捕前の西に対して、鈴木は土下座して自身の保身を嘆願し、株取引による利益の山分けを確約したが、自分に累が及ばない事を確信すると、態度が一変し、西を切り捨てにかかるという冷酷な本性を表した。鈴木はとことん信用出来ない極悪人で忘恥者だ〗
〖現状の日本の裁判制度には不備があり、特に民事訴訟においては、刑事事件では認められていない伝聞証拠、いわゆる「又聞き」の証拠であっても自由心証主義の観点から証拠として採用される。しかし、これは捏造が可能で、宣誓した証人以外であれば偽証罪に問われる心配もない。狡猾な長谷川は当然熟知していたはずだ〗
〖品田裁判長は、紀井氏の証言や西の残したレポートと遺書、そして、A氏側が主張した天野氏との面談内容を重要視することがなかった。これらには、鈴木の嘘が満載されているからだ。鈴木もこれらを追及されると自分の悪事が暴露され、これまでの嘘が発覚するし、平林弁護士や長谷川弁護士も手の施しようがなくなったと思う。品田裁判長は西と天野氏がこの世にいない事を利用して鈴木を守り切ったのだと思う。鈴木側と品田裁判長は共犯と言えるのではないだろうか〗
〖合意書の締結は西と鈴木の提案だった。鈴木は「西の言う通りにしただけで、3人で株の話をした事がない」とまで嘘をついていて、A氏が宝林株の購入資金を出したことまで否定した。こんな人間が存在していいものなのか。宝林株の売買で思わぬ利益を得た事で人間が変わってしまったのならばまだしも、鈴木の場合は最初からA氏を騙す思惑で、自分が利益を独り占めするために練り上げた策略だったと思う。そういう鈴木の卑劣な悪行を支持した品田裁判長の判決には到底納得できない。「どこに目と耳を付けているのだ」と言いたい〗
〖裁判が、証人による証言や証拠類をもとに真実を探求して紛争の善悪を見極めていくのは万国共通ではないか。今回の鈴木の裁判を担当した品田裁判長は、原告側の証拠や証言は一切検証する事無く判決を下している。裁判の基本的セオリーを根底から無視した品田の裁判長としての評価は論外である。法治国家としての日本の信用失墜に繋がる大問題だ〗
〖クロニクル(旧FR)の天野氏も西と同様に死亡して、裁判に重要であった証言が得られなくなった。手形の一時的な戻しに関わる平成10年と同11年のFRの決算や、鈴木が販売委託で持ち出したピンクダイヤの念書等について、鈴木がA氏に13枚の手形を発行して融資を受けていた事情を詳しく知っていたのが天野氏と西だった。そして、鈴木が合意書に基づいてA氏の資金支援で実行された株取引で莫大な利益を上げていた事実も天野氏は承知していた。どれもA氏が天野氏と面談した際に確認している。鈴木は天野氏が死亡したことを利用して全てを否定した。裁判官はこうした経緯には一切触れずA氏側の主張を認めなかった〗(関係者より)
〖鈴木のような人間には何を言っても聞く耳はないように思う。その気持ちがあれば、A氏に謝罪する機会はいくらでもあったはずだし、そもそも、これほどの裏切りをやることも無かった。鈴木にはトコトン制裁を加えて、しっかり罪を償わせるしかない。そして、鈴木の犯罪に加担した青田も長谷川(同じく土屋法律事務所)も、平林も杉原も相当の罰を受けなければならない。1000億円以上というとんでもない金を隠匿して、その利益を貪っている罪は、当人たちだけでは済まず、家族や身内を巻き込むほどの深刻なものであることを実感するに違いない。鈴木の関係者は、自身の欲のためにやったことで、再審で解決するしか道はない。さもなければここまでの事件は人々の記憶に永久に残るはずだ〗
〖A氏は、困っている人が助けを求めてくれば見過ごせない性格なのだろう。そしてその人を疑わない。幼少の頃からそんな家族の中で育ってき来たのだと思う。A氏の生家は「仏」という屋号がついていて地元では崇められていたそうだ。西は長い間A氏の側にいてそんなA氏の性格を知っていて、自分もA氏に援助してもらっていたのだ。鈴木の事を話せばA氏が黙っていられない事を知っていながら鈴木を紹介した裏には西の悪質な思惑があったと思われる〗(以下次号)