読者投稿 鈴木義彦編②(366)

〖裁判では、本来争われるべき株取引の問題が完全に抜け落ちてしまった。品田裁判長が「合意書」を不当に無効にしたのが、裁判の早期終結にあったのであれば、株取引の問題は裁判を長引かせる大きな要因になっていたのかも知れない。株取引で要となる「合意書」とそれに付随する「和解書」の存在を無効にすることが品田裁判長にとっては重要だった。判決の「合意書」を無効とする理由も敢えて専門的な言葉を並べ立てて、一般人には理解し難い内容になっている。「合意書」のアラを探し強引にでも無効にしたい品田裁判長の苦悩が判決に表れているようだが、それこそ公平性や公正性を大きく損なうもので、裁判所の信頼を大きく傷つけるものだ〗

〖鈴木や長谷川達関係者は、これまでの悪行が本人達の問題に留まらず家族や身内を巻き込む事態に発展しつつある。A氏を含め今まで鈴木から騙され裏切られてきた人達の恨みを解消することを真剣に模索しないと、家族共々悲惨な結果になることは火を見るより明らかだ。鈴木は借金苦で地獄を這いずり回っていたとき、A氏のおかげで救われた。それは頭上から垂れてきた一本の糸に縋り上る事が出来たようなものだった。ところが、糸を垂らしてくれた恩人を卑劣な手段で騙し裏切るとは、あまりにもあくどさが過ぎる。鈴木は今も糸を上り続けているように思うが、このままでは糸が切れて、再び奈落の底に突き落とされるのは間違いない〗

〖鈴木がA氏から融資を受けるに当たっては、西が同行してA氏の事務所を訪れていたが、次第に西だけがA氏の会社を訪れるようになり、横着にも鈴木は電話でお礼を言って済ませるようになった。特に株取引が開始されてからの鈴木は、多少の後ろめたさを感じていたとは思うが、平気で借入金や買い支え資金を持ち帰っていた西の気も知れない。西を裏切らせてフルに操った鈴木のあくどさは底知れず、強欲の皮を突っ張らせた餓鬼そのものだ〗

〖民事裁判では、提出された証拠を調べるかどうかは裁判所(裁判官)の判断に委ねられるが、基本的に原告や被告の申し出がないまま証拠調べをすることが出来ない、としている。証拠調べの結果から事実があったかどうかを認定する過程では、証拠の事実を証明する力の評価は、裁判所(裁判官)の裁量にゆだねられているともいう。つまり、民事裁判では、裁判官の心証や裁量が判決に大きく左右するということだ。判決が全て公正公平で真実であるとは言い切れないという事になる。当事者の一方がどうしても納得できない判決が出た場合は、裁判所は再審請求を正当に受理するべきだ。裁判所の権威を保つために再審のハードルを甚だしく高くしているのは、裁判官が誤審誤判を冒している事実を認めているからこそだ〗

〖長谷川元弁護士が鈴木の代理人としてやった事は愚かな犯罪ではないか。鈴木を弁護したかに見えたとしても、鈴木の悪事を消すことはできず、偽証や相手への誹謗中傷、裏取引で誤魔化すしかない。そして、長谷川がそこまでやる目的もまた、裏で受け取る違法な高額報酬だ。もし長谷川元弁護士が弁護士を辞めず今も現役であったなら、懲戒請求どころか刑事告訴されても当然だった。本人もそれを十分に自覚して弁護士を辞めたに違いない。しかし、それで安心出来ると思っていたら大間違いだ。鈴木と同様にどこまでも逃げる積りならば、未来永劫にわたって追われる身となる。鈴木に対する裁きがされない限り終結するものではない〗

〖鈴木は強欲の一方で弱い人間だと思う。それは、自分自身に罪の意識があるからで、今現在も人前にも出て来られないでいる事が何よりの証拠だ。鈴木は宝林株である程度の利益を上げる自信はあったかもしれないが、最終的に約160億円もの巨額になるとは予想していなかったと思う。それで、利益を生んだ時点で海外への隠匿を加速させた。だが、今までのように何事もなく過ぎて行くことなど有り得ない。これからも逃げ続ける事ばかり必死で考えるのは無理であり、全てを失うのが目に見えている〗

〖鈴木と長谷川が嘘で固めた「質問と回答書」(乙59号証)は、鈴木側に証拠がない為にA氏が提出した数多くの証拠を否定する作戦で作られた。長谷川はA氏側の主張や証拠を示し鈴木に否定や言い訳をさせている。こんな子供騙しのような内容でもA氏の代理人の中本弁護士が反論しなければ通ってしまうのだ。結局A氏がせっかく提出した証拠類も、この陳述書によって否定され、裁判官の印象に大きく影響を与えた可能性が高い。どうせ噓だから大丈夫と中本弁護士は油断したのか、少なくともハッキリと1項目ごとに否定反論するくらいの緻密さが不可欠だった。長谷川と中本や戸塚の裁判への取り組みは、能力や経験だけでなく姿勢そのものにあったと思う〗

〖冤罪や誤審は裁判官が悪いのではなく、裁判所の組織が腐敗しているからではないかという疑いがある。原発の再稼働をめぐる訴訟では、時に稼働差し止め判決が出て大きなニュースとなるが、多くの裁判官が稼働容認の方向に流れ、福島での大惨事を経験した教訓が顧みられることは少ない。原発の稼働差し止めや再審開始の決定、あるいは基地訴訟などの判決内容で裁判官が出世の道を閉ざされ、地方を転々として冷や飯を食わされる事も珍しくないようだ。これが冤罪や誤審誤判の温床になると言われている。これでは、裁判官を目指す優秀な人間が減少するのは当然で、人員不足から裁判官一人ひとりの担当事案が増え、さらに冤罪や誤審誤判につながるという悪循環が大きくなる〗(以下次号)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です