読者投稿 鈴木義彦編②(337)

〖鈴木のように常に自分の事しか考えていない人道を知らない奴に、智とか情とか言っても無駄だ。人間同士の付き合いには相手次第の一面があると思うが、知恵や理屈だけで割り切っていると人間関係にひびが入るし、情を掛けるのも程々にしないと自分の足元を掬われる。裁判の判決を見ると、品田裁判長は知恵や理屈を身勝手な思い込みで悪用し、鈴木は相手の情に付け込んで自身の強欲を満たそうとした。こんな連中には、痛いとか熱いという事を体に感じさせないと性根が治らないと思う〗

〖株取引で紀井氏が使っていた事務所に1箱に3億円が入った段ボール箱が20個近くも積み上げられていた事があったという。これだけでも60億円の現金になる。鈴木は証券担保金融の吉川某やスタッフとして雇っていた元山一証券出身の茂庭を使って、これらの金を海外に移動させていた。親和銀行への和解金約17億円を始め、西が受け取った30億円の利益配当や合意書を破棄するための報酬10億円もこの中から支払われていたと思われる。A氏を蚊帳の外に置いた鈴木のやり方は到底許されるものではないが、借りたものは返すという基本的な考えが鈴木にも西にもないから、それが平気でやれる。仕掛けた株取引で利益が必ず出るとは限らないにしても、合意書の約束通りにA氏に借金を返済しても、鈴木と西の手元には十分に利益が残っていたはずだ〗

〖鈴木も西も、自分が同じ目に遭わないと相手の心情を共有する事が出来ないほど、人を騙す事を何とも思わない人でなしだ。信用している相手に騙されたり裏切られたときの衝撃は、その後の人生にまで大きく影響する。常に最悪のケースを想定して置かないといけない、ということであれば、実害ともども受ける被害は少なくて済む。コロナ禍やウクライナ紛争等でインフレが加速している中で、大なり小なり詐欺事件が今まで以上に横行しているようだが、警戒心は常に必要と思う〗

〖証券会社課長から西に舞い込んできた宝林株800万株の譲渡話がきっかけになって、株取引の知識に長けた鈴木は利益を独り占めにする計画を練ったに違いない。手に入れた宝林株の大量保有報告書を金融庁に提出したのが、平成11年6月1日で宝林株を取得した翌日だ。「合意書」の締結の約1ヶ月前である。宝林株取得資金の3億円を出したのはA氏であるが、金融庁に提出された書類には紀井氏の名前を無断使用していた。それに、誰が株取引をしているかを分からなくすることと、利益を海外に流出させて隠匿することも想定して外資系投資会社を装うペーパーカンパニーを用意した。鈴木はこうしたノウハウを宝林株取得の当初から駆使していた。酷く悪質なのは、A氏から買い支え資金を支援してもらう時や西が15億円をA氏の所に持参した時点で、A氏には一言も話さなかったことだ〗

〖宝林株で予想外の利益が出たことで、西は鈴木に籠絡されて共にA氏を裏切りながら、鈴木に利用され、挙げ句の果てには自殺に追い込まれた。西には同情の余地が少しはありそうだが、元々が西自身もA氏に100億円以上の借金があり、金目的でA氏に擦り寄っていた節が見られる。多分鈴木にそういう所を見透かされ付け込まれたのではないか。宝林株の利益を前にして鈴木は「これを社長に渡したら、自分たちの手元には何も残らない」と西に言って、西の気持ちを揺さぶり、「2人で山分けしよう」とまで言ったという。強欲に取り憑かれた鈴木が最悪の魑魅魍魎だが、西には冷静になる機会が何度もあったはずだ〗

〖天野氏は京王プラザホテルの客室で首を吊ったというが、そこまで本当に追い詰められ自殺する動機や理由が見当たらない。自殺直前のクロニクルの第三者割当増資でJOFの霜見誠が株の受け皿になったことが関係していることはほぼ間違いないと思うが、そうであれば、鈴木が天野氏の死に関与していたことは間違いない。いつの頃からか、天野氏は鈴木をクロニクルから排除しようとしたようだが、それが鈴木の逆鱗に触れたと考えるのは、さして不自然ではないと思われる〗

〖A氏から株取引の資金支援を仰ぐ際に、鈴木は「これまでに20億、30億の授業料を払ってきたので、絶対に自信があります」などと一人で熱弁を振るってA氏を説得した。その結果、合意書が作成され、その後の継続的な買い支え資金が約束された。A氏がその約束を守り株取引が実行されて、利益も総額で約470億円にもなったというのに、鈴木は合意書を「忘れた」の一言で済ませてしまった。裁判では「西の資金繰りに協力して合意書に署名したが、その後にA氏と株取引はしていないし、話をしたことも無い」と主張した。西に「鈴木は都心の1DKのマンションで頑張っている」等と言わせて極力A氏と会うのを避けておいて、よく言えたものだ。鈴木のあくどさは度を越していて許しがたく、西の裏切りが大きかったとしても、鈴木の極悪ぶりは底が知れない〗

〖裁判に鈴木が勝訴した事で、鈴木が弁護士たち、特に長谷川には億単位の報酬を払ったに違いない。しかし、金の出所は鈴木がA氏を騙して隠匿している株取引で得た利益金だという事は間違いないので、全てが無申告の裏金だ。仮にも実体のない外資系投資会社の名義で支払われることはないだろうが、弁護士達はどの様な処理をしたのだろうか。非常に興味深いのは、長谷川は報酬が特別高いことを自認していたおり、鈴木の犯罪疑惑を隠蔽するために自身が共犯関係にまで陥っていることで、さらに脱税も加わる可能性が高いということだ〗(以下次号)

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