読者投稿 鈴木義彦編②(293)

〖鈴木の弁護団は、法廷でA氏と鈴木の出会いの経緯に一切触れていない。鈴木が個人も会社も破綻状態に陥っていた事にも知らぬ顔をしていた。「世の中に有り得ない」程の援助をA氏が何故したのかを検証すれば、この問題の答は簡単に導き出せる。鈴木が泣きながら土下座し、「このご恩は一生忘れません」と言った事実を鈴木の弁護団は知らないとでも言うのか。鈴木は被害者ではなく、加害者だという事を念頭に置いて弁護をしたのだろうが、もし、全ての事を知っていて弁護をしていたのなら、お前たちも犯罪者であり、人非人だという事になる。近い将来に全員が懲戒処分の対象者になり、弁護士資格を剥奪されることになるだろう。長谷川はそれを察知して自らバッジを外したが、それで済む訳がない。長谷川は鈴木異常に悪党の一面を持ち、高額な報酬(裏金)は鈴木の犯罪収益の一部だということを忘れてはいけない〗

〖鈴木と西の株取引のスタートは宝林だった。合意書の銘柄欄が空白だから不明だと言うなら、なぜ鈴木は宝林株を売ることができたのか。西がA氏に懇願して平成11年5月末に宝林株の取得資金3億円を出してもらった事実はもちろん、合意書を作成してA氏が買い支え資金を出した事実、さらに紀井氏が宝林株を売ることができた事実、宝林株で利益約160億円を獲得したからこそエフアールやエルメなどの銘柄を仕掛けて行くことができた事実等、挙げれば揺るがない事実がいくつもあるのに、品田裁判長は合意書が無限定で書面としての体をなしていないと切り捨てた。しかし、裁判所内でそのような判断には全く整合性がないことに気が付かない裁判官はいない〗

〖この裁判では、和解協議での鈴木について「心裡留保」が適用され和解書の無効が成立した。これは法律の抜け穴だと思う。これは「精神状態が正常でない中の行為で、本人の意志ではなかった」という意味のようだが、裁判官の独断でこんな裁定が通用するならば、どんな犯罪でも罪に問われることが無くなる。殺人事件の裁判で弁護士が「精神鑑定」を要求することがよくあるが、人間が他人を殺そうとするときや自殺をしようとする時に、精神が正常であるはずはないと思う。鈴木の和解協議に臨む経緯や、その場での言動を検証すれば鈴木は「自分の嘘がバレない様にすることに必死」だったことが明らかで、絶対に精神異常状態ではなかったことが分かる筈だ。民事裁判での加害者が、自分の嘘を隠そうと必死になる行為が「心裡留保」に該当し、被害者の主張全部が却下される裁判など、余程の証拠がない限りあり得ない事だと思う。被告の唯一の物的証拠は平成11年9月30日付の「確認書」しかなく、しかもこれさえ鈴木の主張がウソであることは誰の眼に分かるほど証拠にはならない〗

〖品田裁判長は、株取引に関わるA氏側の主張や証拠を何ら検証もしなかったが、それは合意書と和解書を無効にする結論を導くためだった。ここまで大きな裁判の判決という重大なことで、鈴木と長谷川、平林が構築した嘘偽の主張を採用したのはおかし過ぎる。そのために障害となる証拠や証言をことごとく排除したも同然だ。西は東京オークションハウスやその前のブラックマンデー等で出した損失等でA氏からの債務が116億円になっており、また西は株取引でA氏が出した買い支え資金207億円を合わせた323億円の債務を平成14年6月20日付で承認した。西は株取引の利益約470億円より1割の手数料を東京オークションハウスで受け取るほか1/3の分配分を合算した137億円5000万円(経費を差し引いた数字)をA氏に債権譲渡した〗(関係者より)

〖品田裁判長は、合意書に基いた株取扱に関する鈴木の主張を全面的に認めた。この判定の根拠は希薄、というより矛盾だらけで、確固たる証拠も存在しない。ただ一つ考えられるのはA氏の弁護士が適格な反論をしなかったことだったのではないだろうか〗

〖鈴木は借金の返済で額面の1/10、1/20にするというが、平成11年7月30日付の15億円、平成14年12月24日付の10億円で返済の約束を果たしたとでも思っているのだろうか。しかし15億円は株取引の利益分配の一部で、鈴木が債務返済に充てたのは5億円(A氏から心遣いで5000万円を受け取っているので実際には4億5000万円)しかなく、10億円についても元金40億円超の債務(年利15%で計算)から減額する前提が鈴木の嘘や騙しであったことに加えて、合意書に違反して利益を独り占めにしたことから、A氏は当初は10億円を返済金として扱ったが、その後には株取引の利益分配の一部であったことが明白になった。約束を反故にしてでも返済(利益分配)を免れようとする鈴木の発想は人間関係の原則を度を越してはき違えている。責任は鈴木にどこまでも付きまとい、逃れようはない〗

〖この裁判で、事実は鈴木がA氏に対して25億円という現金を支払った事だけだった。この事についてはA氏も認めている。しかし、25億円の目的や支払時期、支払った原資についての審議が全くされていない。鈴木は、この25億円の金額を二重三重に利用して嘘の主張をした。まず15億円は債務返済分と言い、残る10億円は手切れ金とか贈与と言っているが、品田裁判長は全額を鈴木の債務返済金と断定し、確定日付印のある借用書について何の審議もせず、25億円の出所も追求せずに株取引との関連を断ち切った。鈴木の言い分とも一致していない。この裁判は品田裁判長の自作自演で終わったことになる。ここまでして鈴木を擁護した品田裁判長の必然性は何処にあったのだろうか。どうしても納得がいかない〗

〖鈴木は親和銀行事件で逮捕される3日前に、土下座しながら涙を流して、A氏に「この御恩は一生忘れません」と言ったことを忘れたとでも言うのか。逮捕される3日前とは平成10年5月28日だから、普通ならそういう切羽詰まった時の言葉を忘れるはずはない。鈴木は相手を騙すために、いつでもどこでも言うに違いない。A氏も鈴木がそこまでワルだとは思わずに関わっていたのだろうが、本性を隠すことも鈴木のノウハウで、そのために自殺したり不審な死を遂げたり、あるいは行方知れずになったりする人間が続出したのを考えると、鈴木は本当に恐ろしい人間だ。いや、人間とは言えない〗

〖A氏と鈴木の問題は、鈴木の言うままに援助し続けたA氏と、約束を全て反故にした鈴木の裏切りという一見単純な事件のように思えるが、謎が多すぎるような気がする。西の紹介があったとしても、窮地に陥った鈴木に対して何の見返りや条件を付けずにここまでの援助をし続けたA氏には「困っている人間に対してここまでの援助が出来るものだろうか」という疑問が湧くが、同時に西と鈴木に対しては「余人には出来ない程の恩を受けた恩人を、これほどまでに裏切れるものだろうか」という疑問が湧く。そして、恐らく一般人には理解できない莫大な現金のやり取りもそうだ。ネットニュースやYouTubeでこれ程までに拡散している事件に対して、何の反応も見せない司法当局の対応にも疑念が湧く〗(以下次号)

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