〖企業にユーロ債(CB)の発行や第三者割当を実行させ、取得株は海外のオフショアに拠点を持つ投資会社を装うペーパーカンパニーが受け、香港を中心にして日本の証券市場で取得株を売りにかける。上がった利益はそのまま投資会社の海外口座に送金されるというのが、鈴木と西が取り組んだ株取引の手口だったが、そもそもその手口で行けると踏んだのは、宝林株を取得するに際して作戦を練った西と証券会社課長の平池某だった。それを、鈴木はA氏へ送りつけた手紙の中で「一人で立案し稼いだ」と言い放ったが、鈴木がやったことは利益を海外に送金するための口座を開設し、さらに隠匿するためにプライベートバンクに金を移動させただけだった。人のフンドシで相撲を取って、白星は自分の手柄として利益を独り占めしている鈴木は、愚かにも自分のしでかした罪がどれほど重いものか、今後、必ず後悔する時が来る〗
〖2012年10月に改正暴力団対策法が施行されて、罰則や取り締まり基準が強化されている。タレントの島田紳助が暴力団との関係を週刊誌に暴露されて引退したことは、記憶に新しい。今では暴力団と関係を疑われただけで、社会的に信用を失う。長谷川は鈴木の虚偽を誤魔化す為に、死んだ西が言っていた事として、A氏が暴力団と深い関係にあるかのようなストーリーを構築し、裁判官たちに対して印象操作を図った。長谷川は裁判に勝つ為に手段を選ばない極悪人だ〗
〖鈴木がA氏に支払ったと言っている主張は全て嘘だが、実際に授受があった金額は宝林株の利益の一部15億円(平成11年7月30日)と手切れ金10億円(平成14年12月24日の株配当金からの横領金)の合計25億円だ。品田裁判長がA氏の貸付金返還訴訟で認定した25億円と数字では合致しているが、それは品田が故意に合わせたに過ぎない。鈴木と品田裁判長が裏で辻褄を合わせたのか、真実は不明だ。しかし、合意書と和解書が無効と裁定されたために、株取扱に関する問題はA氏の主張が全て棄却され、鈴木の一方的な勝訴に終わった。1000億円以上の隠匿資産はともかくとして、平成18年10月時点で鈴木の利益隠しは紀井氏と天野氏の証言で約470億円という事が判明している。そして和解協議後に、鈴木がA氏との間で確認した株式買支え損失は58億数千万円だった。実際に西に渡した買い支え資金は207億円で、この中には鈴木と西の別会社等に使われた金も入っている。鈴木と西は合意書に違反していた事で、配当金受領の権利は喪失している〗
〖西が書いた「鈴木義彦がユーロ債(CB)で得た利益について」というレポートには株取引の手口が生々しく描かれている。ヒラボウの株取引では、ユーロ債の発行手続きに関わった茂庭進が立ち合ってFEAM社に呼んだ金融ブローカー、ヒラボウの社員ほかに株券の受け渡しを行い、そのうえで社債を転換した後の新株の売却を実行させた。株を売るタイミングであらかじめ割当価格の1~2割程度の価格で譲渡を受けていた西田グループも動き、株価を高値に誘導した結果、鈴木は新株の大量売却に成功し利益を確保した。これらの手口は全てインサイダー取引や相場操縦を禁ずる金商法に触れるものだった〗(関係者より)
〖西も、もっと早くに自分の過ちに気付くべきだった。鈴木に裏切られてようやく目が覚めたのだろう。しかし、時すでに遅しで、立ち直れないところまで追い詰められていたに違いない。しかし西も鈴木と出会う前からA氏に寄生していたのだから自業自得だ。せめて死なずに裁判に協力していれば、少しは罪滅ぼしになったと思う〗
〖A氏の代理人弁護士は中本光彦と戸塚敬介弁護士だったが、主戦弁護士は中本弁護士だったようだ。中本弁護士は家族からこの裁判の弁護を辞退するように説得されていたようだが、何があったか真実を述べる責任があるのではないだろうか。相手方弁護士から、法廷で大声で恫喝されて反論もせず、臆病になる弁護士がいるのだろうか。この時は品田の前任の裁判長だったが、長谷川元弁護士を注意するほどのものであったならば、中本弁護士はその場で脅迫又は侮辱罪で訴えるべきではなかったのか。この弱気で消極的な中本弁護士の言動がA氏を敗訴に追い込んだと言っても過言ではない。そして、パートナーであった筈の戸塚弁護士の援護が無かったことにも大きな不審を感じる。この2人の弁護士は依頼者には結構好き放題なことを言っていたが、裁判では全くダメな弁護士だった〗(関係者より)
〖鈴木と西が知り合った当初、鈴木は秘書を通じて毎日、西に電話を入れ飲食等の招待をした。西は「彼からすれば私は伊藤忠商事を通じて経済界の名のある方を知っていたので、利用できる人間だと感じた」のではないかと言っていたが、その後の経過を見ると、鈴木は西の話が本物かどうかを確かめていたに過ぎなかったろう。当初は西を「会長」と呼んでいた鈴木が、西が志村化工株事件で逮捕起訴されると「西さん」とか「西」と呼び捨てるようになり、平成18年10月16日の和解協議では西を罵り「おまえ」になっていた。鈴木が人を利用するだけ利用して、不要になれば切り捨てるという例の典型だった。鈴木や青田は男としても人間としても最低最悪だ〗
〖今まで裁判関係のトラブルの多くが闇に葬られてきたのではないか。三権分立の一角を成す裁判所だけにメディアも忖度し、スキャンダルが表沙汰になる事はほとんどなかった筈だ。だが今の時代はインターネットを通じて世界に発信出来る。今までタブー視されてきた裁判所や裁判官の実態が赤裸々に晒されるだろう〗
〖鈴木は、「質問と回答書」(乙59号証)で「A氏に逆らえば命に係わると西に言われた」と語っているが、その場の状況に応じて弱者を装ったり、被害者を演じることは鈴木の常套手段なのだ。この陳述書は鈴木の質の悪さを如実に表していると思う。鈴木の周囲には原因不明の事件が頻繁に起こっていて、命を落とした人も一人や二人ではない。西が言った事にしてA氏を凶暴性のある人間の様に言っているが、凶暴性を持っているのは鈴木本人であり、それを補佐していたのが友人の青田光市であった。鈴木は、A氏の代理人を襲撃させ、香港で西を襲撃させたことで、自分の手は汚さないが自分の野望を達成する為には他人の命を奪う事を躊躇しない冷血な大悪人だという事が分かる〗(以下次号)