読者投稿 鈴木義彦編②(259)

〖A氏代理人への襲撃事件は、後日、鈴木の友人の青田が深く関わっていたことが判明した。青田は、犯人が所属している組織の上部団体で当時の広域指定暴力団稲川会系習志野一家のNO2と昵懇の間柄だった。代理人襲撃は、青田がそのNO2に代理人の事を話し、NO2が下部団体の組長に話した事が発端となったと思われる。そこには鈴木の金が流れた事は容易に予想できる。A氏側は事件の真相を突き止めようとしたが、被害者の代理人本人が独断で示談にしてしまった事で表面化しなかった。ただ、この事件に関連して鈴木の代理人の平林弁護士が習志野一家の木川総長を訪問していた事が周囲の人間の証言で判明している。平林弁護士が広域指定暴力団の総長と2回以上も面談していたのは鈴木の関与のもみ消しだったのではないだろうか。もしそうだとしたら、弁護士として許されることではないだろう〗

〖西はA氏との付き合う中でどんなことを考えていたのだろうか。A氏を兄と慕い、尊敬する中で「いつかは成功してA氏の恩に報いたい」と強い決意をしていたように思いたい。「A氏に危難が及べば自分が盾となる」という覚悟をしていたと思いたい。しかし、西はA氏と知り合う以前に既に悪の道に踏み入れていたようだ。高級なスーツを身にまとい、柔和な笑顔で人と接し、英語が堪能な事もあって、好青年でやり手の青年実業家を装っていた西はA氏と出会って一緒に行動することが多くなった事で、他人から信用される雰囲気を身につけて行ったのではないだろうか〗

〖鈴木の裁判で、被告側と不適切な関係を疑われている品田裁判長は、株取引でA氏を騙し利益金470億円を奪った鈴木を、結果的に守った形の判決を下している。誰もが予想もしなかった結果だ。当然、A氏は控訴したが、二審の野山裁判長は、「一審で審議は尽くされた」とし、碌に審議もしないまま棄却判決となった。まともな審議をせずに何故、審議が尽くされたと判断出来たのか。怠慢以外の何物でもないだろう〗

〖陳述書の乙58号証と乙59号証は、再審申立てが受理された場合、A氏にとっては重要な証拠書類となるだろう。ここには鈴木と鈴木の代理人の捏造が明確に記されている。品田裁判長を始めとする裁判官と鈴木側代理人弁護士も再審の法廷に立つことになり、弁護士資格を返上した長谷川元弁護士も当然証人として呼び出されるだろう。この再審は1000億円以上の脱税疑惑も話題になり、傍聴席には多くのマスコミも傍聴することになるはずだ。もし、再審申立が棄却されればA氏次第では刑事事件として告発される事も考えられる。そうなれば、鈴木側の弁護士が偽証罪に問われる事になり、誤審誤判を犯した裁判官達は将来の出世は無くなり、懲罰の無い裁判官は自主退官に追い込まれることになる可能性も出てくると思う〗

〖日本の法律には大きな疑問を感じる。例えば金品を盗まれたと届け出れば警察が動いて犯人を窃盗罪で逮捕する。しかし、他人に騙されたと言って警察に訴えても警察は動いてくれない。騙した相手が目の前にいても民事不介入で捕まえてくれない。そして、騙された人間が騙した相手の自宅に行って談判しようとしたら、騙した方が「身に危険を感じる」と言って警察に連絡すれば警察官がすぐに来る。そして「民事裁判に訴えて白黒を付けなさい」と言って、詳しい事情も聞かずに騙された方の人間を追い返す。こんな矛盾が世の中で沢山起っている。そして騙された方が裁判所に訴えても被害者の言い分が通るとは限らない。この裁判の様に裁判官がまるで「騙された方が悪い」とでも言うように全く逆の判決を下すことが多々あるようだ。自分の大事な財産を騙し取られた被害者はどの様にして取り返せばいいのだろうか〗

〖鈴木のような悪党を見逃せば被害者が増えるばかりだ。嘘が罷り通れば道理が無視された事になる。それが日本の民事裁判なのか。民事裁判では何故偽証罪が適用されないのだろうか。刑事裁判では告発を受理した警察が綿密な捜査と事情聴取を繰り返して犯罪を立証していくが、民事裁判では裁判官の判断だけで判決を下す。裁判官も人間で間違った判断をすることもある。しかし、裁判官は自分の間違いを修正する事をしない。3人の合議制は建前だけで裁判長の判断が優先される。被害者は控訴するが十分な審議をせず、原審の判決を支持することが多い。そういう間違いを修正するために「再審申立の制度」があるが、それは「開かずの扉」と呼ばれていて裁判所は滅多に申立を受理しない様だ。そんな裁判制度を改革しない限り世の中に鈴木のような奴がノサバル事になる。そして、それが原因となって無残な刑事事件に発展する事にもなる。司法機関全体がこの裁判制度を真剣に検証するべきだと思う〗

〖役所組織の改革は以前から叫ばれている。役人の不利益になる制度はすぐに手を付けるが、肝心の国民の意見は蔑ろにされているような気がする。役人たちは役人天国を創ろうとしているのだろうか。第一線で働いている役人は国民の為に汗水を流して頑張っているが、問題は上層部だ。出世していくほど自分の地位を守ることに執着し権力に諂う。この構図は昔から変っていない。特に、善悪を裁く立場にある裁判所は善良な国民を守るために姿勢を正すべきだ〗

〖鈴木のような守銭奴を作り上げたのは監督官庁の怠慢に他ならない。警察、検察、税務署は何をしているのだろうか。大物政治家や企業人には忖度を繰り返し、共存共栄を目論んでいる。問題が発覚すると「トカゲの尻尾切り」を繰り返し、自分達の城を守ろうとしている。官僚と呼ばれる上級役人達は既得権益に執着するばかりで国力を強化することを忘れている。そんな高級官僚が多すぎる。これでは隣国の恐怖から国民を守ることは出来ないと思う〗

〖品田裁判長が、A氏と鈴木、西の3人で交わした「株取扱に関する合意書」を無効とした。その理由は「記載事項が不合理で曖昧」という事が大きな理由だったが、品田裁判長は合意書が作成されるまでの経緯と背景を全く無視している。鈴木は「西に言われて書いただけで、株取引の話はした事もない」と主張したが、鈴木の言い分を信用する根拠は何処にあったのか。親和銀行事件で逮捕される前後から刑が決まるまでの出来事をまず検証するべきだ。そして親和銀行事件で逮捕拘留され、執行猶予で社会復帰した鈴木に約17億円の資金を何処から調達したのかを何故追及しなかったのか。裁判官は十分な審議をせず、肝心な事を全て見て見ぬ振りをした。そして、A氏の代理人弁護士は品田裁判長の裁定に異議の申立をしなかった理由は何処にあるのか。A氏の代理人弁護士の不可解な言動はこの裁判を無茶苦茶にしてしまったと思う〗(以下次号)

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