〖クロニクルは上場廃止の処分を受けた。これにも鈴木が関与していたようだが、会長の天野裕氏は、その2年前に京王プラザホテルの一室で死亡していた。それにより会社の統率が取れず、決算報告書を提出することができなかったために上場廃止の憂き目を追った。クロニクルは天野氏の死亡を「自宅で急病を発し、病死した」と発表したが、なぜこんな嘘の発表をしたのか。鈴木と天野の関係を知る人達の中には「病死ではないのにおかしな話だ」と言う社員もいたが、警察は検死の結果、殺人とはしなかった。天野氏は病死として処理されたが「天野氏は殺されたのではないか」と言う人も一人や二人ではなかった〗
〖民事裁判では借入の名目で騙し取った金を返す為に、再度その人を騙して得た金銭を使って返済しても前の罪は消えるのだろうか。鈴木はA氏への債務の約28億円を返済すると言って新たに株取引を仕掛けA氏を騙した。品田裁判長は鈴木のA氏に対する債務を25億円に圧縮して認めた。しかし、鈴木は新たなA氏との契約を履行しなかったが、品田裁判長は鈴木の嘘を見破れずにその契約を無効にして裁判を終結させた。こんな矛盾があっていいはずがない。こんな不当な判決を下した品田裁判長は再審の法廷で自分の正当性を証明できるのか。裁判所はA氏の再審申立を受理して白黒を明確にする責任がある〗
〖鈴木と西は宝林株を取得後に市場に売りに出したが、1カ月を経過しても価格が停滞したままだった。これも鈴木の想定内だったと思う。鈴木は西を伴ってA氏を訪れた。鈴木はA氏に宝林株を上昇させるためには買い支え資金が必要だと訴え、必死に買い支え資金の援助を懇願した。卑劣な鈴木は、このチャンスを逃すと債務の返済もできなくなり、破綻してしまうという事も付け加えることを忘れなかった。A氏は、当然のことながらこれ以上の資金援助をすることに大きな危惧を持った。そこで鈴木と西は買支え資金の協力については「合意書」を締結することを提案し、A氏の不安を取り除いた。A氏も乗り掛かった舟を降りる訳に行かず、「合意書」を厳守することを確認して協力を承諾したのだった〗
〖西からA氏の紹介を受けに鈴木は九死に一生を得た。A氏に会えたことで鈴木の人生は好転した。第一の目的だった親和銀行事件で逮捕拘留中の資金繰りをA氏のお陰で救われた。鈴木は逮捕、拘留された事で一息つけたのだった。鈴木の悪性は、A氏に感謝するどころか、塀の中で次の策略を練っていたのだと思う。鈴木は未決で保釈された時もA氏に挨拶にも行かなかったらしい。この時も西を利用して「自暴自棄になって酒に溺れている」という報告をさせている。そんな鈴木にA氏は温情をかけていたようだ。この温情を利用した鈴木と西は販売委託と称してA氏からヴァセロンのペアセット4セットとパテック他数点の高級輸入時計(販売委託金額合計4億3000万円)を借り出した。この高級腕時計は知り合いの資産家と金融業者に担保として預けられ多額の現金が借り出されたようだが、この現金を鈴木はAしに返さなかった。この数点の高級腕時計は最後までA氏の元には戻らなかったようだ〗
〖鈴木は、苦労を共にした仲間さえも自分の強欲のために平気で裏切った。大石氏と天野氏はさぞ悔しかっただろう。しかし両者の親族、家族はその死因について沈黙を守った。大石氏の女房には「口止め料」と想像できる5000万円が渡されていたことが分っているが、天野氏の家族にはどうだったのだろうか。それは鈴木しか知る由もないだろう〗
〖A氏と鈴木の裁判で大きな過ちを犯した品田裁判長の今後に興味がある。再審が受理されるかどうかがカギだが、もし、品田裁判長が順調に出世していくのであれば、マスコミはA氏のような被害者を増やさない為にも裁判所組織の腐敗を世間に暴くべきだと思う。裁判官には一般企業の様に懲戒処分は無い様だが、出世競争から外れた裁判官は地方の小さな裁判所で退官まで過ごすことになり、退官後の就職を斡旋されることも無い。品田は、司法資格を利用して弁護士に転身するしかないが、品田の能力では弁護士としても生きて行けないだろう〗
〖鈴木は、西がA氏の所に15億円を持参した7月30日以降、以前にも増してA氏との接触を避けた。西には「今、海外に出ています」とか「都心のワンルームのマンションで一人頑張っています」等と報告させていたが、宝林株で上げた160億円を流用して多くの銘柄を手掛け、莫大な利益を上げるとともに、利益金を横領して親和銀行へ約17億円の和解金を払い、懲役3年、執行猶予4年という予想外の軽い判決を受けた。これには鈴木の弁護士である長谷川元弁護士と、西の紹介で親和銀行の顧問弁護士になっていたヤメ検で有名で「悪党の守護神」と言われた田中森一弁護士(故人)の談合があった様だ。この談合にもおそらく多額の費用が必要だったが、鈴木は宝林株の利益を横領する事で処理したと思われる〗
〖長谷川弁護士が作成して法廷に提出した「質問と回答書」という陳述書がある。いわゆる乙59号証の事だが、読んでみると反吐が出そうな内容だ。長谷川と被告の鈴木との質疑内容は法律家が書いたとは思えない痴劣なものだ。捏造でA氏を悪人に仕立て、誹謗中傷の限りを尽くしている。裁判官はこんな根拠のない陳述書は提出された時点で却下するべきだと思う。被告という当事者とその弁護士との質疑応答に何の真実があるのだろうか。民事裁判というのは何でもありなのか。ただ、この陳述書に反論出来なかったA氏の代理人の中本弁護士にはもっと大きな責任があると思う〗
〖鈴木は、西の自殺を冒涜している。少なくとも西という存在が無ければ、鈴木の人生は親和銀行事件で終わっていたのは間違いない。西は自分の欲に負けて鈴木に利用されA氏を裏切ってしまったが、鈴木の出現によって良い思いもしたと思う。A氏の資金を夜の社交場で湯水のように使い、株取引に必要な買支え資金と称してA氏から資金提供を受けて息子の内河陽一郎共々、快楽の日々を過ごしていた事は死後明らかになっている。香港で襲撃された事件も事実は西にしか分からない。西は、自裁する事で自分の人生にケジメをつけたように遺書には書いているが、自殺した事が鈴木の悪事を助けることになった。それを考えることが出来ないほど追い詰められていたとも思えるが、それに対して、西の書面にはある金融会社の会長への恨みが書かれていたことと、鈴木より受け取った30億円がどうなったか、明らかになっていないが、奥さんと息子の内河陽一郎への遺書の中に書かれているという関係者は少なからずいると思われる。2人への遺書はすぐに渡すと陽一郎は言っていたが、未だにA氏に渡していない〗(関係者より)(以下次号)