読者投稿 鈴木義彦編②(23)

〖裁判官も人間である以上感情がある事は当然だが、それに流されることなく公正さを追求してこそ法律家として最低限の資質だ。裁判所の意向を無視して思い切った判決を出して「最高裁事務総局」から眼を付けられる事を恐れていては正義とは言えない。公正を法の力で守るという使命が二の次になっている〗

〖法律を司る者は公正、公平でなければならない。特に裁判官はそうだ。個人的に死刑制度に反対でも法に照らせば死刑が妥当な場合は死刑判決を出さねばならない。裁判官というのは私見を挟んではならない。上司や組織の意向に影響されずに自己の信念を強く持って公正、公平な裁きをしなくてはならない。裁判官は、裁判の当事者一方と癒着があるのではないかと疑念を持たれるような判決を下すことが絶対にあってはならない。品田裁判長は、裁判官としてあるべき基本的な姿勢を全く分かっていない。多くの主張書面や証拠類をほとんど見ていないし、誤字脱字も高裁で多く指摘されている〗

〖鈴木の裁判から垣間見えた裁判所や裁判官の杜撰さは大問題ではないか。日本の三権分立の一角を成すのが裁判所である。最高裁の大谷長官は裁判所の実状を当然把握しているはずだ。自分が通ってきた道であるから知らない訳がない。そんな裁判所を改革していこうという気概は無いのか〗

〖学歴が高く、司法試験の成績が抜群な場合はエリート官僚としての道が開けているという。任官時から最高裁に所属して、若い時から地方裁判所の所長として転任し、将来は長官候補になって行くらしい。こういう優秀な人材は裁判所の悪しき慣習を一掃して司法改革に力を注ぐべきではないか。国民の信頼を取り戻すような裁判所組織のビジョンを明確に示して国民の納得が得られるような言動が聞かれないのは、組織の腐敗が相当深刻になっている証拠だ〗

〖損得だけで割り切れる弁護士は金銭的に裕福になれるだろう。公務員ではないため、同じ法律家であっても自由に活動できる。弁護士は人気商売だと思う。依頼人の利益のために法律という両刃の剣を駆使して、大企業からの信頼を勝ち取るために努力する。顧問先の企業のランクで弁護士としての地位が決まっていくようだ。顧問先に一流企業が多くなると事務所も拡大できて、優秀な弁護士が集まるという循環が生まれる。バックに大企業が付くようになると、検察庁や裁判所との人脈も築いて行ける。また、政治家との付き合いも増えてきて、清濁併せ飲みながら、あらゆる問題の調整役として社会のフィクサーとしての役割も負う様になる。弁護士業界も権力争いがあって魑魅魍魎が蠢いているらしいが、そこには正義は無く、政治権力と共存しているだけの事だ〗

〖鈴木にとっては、宝林株取得から始まる株取引で高額な利益を得る為には、何としてもA氏を説得して、株価を高値で維持させる為の資金支援が必要だった。鈴木はここまで下準備をしてきて後に引けない所まできていたはずだ。A氏からの支援が無ければ、一銭も儲ける事が出来なかった筈だ。現に宝林株を取得後の1か月間、鈴木と西は利益を確保することが出来なかった〗

〖心裡留保とは都合の良い言葉だと思う。真実は当人の心の中にしかないから、傍目には分からない。そのような法律用語を使って裁判の重要な証拠を無効にできるのだろうか。裁判での心裡留保という言葉の使い方は非常に難しいと思う。第三者の証言が無ければ悪人である被告の言いたい放題になり、原告側は対抗するのが困難になる。鈴木の様な極悪人が、虚言癖とセットで心裡留保を利用すれば犯した罪から逃れることが容易になるかもしれない。この言葉が使われるという事は前例があるのだろうが、この裁判の様な状況で使うのは非常に危険だと思う。裁判官が危険を冒してまで被告の証拠もない主張を支持するのは明らかに誤審であり誤判である〗

〖「悪魔の代弁者」という言葉がある。鈴木の代理人の長谷川元弁護士は正にこの言葉に当てはまる弁護をした。自分の弁護士人生を賭けてまで鈴木という人間を擁護する理由は何だったのか、非常に不可解だ。長谷川元弁護士は親和銀行事件でも鈴木を弁護し、当時ヤメ検で悪名が高かった相手側弁護士と談合して法律すれすれの弁護をしたらしい。弁護士として、人間として禁じ手を繰り返し駆使した。鈴木は、この社会になくてはならない人間なのか。鈴木を助けないと多くの人間の命が失われる事でも起こるのか。そんなことはあり得ない。むしろ逆だろう。親和銀行事件では他人を騙して隠匿している金を流用して量刑を軽くしたが、その結果がA氏という鈴木の大恩人を窮地に陥れた。鈴木という極悪人を社会から排除しなかった長谷川の責任は重大過ぎる。弁護士資格を返上してもその責任は免れられない。長谷川の高額の報酬は裏でもらっているというのは多くの関係者が知っているようだ

〖金の為ならどんな手段でも厭わない悪徳弁護士を地でいく長谷川は、鈴木からの高額な報酬に魅せられ、自分が弁護士である事さえ忘れたのか、詐欺師同然に「質問と回答書」(乙59号証)を捏造し証拠として提出した。弁護士がこんな事をして許されるのか。西が死んでこの世にいない事を悪用し、西が言っていた事と間接的表現をもっともらしく利用した騙しの手口ではないか〗(以下次号)

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