読者投稿 鈴木義彦編②(6)

〖トラブルを抱えている人達が、問題解決の為に最後の頼みの綱として頼りにしているのが裁判所である。実際、裁判を起こす事は精神的にも大変で、多額の費用も時間もかかる。裁判を起こしたくても起こせない人もいる。裁判所、裁判官の良識ある判断を信じて、やっとの思いで迎えた判決が、期待を裏切る結果の言い渡しだったら愕然とする事だろう。そこには納得がいくことなど微塵もない〗

〖金銭への執着心が異常に強い鈴木は、金の為には恩人を平気で裏切る。鈴木は、国内外に他人を裏切って隠匿している資産が1000億円以上だと言われている。その巨額の資産を守る為に、寝ている時も、起きている時も神経をすり減らしていなければならない。しかし身にまとった悪銭の鎧は徐々に錆がついてくる。錆は身そのものを溶かしてしまう。その錆を防ぐ方法は、他人に対する礼節であり感謝の気持ちだという事に気が付かないと、全てが溶けてなくなることになるだろう〗

〖鈴木の裁判は疑わしき点が多過ぎる。担当した品田裁判長の判断が明らかに被告側に偏った裁定ばかりだからだ。裏で被告側と通じているという声も多く聞こえてくるが、内心では日本の裁判所において、それだけは起こってほしくないという気持ちがある。ただ現実は小説より奇なりというから、今の時代、何があっても不思議ではないだろう〗

〖刑事裁判では、裁判官は法を適用し、権限の行使を宣言するだけでは物足りなく感じて法廷の壇上から被告人に一言付け加える事がある。それを裁判官の説論と言うらしい。皆が皆、黒衣を纏って真面目そうな顔をしているのが裁判官だが、それぞれが豊かなキャラクターや本音を持っている様で、ここが見せ場とばかりに説論で存在感を示すようだ。民事裁判ではこの様な機会はないが、裁判官が主役だと思う。鈴木の裁判の様に、主役の優劣によって裁判が滅茶苦茶になることを忘れてはならない〗

〖株取引の利益金の受け渡しの場所として香港を指定した鈴木は、西の口封じに失敗した。当然、西から疑われている事を理解していたろうが、和解協議の場で追及されても惚け通し、協議の前後であからさまな尾行を付け、執拗にプレッシャーを掛け続けていた。鈴木にとっては西の存在がどうしても邪魔でしょうがなかった事だろう。尚更西の自殺は悔やまれる〗

〖子供が2、3歳になれば、大人は泥棒は悪い事だと教える。教える立場の親や大人が泥棒をやったらシャレにならない。鈴木の子供たちすでに大人になっているが、泥棒が悪い事だという事を知らずに被害にあった人に謝罪する気持を持たないのは親の育て方が悪かったという事になる。鈴木の家族が人間としての道を外している原点はここにある。子供たちは不幸だ〗(関係者より)

〖今だに謎多き自殺として囁かれているのが、鈴木の側近でクロニクル(旧FR社)の会長だった天野氏だ。警察の検死結果だと自殺として断定されたようだが、他殺説を疑う声が消えない。天野氏の死の1年ほど前に多額の使途不明金が発覚し、それが原因とも言われている。鈴木が裏で会社の全てを仕切っていた中で、天野氏の勝手は通用しない。使途不明金の罪を被せた可能性は十分あり得る話だ〗(関係者より)

〖鈴木は、親和銀行事件で有罪判決を受けたが、田中森一(故人)という凄腕のヤメ検弁護士と約17億円という和解金を支払った事、そして共犯で逮捕されていたFRの大石専務が鈴木を庇った事で、かなりの減刑措置を受けたようだ。この裁判で鈴木に罪状相当の量刑が下されていたら鈴木はこれ以後の生き方が変わっていたに違いない。鈴木にとって懲役3年、執行猶予4年は調度いい期間だったと思う。勿論、社会的な制裁を受けたが、それで反省するほど鈴木は真面(まとも)な人間ではなかった。その結果が今回の事件だ。鈴木にとって親和銀行事件での量刑は、悪人として爪を研ぐ期間であって、今まで重ねて来た経験を生かして悪事を増幅させる結果となった。裁判所の責任は重い〗

〖品田裁判長は裁判の争点の要となる株取引の「合意書」を認めようとしなかったが、鈴木本人が平成18年10月16日の和解協議の場で、宝林株の取得資金をA氏が出した事と宝林株の取引が「合意書」に基づく取引であった事を認めている。被告本人が認めている事を裁判官が認めようとしない裁判が成立するはずがないではないか。こうした矛盾が品田裁判長の下した判決にはあまりにも多すぎる〗(関係者より)(以下次号)

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