読者投稿 鈴木義彦編(354)

〖和解協議の場で鈴木は西と紀井氏の真相証言により問い詰められ、裏切り行為を認めざるを得なくなったが、「合意書」に基づく株取引は宝林株しか認めようとしなかった。鈴木としては、金を払いたくないばっかりに、宝林以外の銘柄による利益全てが対象となる「合意書」をどうしても認めたくなかったのだろう。鈴木の金に対する執着心は常軌を逸していて、まともな話が出来ない。和解協議で約束した支払いを1カ月も経たないうちに反故にしたことからも、鈴木の腐りきった人間性がよく分かる〗

〖裁判官達が同僚や後輩と飲食を共にすることはほとんど無いような気がする。世間では「ノミニュケーション」という言葉が定借していて、仕事の悩みや愚痴を言い合う場所があった方が良いと思うが、酔ったうえでの失態が出世競争に影響する事を気にしながら酒を飲んでも美味くないかも知れない。飲み会の中でストレスを発散することが明日の英気に繋がるものだと思うが、我々の様に単純にはいかないのかもしれない。そういう意味では裁判官は気の毒な職業か。上司に気を遣い、先輩に気を遣わなくてはならないのは常識だが、その事が極端に直接出世に繋がる職業は余りないと思う。これでは皆が猜疑心の塊になってしまう。裁判官が猜疑心の塊では公正な裁判は出来ないだろう〗

〖いくつかの控訴審判決を見る機会があったが、そのどれもが一審判決を支持しつつ判決文の誤字や脱字等の修正に留まっている。控訴審の裁判官が独自に控訴状や控訴理由書にある異議の内容を検証して判決文に反映させているものは皆無と言っていい。なぜ、こんなにも同じパターンになるのか。裁判所批判にあるように、訴訟の処理件数と人事考課の関係が影響して、誰かが始めた誤字脱字の修正の体裁という手法を裁判官が異動するたびに全国の裁判所にはびこって行ったとしか思えない。裁判所も推奨している可能性が高い〗

〖西も鈴木がここまで卑劣な人間とは想像もしていなかった事だろう。西は、鈴木に対して懸念や疑念が残るものの、「合意書」破棄の為の報酬10億円は別にして、株取引の利益金として30億円を鈴木から受け取った事で、自分だけは裏切らないと思っていた節があったと思う。しかし鈴木にしてみれば、これまでの株取引の利益の総額470億円を独占する上で、仮に事件化した場合には西の犯罪として全ての責任を擦りつけ、また警戒心を抱かせずに香港で事件に巻き込ませる為には30億円は必要経費としては安いものだという考えだったのかもしれない〗

〖裁判官の事情を理解するにつれて、「人間は自分の職業が他のいかなる職業よりも大切だと信ずるか、自分で思い込ませる以外に、その職業を持ちこたえることが出来ない」ということが胸に染みる。しかし、一方では裁判官や検事になりたいという優秀な学生も少なくない。正義感に燃えて希望してくる若者の気持ちを萎えさせないためにも役所は組織腐敗を象徴するような慣習を撤廃して、次代を担う優秀な人材を育てるべきだ〗

〖今回の裁判は誰が見ても、公平な審議が行われたとは言えない。担当した品田裁判長の事実に対する認識は絶対おかしい。裁判長として一応判決理由を述べているが、判決文自体、一般人に理解し難い言葉使いで表現をし、取って付けた様な内容で矛盾があり辻褄も合ってない。何より原告側の証拠が揃っているにも拘らず、一切検証しないで、被告側の主張だけを採用することは有り得ない話だ。公平性を欠いていることが歴然としているではないか。これが裁判と言えるのか〗

〖鈴木と青田、長谷川、平林、杉原のそれぞれの関係はどうなっているのだろうか。杉原は裁判に直接関わっていないから、長谷川や平林とは縁が薄いと思うが、長谷川と平林も案外審理が開かれる期日の前後しか顔を合わせていないかもしれない。鈴木が株取引の現場で西と紀井、茂庭を分断して距離を取らせていたような状況が裁判の現場でもあったのかもしれず、そうであれば、長谷川の鈴木への影響力から指揮を執ったのは長谷川しか考えられず、一層長谷川の罪深さが浮き彫りになってくる〗

〖鈴木のような卑怯者は、あまり目立たなくしているときが怪しい。裏に回って悪事を考えている時は他人との接触を避ける。株取扱で自分勝手に行動し、利益の独り占めを企んでいるときは言い訳をしながら他人と会わなくなった。しかし、自分一人で何もかも出来るわけではないので仲間にする人間を金の力で引き入れる。そして、利用価値がなくなると自分の周りから排除してしまう。悪人というのは自分の腹心を持てない。それは、自分が他人を裏切り過ぎて他人を信用できなくなっているからだ〗

〖鈴木は他の犯罪者同様、逃げ隠れすることしか出来ない卑怯者だ。和解協議後、A氏に宛てた手紙で自分に都合の良い嘘を書き綴って「和解書」を撤回してきたが、A氏に感謝し、一目も二目も置く存在であるならば、正々堂々と面と向かって自分の正当性を訴えればいいではないか。鈴木自身が、嘘ばかりついて裏切り行為を働き利益金を独り占めした事を本人は一番よく分かっているはずだ。卑怯者のレッテルを剥がしたかったら自分でケジメをつける事だ。このままでは、いい最後を迎えることは無い。家族や身内も同様だ〗(以下次号)

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