読者投稿 鈴木義彦編(323)

〖A氏は鈴木が差し入れた借用書類に不備があって鈴木が書き直そうとしても、「お互い信頼関係でやっているんだからそのままでいいよ」と言っていたようだが、これがA氏の人間性を表していると思う。大きな器量を持ち合わせていないと言えない言葉だろう。鈴木は、そんなA氏の器量の大きさに甘えて無理な融資も聞いて貰っていたが、その気持ちに応えることなく恩を仇で返す仕儀を繰り返した。A氏は相手の信頼を裏切った事はない人だと思うが、鈴木のような人間は理解する気もなかったのだろう。これほどの悪党はおそらく、この世にいないと思う〗

〖西は平成18年10月2日に鈴木から株の利益の分配金を受け取る為に香港に渡航した。最初、この香港行きにはA氏を誘っていた。A氏は西からの急な誘いだったが同行する準備をしていたらしいが、直前になって急に息子の内河陽一郎を連れて行ったが、何故自分から誘っておいてA氏の同行を断ったのか。A氏と一緒に香港でTamと会っていれば、全く違う結果になっていたと思うが、A氏に詳しい利益を知られたくないために直前になって躊躇ったという事なのか〗

〖鈴木がA氏から8000万円を借りたのは平成10年5月28日で、親和銀行不正融資事件で警視庁に逮捕される3日前だった。その時、鈴木はA氏に土下座をして涙を流しながら「このご恩は一生忘れません」と言っていた。しかし、鈴木が持参した借用書に書かれた返済日は約1週間後の6月3日になっていた。A氏が鈴木に逮捕情報を伝えているのに、返済日を書き換えようともしない鈴木に、普通ならば断わるか、書き直させるかのどちらかだろうが、A氏は必死になって助けを乞う鈴木を思いやって貸した。そういうA氏の気持ちが鈴木には全く分からず、鈴木は全ての場面で裏切り続けた。言葉も態度もその場限りの人間でしかない鈴木のような裏切り者は絶対に許されるものではない〗

〖鈴木は、普段は比較的無口で、A氏と西の話を聞きながら沈黙している事が多かったようだが、A氏に株売買の買い支え資金の協力依頼をする時は、必死の形相で饒舌に話して、「今まで、株式投資でかなり痛い目に遭ってきたが、今までの経験で今後は自信があります」と言い、「協力して頂けないと西会長も私も今までの借金を返せなくなります」とまで言ってA氏に懇願した。A氏はこの鈴木の態度に真剣さを感じたのだと思う。そして継続的な株式投資への支援を約束し、西と鈴木の提案によって合意書締結に至ったのだった。合意書には西と鈴木の意思表示が明確に記載されていた。正にA氏の言う「お互いの信頼関係」で作成されたものであった。この経緯と事実を品田裁判長は認めず、株式投資に無知識の為、独断と偏見で合意書を無効にした。裁判で裁判官が「独断と偏見」で判決を下すという事はあってはならない事だ。間違いなく不当判決だ〗

〖鈴木は株取引での指揮支援を得るために熱弁を奮ってA氏を説得し、「合意書」を締結しておきながら、利益金の分配を守らないどころか「合意書」を破棄する為に西に依頼して10億円の報酬を払うとは、それだけ鈴木にとって株取引は無かったと言い逃れできなくなる決定的な契約書であったはずだ。それを品田裁判長は「合意書」の有効性を認めない裁定を下した事で、株取引に関わるA氏側の主張や多くの証拠を全て排除してしまった。そんな独断と偏見に満ちた認定がもたらした判決など誰もが納得しない。関係者や読者全員が誤判だと断言するのは当然である〗(取材関係者より)

〖A氏が約束は絶対に守るという性格を鈴木と西は悪用して、株取引の買い支え資金を継続的に出させるために「合意書」を作成したとしか思えない。特に鈴木は最初から合意書の約定を守る気はさらさらなく、現に金融庁に提出した宝林株の大量保有報告書に取得資金を出したA氏の名前を書かず「紀井からの借入」と嘘を書き、宝林株の売りで上げた利益も正確な報告をしなかった。揚げ句には西を唆してA氏を裏切らせ、合意書の破棄を執拗に迫った。株取引のスタートからA氏は完全に騙されたのだ。宝林株の取引で鈴木が得た利益は最終的に約160億円だったが、鈴木と西は15億円の利益という見せ金を用意してA氏をカヤの外に置いた。A氏は西に請われるまま買い支え資金を出し続けたが、株価が高値になったところで売り抜けて得た利益を鈴木が海外に流出させ続けて隠匿を図っていった。平成18年10月現在で利益の総額が470億円だった隠匿資金が今や1000億円を超えているというのに、品田裁判長の誤判により多くの関係者や国税等にも大きな影響を与えている〗

〖西と紀井氏の証言では、平成11年7月30日に西が15億円をA氏に届けたころには宝林株売買における利益は約50億円に達していた。この時すでに鈴木と西の裏切りが始まっていたのだ。この日、西は自分達の手元にはあまり現金が残っていない事を愚痴った事もあり、A氏が「2人で分けなさい」と言って1億円を渡している。翌日に西と鈴木はA氏を訪れて礼を言っているが、西と鈴木はこのA氏の心遣いをどの様に受け取っていたのだろうか。そして、株取引の報告もせず、株取引の話題を避ける様にして帰って行ったらしいが、何をしに来たのだろうか。その後の2人の裏切りから考えるとA氏に対する感謝の気持ちなど微塵もなかった事が解る。この日から鈴木はA氏と会う事を避けるようになった。宝林株の利益は最終的に160億円となったが、A氏には一切報告されていない。僅か1カ月前に合意書を交わしたばかりであった。この頃に鈴木は合意書の破棄を西に指示していたのだった。想像を絶する裏切りが始まっていた〗(関係者より)

〖西のもとに宝林株の売却話が持ち込まれた事を切っ掛けに、鈴木と西は現状から脱却する為に、株取引で一発逆転を狙っていた。株取引の知識を有している鈴木には、宝林株を取得してもよっぽどの好材料のニュースがない限り巨額の利益を得られる程株価が高値に暴騰する事は無い事を分かっていたはずだ。そもそも暴騰するかもしれない株なら誰も手放さない。宝林株を取得した時からA氏に対する買い支え資金の支援要請は既定路線であったはずだ〗

〖過去の冤罪事件で、有罪を判決した裁判官が辞職に追い込まれたという話は聞かないし、判決が上級審で逆転して確定しても、裁判官が謝罪することはない。それゆえに裁判官や裁判長が自分の書いた判決文に責任を感じているのか大いに疑問がある。判決を書くに当たって品田裁判長は他の2人の裁判官に意見を求めたり、品田と異なる判断があった場合にそれをどこまで検証したという経緯はあったのか。判決という紋切り型の裁定に不服があって上訴しても、上級審が独自の検証をしないのでは全く意味はない。裁判所が国民の視点に立って法律を適正に運用をしないと、ますます日本の法曹界は信用を失う〗(以下次号)

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