読者投稿 鈴木義彦編(306)

〖鈴木は、宝林株を紀井氏に指示して売却しようとしたが、何の好材料もない宝林株の株価は動かなかった。株価を高値に誘導する資金が必要だと悟ったが、西と鈴木には借入れる先も無く、2人に協力してくれる人もいなかった。しかも、株価を高値に誘導する資金は継続的に必要だった。西と鈴木はA氏を訪れ、必死に資金援助を頼んだ。珍しく必死に雄弁に説明する鈴木の熱意と西の提案にA氏は心を動かされ継続的な資金を援助することを承諾した。その時の西の提案というのが「合意書」であったのだ。勿論、鈴木も「これをやって戴けないと、借金の返済もできません」と熱弁を振るい、A氏の同意があって成立したものであった。内容は、儲かる事を前提としていて、損失が出た時の文言は一切なかった。鈴木と西にとってはリスクのない合意書だった。それでも鈴木は当時からこの合意書が気になっていたのだと思う。債務の返済が終わるまでは自分の配当金がもらえない事に不満があったのだろうが、その時の状況では言い出せなかったのだ。そして、A氏の資金を導入したことによって株価が上昇し始めて、有名相場師の西田晴夫も参入することによって一般投資家にも火が付き、短期間で約160億円もの利益を得ることが出来た。この時点でA氏からの株の購入費と買支え資金をまず清算して、配当金をどうするかをA氏と相談していればこのプロジェクトは大成功に終わっていたはずだ。目先の欲に目が眩んだ鈴木はその利益金を隠し、独り占めするために合意書の破棄を企んだのだ〗(関係者より)

〖西は鈴木をどこまで信用していたのだろうか。志村化工株事件で東京地検特捜部に逮捕されても鈴木の関与を仄めかすことさえせず、株取引の利益分配を受け取るために香港に出向いた時には鈴木の代理人から薬物入りのワインを飲まされて死にかけた事件に巻き込まれながら、この時にも香港警察や日本領事館の事情聴取に「心当たりがない」と言って鈴木の名前を出さなかった。普通で言えば、これだけの事件に巻き込まれれば、誰もが鈴木を信用せず、少なくとも志村化工事件が起きて逮捕されたことで、利益分配の清算をさせるのではなかったか。西はA氏への借金返済を念頭に置いて、株取引で少しでも多く鈴木に稼がせようと目論んでいたのかも知れないが、それは鈴木に完全に裏切られ、自殺するまで追い詰められた。逆に鈴木は西を散々に利用してA氏への返済も株取引の利益分配もことごとく約束を破った。鈴木のようなここまでの悪党は世界中どこを探してもいないと思う。A氏と会わなければ鈴木の人生は間違いなく終わっていた〗

〖西と息子の内河陽一郎は、比較的に親子関係は良好な方だったと思われる。西が香港で殺人未遂事件に巻き込まれた挙句、最終的には鈴木に追い詰められ自殺した経緯を陽一郎が知らない訳は無い。香港には西と同行していたので事件の詳細を西から聞いていたと思われる。今の時代は敵討ちは法的に認められないので、せめて、A氏の裁判には協力して証言台に立つべきだったと思う。息子として西の無念さを一番感じているのは陽一郎しかいないはずだ。しかし、陽一郎は真逆の対応を取っている。理由はどうあれ恥ずべきことで、身勝手が過ぎるのではないか等、多くの疑問が持ち上がっている中で、特に多くの関係者が、陽一郎は西より多額の金を受け取っているのではないかという〗(関係者より)

〖品田裁判長はそもそも「株取扱に関する合意書」は何の為に、どの様な経緯で作成されたのか充分に検証したのだろうか。この裁判は鈴木とA氏との間に元金約28億円の債権債務が存在したのかということと、合意書に基づく株売買があったのかを審議するものであった。債権債務については品田裁判長の裁定に不自然さがあったが、債権債務の存在を認めた。しかし、肝心のA氏と鈴木の間で授受のあった25億円の出所については明らかにされていない。合意書に至っては作成された背景と経緯について検証されず、鈴木の主張を全面的に支持し無効とされた。品田裁判長が無効とした理由は株式相場というものを度外視したものであり、鈴木の策略を肯定したものであった。これは明らかに品田裁判長の無知からくる一方的な裁定だった。合意書を無効にした事により、後日に作成された和解書も無効と判断された。この和解書の無効理由も合意書の時と同じく背景と経緯を検証せず、A氏と西が脅迫・監禁したことにより、鈴木を「心裡留保状態に追い込んだため」という鈴木側の主張を全面的に支持したものであった。これは、正義と公平という裁判の原則を全く無視したものである。多くの証拠を検証すれば、誤判は生まれない。再審制度によって真実を追求するべきだ〗

〖品田裁判長が担当なるまでに裁判長が2度変わっているが、裁判所は何故継続中の審理を中断させるような人事を発令したのか不可解だ。しかも品田が担当するのに合わせるように長谷川が「質問と回答書」を提出しているのは、今となってみれば決して偶然ではなく、長谷川なりにA氏に対する悪印象を担当したばかりの品田に植え付けるために仕組んだものではなかったか。品田が裁判所の上層部からどのような指示を受けたかは分からないが、少なくとも早期に結審することを求められたのは間違いなく、現にそれから約半年後に判決を下している。そう見ると、品田にとってはA氏側の株取引に関わる主張と多くの証拠を排除してしまい、単純に債権債務を処理することにすれば判決をかきやすかった。だから、西が株取引の利益と言って持参した15億円を強引に鈴木の返済金と決めつけることを厭わなかった〗(関係者より)

〖裁判結果に対する批評批判をSNS上でよく見かける様になった。通信技術の発達により、どれだけ裁判所や裁判官に対する不信感が広がっているか、当事者たちは真摯に受け止めねばならないだろう。最高裁の長である大谷長官は日本の司法界のために国民の誰からも支持される組織にするべきだ。色々な思惑の為に真実を曲げる事があってはならない。大谷長官をはじめ日本の裁判官達は、鏡の前で毎朝身に付ける八咫鏡のバッジを真剣に受け止めなければならない〗

〖最高裁判所の中枢組織は裁判官の人事権を握り、裁判所や上層部の意向に沿った判決文を書かなかった場合は、突然、左遷され、それ以降の出世の道は閉ざされる。但し、その代わり誤審をしても懲罰は与えられないし、裁判官としての身分は保証される。弾劾裁判の開廷を申立てしても再審請求をしても殆ど却下されるという。裁判所という組織を守る為の横暴なのだ。こんなことが法治国家の中心である裁判所で行われている事に怒りを覚える。世間に公表して国民の審判を受けるべきだ〗

〖鈴木と青田のコンビは悪事を重ねることを何とも思っていないようだ。青田は、常に相手を自分と比べて弱そうと感じたら乱暴な口を利いて居丈高になり、長年懇意にしてきた暴力団の習志野一家の組員たちを自分の手駒のように引き連れて横柄な態度を取る。赤坂マリアクリニックの乗っ取りでも、元院長の自宅まで押しかけて脅すことなど平気でやるが、青田のようなチンピラを弟に持つ姉の心境はどうしようもなく不安定だろう。しかも姉の夫は東洋大学の学部長まで務めた人物だから、青田が事件を起こしたら面目は丸つぶれどころかせっかく築き上げた学問の世界での実績も名誉も一度に吹き飛んでしまう。姉はA氏が鈴木に起こした裁判を傍聴していたことがあったというが、そこに少しは姉の心理状態が窺えそうだ。犯罪に躊躇しない青田を一番重宝がっていたのは鈴木で、A氏の代理人を襲撃させたり、西を尾行させて追い詰めようとするなど、金のためなら何でもする青田は、逆に鈴木は打ち出の小づちくらいに見えているだろうから、青田はいつでも事件になる可能性が高い〗

〖鈴木は資金繰りの為に、実際はそれだけの価値があったのかも分からない、ピンクダイヤモンドとボナールの絵画を言い値の3億円でA氏に買って貰ったが、その後平成10年5月28日にA氏の会社を訪れ、今度は売らせて欲しいと言って「念書」まで渡してピンクダイヤモンドを持ち出した。絵画は他の債権者に担保として入れており一回も持って来ていない。その後はなしの礫で代金も現品も持って来なかった。これについて鈴木は裁判で、「A氏より買ったものだ」と、それ以前にA氏から融資を受ける際に渡した3億円の借用書を悪用して言い逃れた。鈴木は嘘を無理矢理にでも辻褄を合わせようとするが、時系列が合っていないし、やっている事が滅茶苦茶なだけに支離滅裂としか言いようがないが、品田裁判長は責任はFRにあるとして鈴木に責任はないとしたが、馬鹿げている。A氏と鈴木の債権債務はあくまで個人間のものだということを、品田はどうして捻じ曲げるのか〗(以下次号)

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