読者投稿 鈴木義彦編(279)

〖裁判官の中には、弁護士が作成した準備書面をそのまま判決文に使うというとんでもない者が少なからずいるというが、これは驚きだ。今回の事件の流れから言って、鈴木側の主張の方が受け入れやすく、事件の判例も多いのかも知れない。しかし株取引があった事実を無いことにするために合意書も和解書も無効するという無茶苦茶な判断をして、それを邪魔する証拠は全部排除するなど絶対にあってはいけないことだ。本質を見抜こうという裁判官としての責任を疎かにして判例の多い少ないの確立の高い方を選択するようないい加減な審理をしているとしたら、これこそとんでもない大問題であり大事件である。しかもそれが裁判所に横行しているのであれば、裁判所は腐敗しているとしか言いようがない〗

〖利岡襲撃事件は、A氏の関係者と利岡本人の調査で、青田光市が当時でも20年来の付き合いのあった楠野伸雄が習志野一家のNo.2で、その組織の構成員2人に指示があり実行したものだったことが明らかになっていた。青田は事件後に組織と自分の関係をもみ消す口止めを行っている。事件は新聞で報じられ、犯人も逮捕されたが、犯人の組長が依頼者を明らかにする約束で利岡は示談に応じた為不起訴に終わった。ところが、組長が「必ず、事件の真相を調査して報告する」と言いながら回答を先送りにした揚げ句に別件で逮捕、拘留されたために有耶無耶に終わってしまった。しかし、事件は青田の関与が明らかな事もあり、A氏側は鈴木の関与を確信した。組織のトップと最低でも2回以上は会っていた平林弁護士は、A氏側の代理人弁護士が何回も指摘したにもかかわらず無視して一切答えなかった。A氏代理人弁護士がさらに追及しなかったために裁判官はそれっきりにしてしまったが、代理人弁護士のミスは大きな出来事だった〗(関係者より)

〖裁判では品田裁判長の不合理な裁断が随所に見られる。平成14年6月27日に鈴木と西がA氏に対して作成した「借用書」について、鈴木は裁判で「社長への返済金の一部10億円を西に渡した」と言っていた事実を否定したばかりか、当日A氏に会った事さえ否定している。しかし「借用書」自体が鈴木の直筆であり、署名指印のうえに確定日付まで取ってあるのに、品田裁判長がこの確定的な事実に目を向けようとしない事はどうにも理解出来ない。鈴木の証言が全て虚偽であることは、この借用書に対する主張から分かるはずで、裁判官は他の鈴木証言にも疑念を持って検証すべきなのに、それが判決には一切反映されなかった。こんな理不尽極まりない裁定が通る訳がないだろう。今回浮き彫りになった品田裁判長による杜撰な判決は弾劾されるべきだ〗

〖この裁判は鈴木と長谷川の主張がほぼ受け入れられた形になりましたが、裁判官は判断する際に鈴木に少しの疑念も抱かなかったのだろうか。そんな筈はないでしょう。まともに審理していたなら鈴木の証言や主張に大きな矛盾や嘘があることに気が付いたはずです。そしてA氏の代理人がもっとその矛盾点や嘘を指摘して、裁判官に明確に疑念を抱かせていたなら結果はまるで違っていたはずで、裁判官も一方的に無理矢理に自分の勝手な思い込みを押し通すことは出来なかったはずです〗

〖西の香港襲撃事件も利岡への襲撃事件と同じように、鈴木の関与が濃厚に見られるが、西が鈴木の関与を口にしなかったために未解決のままとなり、その後、鈴木は「西の狂言だ」と主張したが、香港警察も犯人を検挙できなかった事によって、有耶無耶に終わってしまった。ただ、鈴木が強硬な手段を使うときは青田光市が必ずと言っていいほど関与していることが多かった。西の出方次第では鈴木の悪事を解明できるいい機会であったはずだが、それまで鈴木と西の裏切りを実感していなかったA氏に、西はこの時も真実を全て話しておらず、決定打を打つことが出来なかった〗(関係者より)

〖鈴木は金を借りる時に相手に「直ぐ返す」とか「時間がない」等と言い訳をして極力借用書を作成せずに口約束だけで済ませるようにするのが手口らしい。借用書を残した場合でも関連書類を含めて必ず回収する事に執着していて、回収漏れは絶対に有り得ないほど徹底していたという。しかし、A氏の手許には鈴木が作成し持参した「借用書」「預かり書」等が全て残っており、当然、返済等が履行されていないのは確定的な事実ではないか。鈴木は回収漏れだと言い訳をしているが一部ならまだしも全てでは誰が聞いても嘘であることは明白で、裁判官が何も疑問を持たないことがもっと不可解で、再審以外に日本の裁判所の評価が変わるはずがない〗

〖鈴木がA氏に宛てた手紙に、株取引の利益を鈴木が海外に動かしている事実が書かれ、その後、平林と青田が代理人に就いて交渉をフォローをしている経緯があるというのに、裁判では「A氏と株の取引はしていない」という主張をしているのが信じられない。なぜ裁判官は、こんなに現実が明らかに違っている証拠を取り上げなかったのか、全く理解できない。「納得のいく交渉で解決をしたいからこそ委任した」という趣旨で平林と青田を代理人に指名したことを書いているが、平林と青田は現実には問題解決などする気がなかったとしか思えず、代理人としての仕事ではなかった。鈴木の言っている事と、やっている事がここ迄違うのはもはや最悪の詐欺師であると言わざるを得ない〗

〖鈴木が西に近づいた時は、A氏の存在を知っていたのだろうか。西も詐欺師的で、自分を大きく見せかけるのが得意で、東京オークションハウスという自分が経営する格好の舞台もあった。鈴木は、西を「会長」と呼んで煽てあげていたが、何回も会ううちに西の本性を掴んだと思う。資金繰りの話をするまで親密になった鈴木は西には自己資金がない事を見破っていた。西はいい気になってA氏の事を話してしまったのだろう。鈴木のターゲットはA氏に変更されたのだと思う。西を煽てたままいい気にさせておいてA氏の情報を収集し、自分の情報網を使ってA氏を調べたのだと思う。そして西のスポンサーはA氏だという事に確信を持ったのだと思う。鈴木の詐欺師としての能力は西の1枚も2枚も上だった。今更言っても仕方がないが、西は親和銀行での不正融資を始め鈴木のダークな部分もA氏に話しておくべきだった。それを聞いていればA氏の判断が狂うことはなかったはずだ〗

〖鈴木は親和銀行事件、山内興産事件について解決の為の和解金の支払いに困窮していたはずだ。その支払いが出来なければ親和銀行事件では実刑を免れなかった。そこで株取引で得た利益金の独占を目論んだ。海外に隠匿した金は、今や1000億円以上の大金に膨れ上がっている。鈴木は反対の立場になって考えたら分かる事だ。自分の窮地を救ってくれた恩人に対して普通はこんな酷い裏切りは出来ないだろう。長谷川元弁護士の悪知恵を活用して裁判を上手く乗り切る事は出来たと思っているかもしれないが、自分自身に嘘は付けないはずだ。このままでは鈴木の悪事は拡大するばかりで、鈴木にとっては何の解決にもならない。全ての虚偽が暴かれネットで公開されている。一昔前なら考えられなかったが、現代は情報が一瞬で世界に拡散する。鈴木は人生のケジメをどうするのか、よく考える事だ〗(以下次号)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です