〖裁判では何が起きるか全くわからない。まさかの事が起こり得る場所である。今回の鈴木の事件では、鈴木側の長谷川弁護士は、例え嘘八百であっても終始積極的に主張を続けていたように思う。反対にA氏の代理人弁護士は受け身であり、裁判官に期待し過ぎたのではなかったか。証拠も十分であるし、負ける要素がないと過信していたのが油断になり、反論もろくに出来ずに相手の主張を通してしまった。準備不足、能力不足であったことは明らかである。裁判官を説得するだけの事が出来ないばかりか、ここまで鈴木側の主張に偏向した判決に繋げてしまったのはA氏側の代理人が隙だらけで何の戦略もなかった事が大きな原因であると思う〗
〖A氏が負けるはずのない貸金返還請求の訴訟で敗訴した。貸付金について品田裁判長はA氏と鈴木の間で動いた25億円を返済金に充当してしまったが、形だけを整えた完全な辻褄合わせだ。この事件は単なる貸金の返還請求だけではなく、合意書で約定された株取引の利益配当金の支払い請求が最も重要だった。裁判官はこの件に関しては鈴木側の主張を全て認めてA氏側の主張を棄却してしまったが、誤判であったことは誰が見ても明らかだ。裁判官の、この一方的な判断は、鈴木が和解書で支払いを約束した50億円(西の取り分25億円はA氏に譲渡されている)と口頭でA氏に支払いを約束した20億円の合計70億円をA氏側が裁判で請求したことで心証を害したからとでも言うのだろうか。鈴木が平成11年9月30日に15億円を西に持参させてA氏への債務を完済したと主張している限り、この15億円は宝林株の利益分配であることを主張するには、さらに踏み込んで鈴木が一部にしろ株取引の事実を認めた和解協議、そして利益分配を約束して作成された和解書に基づく支払いを求めるのは必然だった。しかし、そのことに裁判所の意向が大きく反映されて品田裁判長が訳の分からない判決を下したとすれば、現状の裁判所も裁判官も完全にアウトだ。顔を洗って出直せと言いたい〗
〖弁護士は、依頼人が間違った事をしそうになったら軌道修正し、正しい方向へ導くのも大きな役割ではないのか。それを長谷川弁護士は率先して加担し悪の道へ引きずり込もうとはどういう了見なのか。長谷川弁護士は既に弁護士を辞めているので懲戒処分にはならないが、弁護士法に反するとか何らかのリスクと責任は負っている筈で、最低でも社会的道義的責任は免れない。それは読者投稿で渦巻いている非難が証明しているではないか。度の過ぎた偽証や捏造、誹謗中傷を手段として弁護した鈴木が勝訴し、その手段を使った弁護士が何のお咎めもないまま見逃されるなどという事があっては絶対に許されない。法曹界の身内に甘いという腐敗臭が日本国民に嫌悪感を増幅させるだけだ〗
〖裁判官も人間だから、間違いはあると思う。そうであれば、裁判が進行していく中で自分の判断に間違いがあったと気付いた時は修正できないものなのか。判決を下す前にそういう機会を設ける制度があるべきだと思う。法律家としてのプライドはないのか。間違いを認めることは裁判所全体の信用に関わるかもしれないが、一つの間違いが大きく深刻な間違いに繋がる。例え、自分の出世の妨げになろうと、勇気をもって誤りを認めることが裁判官には課されて当然だ。民事であろうと人の生死に関わることが多々ある〗
〖鈴木と西は株の買い支えの為の資金支援をA氏にお願いするが、その時鈴木はここぞとばかりにA氏を説得しようと熱心に嘆願し「この株取引が成功しないと自分も西会長も社長に対しての借金を返済する事が出来ません」とまで言って、半ば強引にお願いしA氏の了解を取り付けた。そして西の提案で「合意書」が作成された。ところが、「合意書」の取り決めに反したら利益金の一切の取り分は無いと決めたにも拘わらず、鈴木は最初の銘柄である宝林株の取引の前から、利益金の独占を謀る暴挙に出るような裏切り行為を平然と働いていた。A氏にとっては予想だにしていない鈴木の裏切り行為は、当初西から話を聞かされても信じがたかったのではないか。それだけ鈴木がA氏に対して見せていた表の顔とは真反対のどす黒い本性がむき出しになり、利益の独り占めという強欲で邪悪な心の持ち主だったことがはっきりした。宝林株で160億円などというとんでもない利益を得たことで鈴木も西も狂ったとしか言いようがない〗
〖裁判では当事者は嘘を付くのが当たり前というが、それならば裁判官はその嘘を見抜かなければならない。そして例え代理人であっても裁判に勝つ為に嘘を勧めたり、加担したりすれば弁護士自身も責任を問われるのは当然だ。長谷川弁護士には今からでも何らかの責任をしっかり取らせるべきだ。今回の裁判でも、当事者が嘘をつくことは珍しくないという前提があるならば、何故、証人である紀井氏の証言や主張を裁判官は認めなかったのか。当事者よりも第三者の証言が信ぴょう性があるものとして重要になる筈ではないか。まして鈴木の側近として株取引を任せられていた紀井氏の証言であれば尚更である。この判決は品田裁判長の不可解過ぎる判断が余りにも多く裁判を根底から歪めてしまった〗
〖日本には、弾劾裁判、再審、国家賠償訴訟という制度こそあるが、いずれも裁判所が建前だけにしようとしている。そして、辿り着いたとしても、原判決を覆すことに最大の抵抗をすると言われている。考えてみれば、誤審を犯したのは裁判官で、弾劾裁判は別にしても再審や国賠を裁くのが同じ裁判官であって、裁判所の威厳を示すという新たな任務が加わるのだ。裁判官にとって判決を是正して1審2審の判決を覆すという事は、裁判官としての将来が無くなることになるのだろう。1審2審の裁判官の不正を裁判官が裁くという事がどれだけ難しい事かは、理解はできる。しかし、これは何があっても実現すべきだし、当然だがA氏側の相当な覚悟も必要だ〗
〖今回の裁判での品田裁判長の事実認定は誰が見ても明らかに誤っている。特に民事訴訟で判決の是非が事実認定を正確に判断することで決定するのは当然であり、その為に裁判官は双方の証言や証拠類を徹底的に検証しなければならない。それが裁判の基本的な事であるにも拘わらず、品田裁判長は原告側の証拠を検証無しに一切を排除し、被告側の主張を一方的に採用するという有り得ない判決を下した。品田裁判長は真実の追求を怠り、犯罪者である鈴木に軍配を上げたのだ。この不当裁判をこのままにしておくことは、悪しき判例として未来永劫にわたって悪影響を及ぼすのは間違いない〗
〖品田裁判長が合意書を無効にした理由は、全てが身勝手で独りよがりから生じた職務怠慢にあると思う。まず、①A氏の訴状をよく読んでいない事によって、事件の背景と経緯が全く理解できていない。②知識や経験不足が原因で株取引への造詣が無い。③7年間の空白について全く調査をしていない等、数え上げればキリがないが、特に③の7年間の空白は鈴木の逃亡によるにもかかわらず、真実と事実を検証もせずにA氏の主張を排除した。3人の裁判官は何を考えて法廷に座っていたのだろうか。全てが品田裁判長任せだったのか。しかし職務怠慢の責任は一人品田裁判長に負わせることは出来ない。判決は裁判官の合議によって下されるのが職責になっているはずだ〗(以下次号)