〖お金や地位があれば人を集め、動かすことが出来るが、真の尊敬が得られるとは限らない。お金で信用は買えても信頼は買えない事を知るべきだ。一人で出来ることには限界がある。しかし、お金があれば人が寄ってくることも確かだが、自分に心服して動いていると自惚れていると反動は大きい。自分の器量と過去の悪行を自覚するべきだ。鈴木、お前には人に信用されたり信頼されるような魅力は無い。他人を裏切るような人間は心から心服されることも無い。今のままでは、きっといつかは騙され裏切られてお前自身が最悪の事態を迎える〗
〖裁判官は、銘柄の特定が無いばかりか有効性や継続性を規定する役割分担などが明示されておらず、余りに無限定として「合意書」を認めない判断を下したが、この書類は弁護士が作成したものではなく、当事者同士が協議して納得の上で署名指印したものであるのは明らかで、内容の記載に不足の部分があったとしても全面的に却下される理由はなかった筈だ。あまりに極端なこじ付けによる判断だと思う。しかも鈴木は「西に頼まれて書いた」等と子供のような主張をしているが、お前がほぼ一人で熱弁を振るい、「数年で20~30億円の授業料を払ったので絶対に自信がある。それにこれに協力して戴かないと、私も西会長も返済できません」と言ったことを忘れたとでもいうのか。それを裁判官は認めてしまったが、こんな判断をされたら、借りた物を返さない、約束を破る、相手を貶める、逃げる等の行為が正当であると認めたようなものである。被告の言い逃れの主張を見極められないような裁判官は人を裁くべきではない〗
〖堀江貴文という才能ある事業家がいる。彼は「金を儲けて何が悪い」と言い放ち傲慢になって世間を敵に回した。そして「フジテレビを買収する」と公言した。しかし、この一言で政府と官庁をも敵に回してしまった。法律の運用は解釈次第なので、些細な事で逮捕され、裁判で有罪になり、塀の中に堕とされた。要するに目立ってしまうと狙われるという事だ。鈴木はネットニュースの拡散で注目が集まっている。「1000億円超の隠匿資産」というタイトルは目立つ。お前の写真も掲載された。少しでもお前の事を知っている悪党には絶好のターゲットにされる。それは自業自得だ〗
〖鈴木の「嘘」は保身や言い訳の為で、その場でつく嘘とは違い邪悪すぎる。もはや嘘そのものが犯罪と言える。その嘘によって人を苦しめ、莫大な損害を被らせておきながら自分は莫大な利益金とともに逃亡する。こんな人間が裁判によって裁かれる事もなく、今も経済的に満ち足りた中で生きているという歪んだ社会があっていいのだろうか。「悪」を裁けないような裁判所はいらない〗
〖人間は全てのものを手に入れることは出来ないという。金があっても全ての欲は叶えられない。あまりに自分勝手な考えをして他人を貶めてばかりいると、自分にとって一番大切なものを無くしてしまう。世の中はそれでバランスを取っているらしい。自分自身はなんともなくても一番大切な人に影響が出る。いい加減改心しないと大事なものを無くすことになる〗
〖裁判になると、勝ちたいが為に双方が自分に都合のよい主張をするのは当たり前と言える。特に被告は罪になるかならないか、量刑にも関わってくるので必死に弁護士と相談して虚偽主張を通すシナリオを考える筈だ。しかし、これはいつの時代も同じで、裁判官も百も承知で審議すると思う。しかし今回の品田裁判官はそれを前提とした公正な判断をしなかった。どこまでも原告の主張のみを否定することに注力し、判決の判断材料としたことは明白である。その事実を取り上げたインターネット情報に共感を呼び、今では世論を動かすのではないかと思えるほどに事件に対する非難が殺到している。裁判所の歪んだ体質も目を覚ます時が来たようだ〗
〖現在の日本は、長期間にわたった不況から脱しつつあると言われている。局所的には、不動産価格や株価がバブル期の高値を更新している。格差が社会問題になり、「ヒルズ族」や「セレブ」の派手な生活がメディアでもてはやされる一方、陰湿な妬み社会になっているとも言われている。コロナ禍で世の中が疲弊している中でも株価が上昇しているという事は、マネーゲームを楽しんでいる富裕層がいるという事ではないのか。場合によっては、そういう人々の一部は上手くやって大きな利益を上げる。彼らの自慢話は「ハウツー本」となって書店の棚に並び、ときどきベストセラーになる。これは、成功した人々も、さらに彼らにならって成功しようとハウツー本を買う人も、共に「富を築きたい」という飽くなき欲望を持っている表れだと思う。金の亡者はいつの世も逞しいものだと感心する。鈴木も1000億円を儲けた「ハウツー本」を書いて悪事を自白してはどうか。ハウツー本と言うよりも自分自身の悪事のハウツー本として大きな話題を呼ぶのではないか。この本を参考にして儲けた人間がいるとしたら、全て「証券取引法違反」「詐欺」「横領」等で逮捕されることになる。鈴木の真似をする人がいない事は当たり前だが、短期間で大金持ちになりたいと考えて夢のような話にお金を注ぎ込む人が沢山いることも事実である。例え儲かったとしても他人を騙して得た富は永続しない。本物の富裕層は富を永続させることを心掛けている。そして「富というものは上手くできていて、それを独り占めしようとすると永続しない」ということを知っている。鈴木の錬金法は犯罪であって永続できるものではなく、何時までも鈴木一人の物であってはならないのだ。鈴木よ、ルールは破っても約束は守れ〗
〖A氏代理人の中本弁護士が多くの証拠を未提出だったというのには疑問が残りますが、中でも関係者が書いた陳述書が提出されなかった理由は何なのだろう。鈴木本人が嘘をついている以上、客観的に見た第三者の証言は非常に有効であったと思う。採用するかしないかは裁判官が決める事であって提出はするべきではなかったか。今回のA氏代理人の戦略は素人目ではあるが不十分で穴だらけであったと思う〗
〖自己中心的に物事を考える人間は、他人に対して残酷になれる人だという。たとえ自分が加害者であってもそれを自覚することができない。自分が嫌な目に遭うとしか思えず、自分が悪かったかもしれないという考えにも欠けている。正に鈴木のような人間の事だ。しかし、自己中心的かどうかを短い時間で見抜くのは難しい。特に、騙す目的で近づいてくる鈴木のような奴は仮面をかぶっている。やはり、多額の資金が必要な仕事の話や、融資の話を持ち込んでくる輩は一定期間を置いて観察してからでないとリスクが高いという事になる。富裕層はその点に気を付けているのだろう〗 (以下次号)