読者投稿 鈴木義彦編(94)

〖鈴木の悪時の隣には常に青田光市という男が存在するが、和解書作成のあと青田光市と平林弁護士が鈴木の代理人となった。しかしこの青田光市は代理人の立場で鈴木とA氏の問題解決に動いたのではなく、全く逆の動きをして問題を複雑化していった。ほかに暴力団を使ってA氏の代理人を襲わせたり、クリニックを乗っ取ったりと悪党振りは相当なものだ。一方で鈴木の所在を掴もうと関係者が青田のマンションを訪ねた時、何を慌てたのか「A氏が俺を殺そうとしてヒットマンを差し向けた」「A氏はヤクザ者でシャブ中だ」等とわめき散らしている小心者だ。親和銀行事件で辻田元頭取のスキャンダルとなった女性との密会写真の隠し撮りも仕組んだのは青田だったらしい。鈴木と青田の犯罪を暴き出したらとんでもない数に上るだろう。青田は今でも変わらず詐欺を働いているらしいが、どこまでも悪の塊のまま生き延びている最悪最低の2人だ〗

〖鈴木は和解書を作成したあと、A氏に宛てた手紙の中で、和解書撤回を主張した。理由は西と紀井氏の情報漏洩にあるとして、A氏に対しては「男として一目も二目も置く人には今までほとんど会ったことがない」また「大変お世話になった」と述べている。それなのに裁判では「強迫」「心裡留保」を理由にしているが理由があきらかに矛盾している。裁判で「強迫」を終始主張した鈴木だが、同一人物がこのような手紙を書いているのだ。裁判官はこの手紙の内容をどのように解釈したのか何の記述もないが、こういう謎があまりにも多すぎる裁判である〗

〖鈴木は国税の目を逃れるために、紀井氏に仕事場として提供したマンションの一室を何度も変えたらしい。そして自分が株取引に関わっていないように見せかけるため西を前面に出した。株を大量に買い支えるなどすれば当然目立つのだが、鈴木の名前は出ておらず、いざという時には西に罪を擦り付ける最初からの目論見だったのだろうが、志村化工株の事件では西に土下座までして罪を被らせ、鈴木は検察の手から逃げ延びたのだ。そして利益を3分の1渡すという密約を西と交わしながらその約束も反故にしたらしい。恐ろしいほどに卑怯な手口を使い人に罪を擦り付け、約束も守らない。そして責任を負う覚悟などさらさらない。しかし人を不幸のどん底へ突き落し平然と贅沢三昧に生きてきた最低最悪な男の終焉も近い〗

〖鈴木は平成10年5月31日に親和銀行不正融資事件で警視庁に逮捕されている。この事件は銀行の頭取をハニートラップの罠にかけそのスキャンダルをネタに総会屋、暴力団と共謀して、銀行から価値のない担保を名目に100億円以上の不正融資を引き出した。後に事件は発覚して逮捕される結果となるが、マッチポンプに利用した総会屋と暴力団を、ある意味手玉に取り、鈴木は銀行から引き出した融資の大半を手中に収めたが、鈴木は並みの悪党ではない。親和銀行側の信用を逆手に取り、融資を成功に導いた手口は暴力団さながらで大悪党ならではのものだ〗

〖鈴木と西が絡んだ親和銀行からの100億円以上に上る不正な融資で、鈴木と西がそれぞれ経営する会社に流用しても、資金繰りは楽にならなかったようだが、いったいどれだけ経営状態が悪化していたのか。折角、これだけのヤマを踏んで手に入れた資金を流用しても、FR社も鈴木個人もまだ資金難に陥っていたとは、いったいいくらあれば足りるのか。到底まともな手段ではこんな状況を打開できない。鈴木と西は新たに詐取できる事案の模索を余儀なくされていたに違いない。それが宝林株の取得情報だったのではないか〗

〖報道関係の記者等は常にスクープになりそうな情報(ネタ)を求めている。今回の鈴木を巡る裁判については、各報道機関の事件記者たちの注目を集めており、関係筋の話によれば事件の真相、裁判記録の精査のために情報を積み上げ、調査報道の担当者たちが動いているという。詐欺事件の実態報道は多くの読者や視聴者の関心が高く、今後の展開に目が離せない〗

西は「M&Aの専門的な会社を作る必要がある」と考えた鈴木に応えてFEAM社を設立した。その際に鈴木は自身の給料、ベンツの購入代や維持費、それと鈴木の愛人と実父に対する給料等さまざまに要求している。西も鈴木が責任を持って利益を積み上げるという約束で実行しているが、鈴木に株取引における利益金を握られている以上、言うことを聞かざるを得ない状況にあったのはもちろん、西も株価の買い支え資金やFEAM社の運転資金等の必要経費をA氏から出してもらっているので、自分の腹は痛まないし、その金をピンハネして他に流用していた。鈴木は恐らく西の着服流用疑惑を見透かして、さまざまな要求をしてきたのではないか〗

〖鈴木と西は親和銀行から不正融資を引き出す中で、新たな金策を余儀なくされていた。そんな中で平成9年8月頃にA氏と鈴木が出会うことになった。この出会いは偶然ではなく西がもたらしたものだった。A氏の性格上、初対面の人物を最初から疑ってかかる人ではない。ましてA氏が懇意にしてきた西の紹介なら、なおさらだ。鈴木も猫かぶりをして本性を表に出さないようにしていただろうから、これが蓋を開けたらとんでもない裏切り者の詐欺師で、まさか西までもがA氏を裏切ったうえに自殺するとは、この時、誰が想像したろう〗

〖志村化工株の事件は元々鈴木がその利益の為に西を引っ張り込んだ結果、西が逮捕されることとなった。その上西のお陰で鈴木の逮捕は免れたにも拘らず、利用価値が無くなれば切り捨てにかかってくる鈴木のその冷酷無比な非常さは血も涙もない悪魔みたいな奴だ。到底まともな人間には考えられない〗(以下次号)

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