読者投稿 鈴木義彦編(90)

〖西は鈴木と一緒になって最初の宝林株の取引きからA氏を裏切っていた。確かに平成18年10月16日の和解協議では真相の一部ではあるが、鈴木を追及した場面もあったが、利益の3分の1を貰うという鈴木との密約を真に受け、更に別途総額30億円を受け取りながら息子陽一郎と共にデリバディブ取引やカジノに入り浸っていたこともあったと聞く。その様な事から西がA氏に全真相を話す気があったかどうか甚だ疑問だ。鈴木の裏切りにより、自殺に追い込まれたが、そうでなければ最後までA氏を騙し続けていた可能性は大きい〗

〖今回の裁判はA氏や関係者にしてみれば本当にまさかの信じられない結果であったろう。鈴木と代理人弁護士の想像を遥かに越える嘘と出鱈目の主張や証言、A氏の味方であるべき代理人の力不足と方向性の見えない戦法、そして公平公正であるべき裁判官の驚愕するような審理への取り組み。この悪夢のような中ではA氏がいくら主張しても証拠を提出しても、勝てる裁判であった筈が理不尽にも無理矢理に真実を捻じ曲げられてしまい、反論すらまともに出来ていないのだから勝てる筈がない〗

〖合意書が作成されてから、約3週間で実際には50億円もの利益を上げている事になりますが、株というのは短期間で一攫千金が現実のものになる世界なのだと改めて驚かされました。宝林株であげた利益として西がA氏の元へ15億円だけを持ってきたが、その時「社長、カネがないんです」と西が言ったが、この時西も50億円の利益の事はまだ知らなかったのだろうか。この時も西だけが来社しているが、本来なら鈴木と2人で経緯を説明し、「お陰様で」とお礼と返済をするべきではなかったのか。西だけを差し向けるとは鈴木はA氏に色々と尋ねられるのを恐れたのだろうが、明らかに卑怯な裏切りを犯す者の対応である〗

〖鈴木が海外に流出させた資金の470億円は、今現在1000億円超にまで膨らんでいるという。鈴木が国外財産調書制度に基づいた申告をやっているとは思えないし、またその形跡は見られないとの事。鈴木本人が「金融、証券口座を開設できない」と告白していることから確実に金融庁、SEC、国税局等の調査機関に目を付けられていると思われる。本格的な捜査が行われたら脱税で口座凍結及び没収も近い将来あり得るだろう〗

〖他の読者も取り上げていますが、紀井氏の証言が採用されなかった事実は疑惑でしかありません。宝林株の買収資金の3億円は二転三転しながらも最終的にA氏が出したことは鈴木も認めた。それを前提にすれば、紀井氏が証言しているように鈴木と西が最初に手掛けた銘柄が宝林であり株式の売り抜けで得た利益の一部を何度か西に報酬として届けた事実がわかる。もちろん鈴木の指示があっての事だ。ということは既に「合意書」に違反しており鈴木と西がA氏を裏切っている事になる。この時点で紀井氏が合意書の存在を知っていたならどうなっていただろう。合意書があった事を知ったのは何年も後になってからだった為、紀井氏はどうする事もできなかったが、証言で「鈴木は自分で勝手にやってはいけなかったと思う」と述べているから、おそらくはA氏の耳に入った事だろう。鈴木の思惑通り、合意書の存在を3人しか知らなかったという点が悔やまれる。裏切りがどこから漏れるかわからないと鈴木は警戒していたという事だと思う。用意周到な悪人ぶりはどこまで根深いのか〗

〖鈴木の弁護士長谷川は、今回の事件で鈴木を勝たせ、おそらく莫大な報酬を手にした筈です。しかし依頼人である鈴木が犯罪を犯し、悪事を働き多くの人間を犠牲にしてきた人物であること、その人物に法の裁きを与えず野放しにしてしまったこと、つまり犯罪者の逃亡を手助けしたという自覚はあるのだろうか。知りませんでしたでは済まされる訳がない。自分が勝つ為に取った戦術があくどかったという自覚はあるのだろう。だから弁護士を辞めたのだろう。しかし長谷川弁護士の犯した行為はそれだけに留まらず、法を使って極悪人を見逃しにしてしまったのだ。これは裁判官にも言える事で、司法の闇が露呈した事件であると思う〗

〖今回の貸金返還請求訴訟において、A氏が株取引に出資した総額207億円に対して裁判官は判決文の内容から「仮にそれが真実であるとすれば」とあるように、あくまでも仮定の話としての認識で、A氏が合意書に基づく本業務遂行の為に207億円を出資している事を確認する「念書」が作成されているにも拘らず事実として受け止めていない事が見てとれる。裁判官がこんな認識を前提に全てが判断されたならば、明らかに誤審、誤判であり話にならない〗

〖第一審での判決はもとより、控訴審こそと期待を込めて臨んだが、その期待は裏切られる結果となってしまった。合意書、和解書の却下はあまりに短絡的で、控訴審に於いても何ら検証されることなく、西や紀井氏の証言や記述を深く再検証すれば地裁での判決に必ず疑問が生じるはずだったのにそこまでの労力を惜しんだのか、向き合う気がなかったのか、いずれも真摯に取り組まず、一審判決ありきの流れ作業の様な審理であった。ここまで司法の恥を晒して恥ずかしくないのかと思う〗(関係者より)

〖裁判は真実よりも戦術が大いに結果を左右するということに驚いています。しかもそれがどんなに卑劣で出鱈目で裁判を愚弄するような内容であっても認められると同時に、その真偽を裁判官によって正しく検証されないのではどのようにして悪を裁けというのか。日本の司法がここまで崩壊してしまったのかとショックを隠せません〗  (以下次号)

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