読者投稿 鈴木義彦編④(099)

〖長谷川幸雄元弁護士は弁護士経験が長く、裁判戦略にも長けていて、裁判所や裁判官の事情にも詳しかったと思われる。裁判長が3人も交代する中で、長谷川は弁護士としての切り札を使うタイミングを図っていたのだろう。3人目の品田裁判長が着任した事で老獪な長谷川は、裁判の迅速化を指示する裁判所の意向と品田の思惑を見抜いたと思う。そして長谷川は、質問と回答書(乙59号証)という切り札を切った。内容的には嘘と捏造ばかりで劣悪な陳述書で、A氏と反社会的組織との繋がりを捏造し、誹謗中傷した事が品田裁判長のA氏に対する心証を決定的に悪くしたのではないだろうか。その後まもなく判決が言い渡された。品田裁判長は乙59号証には一切触れなかったが、長谷川の戦略が品田裁判長の判決を導いたと言っても過言ではないと思う〗

〖裁判官たちは鈴木の証言が二転三転していることに目を向けなかった。これは完全におかしい話で、何か思惑があるとしか思えない。鈴木は親和銀行不正融資事件に前後してさまざまな事件への関与を疑われ、マスコミでも数多く取り上げられてきた。鈴木自身も「金融機関や証券会社等での口座開設ができない」と自白しているように、金融証券市場では不健全な人物というレッテルが張られているのだ。裁判でもマスコミで取り上げられた記事が証拠として提出されたが、裁判官たちは鈴木の証言が二転三転する事実を鈴木の人間性に要因があると深刻に受け止めるべきだったのだ〗

〖鈴木の裁判は一審で不当判決を受けてA氏は控訴したが、二審を担当した高裁の野山宏裁判長は、多くの控訴審で横行している手抜き裁判の例に漏れず、審議は一審で尽くされたとしつつ、誤字脱字を修正するのみで一審判決をそのまま支持する形でA氏の請求を棄却した。裁判官は出世すればするほど仕事をせずに済むのか。一審で審議は尽くされたとは、裁判を適当に済ませる為の方便に過ぎない。国民の正義を守る為という大義名分を掲げた三審制のカラクリが見えてきた〗

〖裁判官という職業に就く者は、深い思慮を持ち、確固たる正義の信念を持っていなければならない。刑事裁判は検察や警察の捜査結果が判決を左右するが、民事裁判は裁判官の意向が左右する。担当した裁判官に思慮深さや信念が欠落していれば、それに比例して誤った判決を下してしまうのは必然だ。裁判には再審制度や弾劾裁判というものがあるが、どちらも形式的なもので滅多に開かれない。そして裁判官が誤審誤判を冒しても懲罰も無い。これでは裁判官に反省させる機会もない。せめて査問委員会のようなものを設置して不当裁判を厳しく監視するべきだ〗

〖鈴木は裁判で、へ理屈と嘘の辻褄合わせを連発している。3人の裁判官がいる法廷でこんな嘘が通用するものだろうか。裁判官たちは日々どんな精神状態で加害者の発言を聞いているのだろうか。陪審席の2人の裁判官は裁判長の考え方に異議を申し立てることは無いのか。異議を申し立てると出世の道に支障が出るのか。裁判所には「裁判をしない判事」と言われるエリート官僚がいて、彼らの殆どが「事務総局」という組織を統括する部署に所属していて経理、人事ほか裁判所の中枢を管轄し、最終的には最高裁判事の席が待っている。彼らの気に入られるようにしなければ出世は出来ないという批判も裁判官OBから出ている。裁判官は、自分の意見を言ったり、公平公正な判決文を書くより裁判件数を多くこなす事が評価に繋がると言われている。この評価基準がある限り正当な裁判は望めないとさえ思う〗

〖株取引で鈴木がどれほどの利益を確保したかについて、西が書いたレポートを裁判官はほとんど無視したが、その理由を明確にしなかった。西は株取引で手がけた数多くの銘柄で具体的な手口と利益を書いていたから、審理では重要な争点になり、西のレポートは紀井氏の作成した確認書を裏付けるものと位置づけられるべきだったが、裁判官はそれをしなかった。故意に合意書を無効にしたとしか考えられず、当然、紀井氏の確認書も西の書面もこじつけでも無視せざるを得なかったのだ〗

〖ピンクダイヤと絵画は、A氏が鈴木の資金繰りを助けるために鈴木の言い値の3億円で購入したものだった。しかも、絵画は後日に持参すると偽って他の金融屋に借入の担保として預けていて、1度もA氏に渡していない。鈴木は、親和銀行事件で逮捕される3日前にA氏を訪ねた時、FR社の天野氏のサインがある「念書」を差し入れ、ピンクダイヤと絵画を販売委託として預かりながら、そのまま現品を返却せず、代金(3億4000万円)の清算もしなかった。鈴木の主張からすると、この2点の商品はA氏から購入した物だというが、自分が購入した商品を「販売委託」で借り出すことは有り得ないことだ。鈴木は嘘ばかりで辻褄の合わない主張が随所にあるが、3人の裁判長は鈴木の失言を故意に見逃すことが多かった。判決内容をどれだけ精査しても全く納得できるものではない〗(関係者より)

〖鈴木のように自分勝手な言い分ばかりを主張する人間とは会話が成立するはずがない。鈴木はただ一方的に自分の正当性を主張するだけなのだ。民事裁判で一方の当事者が嘘をつき、嘘の経緯や事実関係を捏造して自分を有利な方向に仕向ける事はよくある事だが、この裁判は目に余るものが多い。鈴木の代理人弁護士たち、特に長谷川幸雄弁護士は狡猾で、高額な報酬を得るために弁護士法を無視したに等しい言動が多く、その上、品田幸男裁判長は公平、平等という裁判官としての本来の姿を忘れて明らかに鈴木を擁護している。善悪を裁き、白黒を判断することが裁判というものだと思うが「悪が勝ち、黒の言い分が通る判決」が罷り通る裁判は不当で、もう一度やり直すべきだ〗(以下次号)

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