〖追い詰められた人間は、時に想像もつかない馬鹿力を発揮するという。その力が真面な力なのか、不正な力なのかは本人の人間性によるだろう。鈴木の場合は後者の方だ。この20年間、恩人を騙して莫大な資金を融資してもらい、死地を救われながら生来の悪性が原因で裏切りを続けている。まして、恩人から借りた資金を元手にして投資で稼ぎ、1000億円以上という天文学的な資金を独り占めして隠匿している。それだけの資金があるならば、恩人の前に姿を現し、長年の不義理を心底から詫びて、約束を履行するのが人間として当然だと思う。元金も返さず、資金を援助してもらう時に交わした約束も守らないで、「自分一人で成し得た事」だと身勝手なことを言っても、それは戯言にしか過ぎない〗
〖この裁判は、正邪の対立だ。口先だけで他人を欺き、裏切る者と、困っている人を助け、支援し、復活を待ち望む者との間で、善悪を判断する役割を裁判所に委ねた。しかし、裁判所も裁判官も悪者の味方だった。このような状況下では、善の者は法に頼らず、悪者を成敗するしかない。この裁判は明らかに誤りが多すぎる〗
〖西が死ぬ前に鈴木に残した「遺書」には「裏切り」という言葉が頻繁に使われていたようで、主に鈴木の裏切りを咎める書き方となっているようだが、西自信も、それだけA氏を裏切った事に対しての罪悪感に苛まれていたのではないだろうか。またそれ以上に鈴木の裏切り方が酷かった事も間違いない〗
〖鈴木は法を守ろうとしない、非常に悪質な人間だ。自分の目的を達成するためには、違法行為が手っ取り早いと考えている。盗みや略奪、騙し、脅しを含む犯罪のデパートのような存在だ。被害者の気持ちは法律だけで収まらない。鈴木は大悪党だ。裁判所は厳しく裁くことができなかった責任を取るべきだ〗
〖この世に起った事件の全てがスッキリと解明される事は少ないだろう。それを出来る限り真実に近い形で裁くのが裁判所だと思う。国家試験で最難関と言われる司法試験に合格した頭脳明晰な人間が集まり三権分立の一角を司り、世の中の悪に眼を光らせ、国民の安全を守る最高機関だと国民は信じている。しかし、その組織の本丸には「ヒラメの群れ」が棲んでいるようだ。国民の事などは二の次に置き、自分の立身出世のためにヒラメの様に上目使いをしている輩ばかりなのだ。このヒラメたちは国民の税金で養われている事を自覚するべきではないのか〗
〖鈴木はA氏に宛てた手紙で、自分が騙されたと嘘を述べ、A氏に同調を求める内容になっています。全てが西と紀井氏の悪事であり、西が自作自演をして鈴木を事件の容疑者に仕立てようとしていると主張しています。さらに、紀井氏の利益金に関する金額は表面的で事情が全く分かっていないと一方的に批判し、利益の総額を誤魔化そうと必死になっている。鈴木の言うこと、やることには真実が全くありません〗
〖鈴木は、加害者意識が全く無いことが過去に犯した罪からみても受け取れる。親和銀行事件は約17億円の和解金で減刑され、山内興産事件も約4憶円の和解金で決着、志村化工株事件は西が身代わり、いずれについても金の力で逃れている。言い換えれば「法も金の力」で解決させている事になる。鈴木という悪人が性懲りもなく他人を騙して犯罪を繰り返すのも、鈴木に欺かれた裁判官の責任だと思う。裁判官を罰するには裁判所が制度を改善すべきだ〗
〖品田裁判長は、鈴木の主張を支持して紀井氏の立場や証言を軽視しました。特に、密室で行われた株取引や売却に関する紀井氏の証言や証拠を完全に否定する理由が全く不明です。裁判官の判断は非常に怪しいとしか考えられません〗(以下次号)