金満紳士「後藤悟志」の正体

スチールブラザーズ
有史来人間は欲の塊と言われている。煩悩があるから人間であり、人間ゆえ欲の為に争う。因果な生き物である。
これからこのシリーズでお伝えするのは、人間の一番醜い姿を恥ずかしげもなく曝け出し人生の後半を送っている兄弟の話しである。本誌が総力を挙げ収集した情報や証拠を惜しむことなく暴露する予定である。西武ホールディングス代表後藤高志(兄)太平エンジニアリング代表後藤悟志(弟)。 見出しの「スチールブラザーズ」とは直訳すれば「泥棒兄弟」となるが、さあ、この兄弟が織り成す、えげつない錬金術をお披露目しよう!

東京は杉並区内にプール付き豪邸を構え、ベンツ、ポルシェ、ランボルギーニ、ロールスロイスほか、高級外車を10台以上所有し、車ばかりか若い娘を気ままに乗り替え我が世の春を謳歌するブラザー弟、後藤悟志。

(写真:後藤悟志邸 東京杉並区の住宅街に敷地400坪の豪邸が建つ。個人資産1000億円とも言われながら、後藤のどケチぶりはあまりに有名だ)

青山学院大学出身の悟志がオーナーを務める会社は文京区本郷に本社を置く太平エンジニアリング株式会社だ。ビルメンテナンスや設備施工を業とし、グループ会社は20社を超える規模で、総資産は個人法人併せて2千億円は下らないと言われている、にも拘らず、この男の錬金術が正常と言えないのである。金に物を言わせ、下請業者を泣かし、社員へはわずかな給料で労働を強いる正にブラック企業の典型で、自己中心人間の権化のような人物なのである。女を口説く為に必要として、ブランド品や宝飾品などを100万円単位で買うための裏金作りに余念がないと言うのだ。裏金は関連会社や自分の配下の会社を利用し上納させていると言う。ブラザー兄の後藤高志は東大卒のエリートで、みずほ銀行時代に頭角を現し現在は西武ホールディングスのトップに君臨している。

(写真:後藤悟志。一般にはほとんど素顔を見せていない。金銭への執着が凄まじく、その錬金術は違法を疑われるものばかりだ)

 

弟悟志は太平エンジニアリングの年商は700億円規模で、悟志の年収は3億円とも言われているが、役員の年収はせいぜい1000万円台に過ぎない。正に個人商店である。
一般庶民からすると、そこまでの資産家に裏金など必要ないと思われるかもしれないが、そこは守銭奴の守銭奴たる所以であり、出すのは舌でも惜しみ、例え1円玉でも貪る金銭中毒患者なのだ。
地位も名誉も財産も全てを持ち合わせている悟志であるが、残念なことに度胸が全くない。抜群な経済力を背景に企業M&Aや不動産買収を手掛けている中で、荒稼ぎをする代償として反社会勢力との衝突を避けられない。そうなると悟志は裏に隠れてしまい、仲介者に全権委任し問題解決を図る。コンプライアンス厳しき現代、反社会の人間との写真のみでも大問題なのに、金銭的な繋がりが発覚すれば暴力団排除条例の対象となり、即刻社会から抹殺されるであろう。仮に兄高志に対する忖度が働き、弟悟志が守られているとすれば、更に問題であり、今後もスチールブラザーズの動向には目が離せない。

弟後藤悟志が代表を務める太平エンジニアリング株式会社は、子会社を含め20社以上となるが、殆どの社員達は「年間休日100日以上、残業30時間以内」という就職情報誌の雇用条件を信じ就職したが、異口同音、後悔を口にしている。基本給を労働基準法内最低に抑えられ、年間の賞与や月々の手当が基本給ベースのため、働いても働いても年収アップは非常に困難な仕組みとなっている。太平グループの中に金融会社の太平フィナンシャルサービスがある。この会社の役割は、下請業者への貸金業務である。太平エンジニアリングから下請業者への支払いサイトはとても長く、只でさえ値切りに値切られた発注額なのに、長い支払いサイトに下請業者について行けない。そこで親会社太平エンジニアリングの支払い確定額を担保に、子会社太平フィナンシャルサービスが各下請業者に貸付し、更に金利まで剥ぎ取るシステムを導入している。当然取りっぱぐれはない。こうした下請業者への扱いは不条理そのものだが、悟志は温情ある行為と公言するのだから始末に負えない。下請なんぞいくらでも取り替えが効くというのが彼の本音であろう。
後藤悟志は何にでも金に物を言わせ、弱い者をいじめ、金を残すタイプの人間である。傍若無人な振る舞いはライフワークのようにも見える。兄高志の西武ホールディングスとの癒着を始めとして、私的な資産を増やしたり、交際費を捻出する目的でいくつもの法人が存在する。
女将との関係はよく解らないが、銀座8丁目の割烹料理屋「おかだ」も悟志がオーナーである。
こうしたスチールブラザーズの身勝手な振る舞いを当局が放置する事は無い。着実な情報収集を基に彼らの悪業が公然化するのは時間の問題だ。

後藤悟志が国税司法当局から目を付けられているという情報を得た。さまざまな錬金方法が事件性を帯びてきており、本誌も更に取材へ注力の予定である。
下請からの上納金で惚れた女性へのプレゼントを買い、グループ会社のトラブル解決の為、反社会的勢力と直接的ではないが関わってきた事に触れてきたが、上納金を個人的に消費すれば、みなし所得となるから税務当局からは申告漏れを指摘される。また、暴排条例に抵触した事実が明らかになれば警察も動き出す。現況でも下請業者の不満が原因で関係当局への告発が起きていても何の不思議もないのである。
値切り倒し、サイトを延ばし、支払い代金担保に融資を受けさせ金利を貪る。こういう手法で潤った太平エンジニアリングや後藤悟志に対して責任を負わせたいと思うのは当然の心持ちだ。

(写真:後藤高志 西武ホールディングス社長。みずほコーポレート銀行副頭取から西武グループに移り、西武ホールディングスの再上場を果たした。実弟悟志の悪事をどこまで庇えるか)

後藤悟志がそもそも話題に上がったのは、兄高志の西武ホールディングス再上場の際、大株主との熾烈な争いが起きた8年前に遡る。大株主が「公開価格の安すぎ」にクレームし、それを受け付けない経営陣に対しTOBをかけ、またグループ会社に粉飾決算の疑いがあるとか。真面目な高志についても女性社員との浮名が週刊誌に流れる中で悟志も注目されたが、悟志は日常的に悪さを働いている身故に相当に慌てた様子だった。蚤の心臓の悟志であるが、彼が愚かなのは、喉元過ぎて直ぐに熱さを忘れ、女遊びを止める事なくマネーへの貪りを今でも続けている事だ。懲りない悟志に当局は改めて着手した模様だ。自業自得とはこの事である。

太平エンジニアリングに勤める約2000人の社員の低賃金や下請けいじめ、女性へのプレゼントは上納金を使う等、後藤悟志のドケチ人間ぶりは何度も伝えてきたが、自分ではプール付きの豪邸に住み、高級外車を10数台も所有し、セレブ生活を送っているが、その資産内容の一部をお知らせしよう。
先ずは、杉並区内にある自宅だが、敷地400坪の大豪邸だ。プールがあるだけでなく、ガレージも優に外車3台は収まるスペースだ。そして所有する高級外車だが、ロールスロイスファントム、ベンツ、ベントレーを始め、フェラーリ、ランボルギーニに加えて、ポルシェ911、カイエン等のスーパーカーが居並ぶ。また、数億円のクルーザーを所有している他、所有別荘も多く、軽井沢に始まり、御殿場、湯沢、伊豆今井浜などに保有している。湯沢はコンドミニアムだ。兄高志の経営するプリンスホテルも近い。更に栃木県の那須にゴルフ場を有しており、このゴルフ場は元の経営者が民事再生法の適用を受け競売を経た有名物件だ。名称を馬頭ゴルフクラブという。
後藤悟志の個人資産は1000億円単位と言われている。ここに挙げたのはほんの一部であるが、これほどの資産家が女性へのプレゼントに下請業者からの上納金を充てるのだから、ケチにも程がある。

後藤悟志が、沖縄の土地買収に関して、反社会的勢力への利益供与問題が浮上した。税務問題や反社会勢力との関係は刑事事件に発展しかねない。そんな危ない橋を渡ってでも貪欲な金銭欲を満たしてきた事実を彼はどこまで自覚してきたのか。ひとつ問題提起したい。
悟志は2年ほど前に沖縄の土地を1万坪程、地元の会社に売却して多額の利益を得た。その土地を取得したのは数年前に遡るのだが、実はその土地は反社会的勢力がしっかり絡んでいたために、土地の価値は高かったのにも拘わらず長い間誰も手を出せずにいた曰くつきの土地であった。
しかし、手を出せば、相当な利益が出ると分かると、悟志は土地の所有者と交渉を進めて、あっさりとグループ会社の名義で購入した。案の定取引に関われなかった反社会勢力が騒ぎ出し、本来ならば警察に相談すべきだったが、彼は秘密裏に反社会勢力の攻撃を収めようと図って金銭で解決した模様だ。
周知のように、沖縄県は平成23年10月1日に暴力団排除条例を施行しており、後藤悟志の行為は明らかに利益供与に当たるのである。利益だけに目を奪われ、挙句の果てには利益供与という法律違反を犯した悟志にとって、この犯罪は氷山の一角に過ぎず、一族の崩壊に繋がる事は明白である。

後藤悟志は無類の麻雀好きで、しかも腕前はプロ級である。毎週1回は卓を囲み、そのペースは10年以上続いている。誰もが彼を麻雀中毒だと思っている。相手は特に選ばず、自社役員、社員、下請会社、クライアント、経済界の顔見知りに至る。レートは高く、少し前に解任された黒川弘務東京高検検事長は千点100円だったが、悟志のレートはこの比でない。声を掛けられた方も弱い立場の者が多く、実力を発揮出来ず負け分はしっかり取られる。彼の累計勝ち金は数千万円にも上る。麻雀で巻き上げた金は女性を口説く為のプレゼントへ変わる。エルメス、ヴィトン、シャネルなど下心丸出しでプレゼントを物色するのだから、みっともない限りだ。ただし、プレゼントを貰ったからと言って、女性も簡単にはなびかない。余りおモテにならないようだ。ただただ賭博罪の容疑を色濃くしている様相である。

架空発注でキックバックは日常茶飯事

「コロナ禍もピークを越えた」とは分科会尾身会長の発言であるが、緊急事態宣言下では経済も回らず、当局や裁判所ですら機能しなくなるのだから政治的な側面からの判断なのであろう。
司法当局が威信を取り戻すべく一気に攻勢をかけるようだ。後藤悟志の場合はどうか。彼は次男でありながら創業会社の跡取りとして何一つ不自由のない状況の中で、好き放題に金への執着を強めてきた。事実上は裏金となる下請業者からの上納金、最低でも数千万円単位となる。賭け麻雀の勝ち金、不動産取引で得た利益約10億円等、これらは全て悟志個人の脱税の裏付けになっている。悟志を巡る脱税疑惑が発覚したとき、本人は勿論、実兄の高志は弟悟志の守銭奴ぶりを知らないので相当うろたえるに違いない。実弟が刑事事件を起こせば、実兄もただでは済まない事ぐらい判らないはずはない。

後藤悟志が経営する太平エンジニアリングは空調設備工事とビルメンテナンスサービス事業で年商約700億円企業であり、法人個人を問わず、この男の脱税疑惑にまつわる問題については関係者の証言と共にいくつかの物的証拠を今後必要に応じて開示する予定である。
後藤による犯罪の一つに、会社を舞台にした架空発注がある。これは彼にとって日常的な事であり、知人や下請達の法人へ仕事を発注したかのように見せかけ、送金した金を個人的にバックさせるという。昔から知られたB勘定にする手口だが、会社に損害を与える特別背任であり、受け取った金は当然無申告なので脱税も加わる。更には賭け麻雀での所得隠し、彼は昭和32年11月12日生まれで、現在62歳になるが、10代の頃から賭け麻雀は常習で、これまでにも触れている通り、プロ級の腕前で連日のように会社の幹部社員、下請会社の社長、業界及び取引先の関係者に声をかけては雀卓を囲み、後藤がこれまでに得た金はトータルで数千万円にも上るというが、この金が女性へのプレゼントや遊興費に変わるのだから、雀卓を囲んだ相手が歯嚙みする姿も見えてきそうだが、これは最早接待麻雀の域を超えた犯罪である。

更には、彼の所有している高級外車やクルーザーを使った脱税である。車やクルーザーの減価償却は6年から7年だが、十分な減価償却をした後に第三者に販売した形を取り、キックバックを受け取るという手口だ。後藤は最近新しいクルーザーを買っているが、この手口のツールになる事は間違いない。このお金もやはり女性へのプレゼントに使っているというのだから心底お金好き、女好きが窺える。
兄高志はどこまで弟悟志の犯罪行為を把握しているのだろうか。悟志を巡るスキャンダルは金銭への度を越えた執着に根差しているだけに、表面化した時の衝撃は大きく、後藤一族を見る世間の目も大きく変わるだろう。特に社会人一年目の愛娘に対する影響は甚大だ。勤務先の一流証券会社に居続けられなくなる日も遠くない。

太平エンジニアリングは「一友会」という下請業者会(加盟約1000社)に一定の支払いサイトを設けている。また下請会社同士の見積り競合を強いているので、仕事を受注しても余裕など全くない。後藤は下請会社を完全に支配し、更に本社の利益を確保するために、下請会社から会費を徴収するだけでは飽き足らず、子会社の太平フィナンシャルサービス(以下太平FS)という会社を使って、下請会社に対するファクタリングサービスを実行している。
支払サイトを長期にすることで、下請会社は資金繰りの為に太平FSを利用するが、この際に担保となるのが太平エンジニアリングからの支払い代金で、太平FSは決して取りっぱぐれがない。問題は太平FSが設定している手数料で金利換算すると、年24%(月2%)にもなる暴利なのだ。公正取引委員会や厚生労働省は後藤悟志が優越的立場を乱用して収益を確保している現状を徹底的に調べるべきではないか。そして国税局も悟志個人の申告を洗い直すべきだ。会社を隠れ蓑にして申告を誤魔化し、私財を増やし続けている手口をこのまま放って置くのだろうか。

太平エンジニアリングは後藤一族の同族会社で、先代の後藤一之氏から悟志が社長を引き継いだのが平成8年のことで、悟志が入社して僅か9年目のことだった。典型的な世襲社長だが、悟志の金銭に対する執着は度を越していて社長在任が長くなるにつれ会社私物化の本領を発揮してきた。自身の年収は3億円前後(プラス裏で2億円)というのに、役員は軒並み1000万円前後で悟志本人は社用車としての車は10台あるが、役員には1台も無く、年商700億円を誇る優良企業の役員は皆「SUICA」が手放せなくなっている。
更に、役員の給与は「基本給」を低く抑える事で年間総支給額を圧縮する仕組みを取っており、募集要項を信じて入社した社員達は、手取りの少なさに失望し多くの離職者が後を絶たない。
それだけではない。下請いじめも相当で値切りの方も半端でない。「一友会」に入会させ詐欺的に競合をあおり、ダンピングに応じなければ切って捨てる。こうした下請会社に対する締め付けは全て悟志の指示であり、人を人とも思わない冷酷非情な彼の人柄が窺い知れる。
悟志は常軌を逸した金銭感覚の持ち主である。後輩達との旅行会、飲み会、ゴルフ等に自分から声をかけておいて、金は割り勘にするという。合コンを開くときは、自分の店、ゴルフ場は自社所有の馬頭ゴルフクラブといった具合だ。飲んでも喰っても自分の腹は痛まない。銀座のクラブでは金持ちの自慢話を散々やらかし、会計時は必ず値切る彼の姿は滑稽というしかない。

後藤悟志の女好きは有名で、特に背の高い女が好みのようだ。下請会社や後輩達に合コンを企画させ、女を物色するのである。お気に入りが見つかると直ぐに金持ち自慢とブランド品のプレゼント攻勢が始まる。プレゼントで堕ちない相手には最終手段として現金100万円を用意する。世の中全て金で解決出来ると思っている証だ。しかし、このプレゼント攻勢の成功率は低く、100万円を持ち逃げされる事も多い。全くもってみっともない男である。
悟志はブランド志向が強く、上場企業のトップと聞くと尻尾を振って媚を売る。取引先の東京ガスや三井不動産、日立ビルシステム他、ゼネコン等の役員クラスへの貢ぎ物には金に糸目をつけない。女性へのそれと同様にブランド品や宝飾品を経費で落とし贈答している。

彼は自分で自分の事を「男の中の男」「金払いが良い男」と吹聴しているが、それを聞いた誰もが苦笑している。これまで本誌が明らかにしてきた後藤悟志の犯罪疑惑の数々や反社会的勢力への利益供与が表面化すれば、金融機関は一発で取引を停止にするから、太平エンジニアリングは経営危機に陥るし、後藤家の面々も非難を浴びるに違いない。中でも実兄高志への影響は計り知れない。みずほコーポレート銀行から西武ホールディングスに移り、同社のトップとして再上場を果たしたが、実弟の不始末で泥を被ることになるだろう。高志も太平エンジニアリングの株主だから、コンプライアンスから見ても責任は逃れられまい。悟志はこれらの事をどう考えているのだろう。62年の人生で金の苦労は一切なく過ごして来たのに、執着は人一倍で、常習の賭け麻雀、ゴルフのにぎり等この期に及んで止めようとしていないのは、もしかしたら犯罪の認識がないのであろうか。

悟志は昨今、証券会社に勤務する一人娘への相続税対策に躍起になっている。少しずつバレないように資産を移し始めているが、これも節税の度を越すと当然脱税行為になり、実名も含め世に公表となる。悟志はこれまで触れられてきているようにいくつもの犯罪行為が絡み合っているので、本件も税の徴収だけでは済まされない。

後藤悟志の追徴課税は30億円ともささやかれている。どうやったらこんな脱税が出来るのか。
重加算税が掛かる場合は当然の如く国税は検察庁へ告発する。太平エンジニアリング並びに後藤本人への激しい調査は必至である。架空発注してからのキックバック、個人資産を法人資産へ換置した所得税逃れ、あるいはクルーザー売却に伴う減価償却を利用したキックバックの無申告等、もし反社会的勢力への利益供与が表面化すれば不動産取引で得た個人所得の隠蔽が発覚するというように事件の連鎖に歯止めが効かないだろう。悟志は女だけでなく仕事を貰う為に取引先の三井不動産や東京ガスその他、各業界のトップクラスへ常識を超えた貢ぎ物をしているので会社法(贈収賄他)に触れる可能性も十分に有り得る。

後藤の杉並区内にある自宅の所有名義は、土地の半分が母親で残りは太平エンジニアリング(株)である。悟志自身は殆ど所有していない。これも税金対策の一環だろうが、因みに太平エンジニアリングの主な株主構成を見ると、後藤悟志(持ち分比率21.2%)、後藤睦月(4.7%)、後藤高志(3.1%)、後藤俊子(0.8%)となっており後藤家の保有率は30%で民間調査会社の調査では「非同族」となっているが、同社を私物化し好き放題の事をしているのがトップに君臨する悟志の経営実態である事から、同族経営である事は間違いない。今迄荒稼ぎしてきた金を御殿場別荘の建て替えに充てているのは正に会社私物化の証でもあるし、建て替え造成工事の当初から足繁く通っていたために、土の中に何か埋め込んだのかと一部の人から噂になっているのである。

後藤悟志への怨嗟の声が止まらない。低賃金で朝から晩まで働かされる社員、値切りに値切られ挙句の果てにファクタリングシステムで高利まで搾り取られる下請業者、悟志に裏切られた人間は枚挙にいとまがない。全員異口同音に「ヤツを絶対許さない」と言い、特にある団体は「威信にかけてけじめをつけて貰う」と言っている。
西武ホールディングスのトップ、兄高志は真面目一本槍とも聞いていたが、よく調べると再上場の際はきな臭い話も多く、特に女性スキャンダルもあったというから正に血は争えない。