読者投稿 鈴木義彦編(56)

〖この裁判を争う上で、合意書・和解書の存在は大きいはずです。他にも事実を捻じ曲げるような嘘の主張で、いとも簡単に悪びれもせず裁判官に事実を認めさせないような主張をする鈴木と長谷川のやり方は非道すぎます。「A氏から資金提供を受けるために必要だという西に協力して書面に署名したに過ぎず、それを実行するという認識はなかった。事実、その後A氏とは株の話は一切していない」と鈴木は合意書に署名した言い訳をしていますが、特に西に対してはA氏は言われるまま資金提供をしてあげていたので、鈴木のサイン等全く必要なかった。合意書に基づいた株取引では買い支え資金がないと大儲けはできないと鈴木が一人で熱弁を振るい、「これをやって戴けないと私も西会長も借金の返済ができない」とまで懇願し、A氏が承知したのが実情だった。西が自殺して証言できない事を利用していい加減な事を言っているが、遺書でも全容が全て分かるはずです。しかも株の話をしていないのではなく、鈴木が逃げ隠れしてA氏と会わないようにしていただけではないですか。裁判官は西が証言できない不利な部分を、鈴木が明らかに利用している場面がいくつもあるのに、何故疑わなかったのか不思議でしょうがない〗

〖裁判官は、鈴木のA氏からの借入金の存在は認めたうえで、西が平成11年7月30日に持ってきたA氏への配当金と西と鈴木の返済金(一部)の合計額としての15億円と、鈴木が平成14年12月24日に紀井氏を同行して持ってきた10億円を無理矢理に返済金としたが、当時はこの10億円についてA氏は返済金と思ったが、後日、分配金だと認識を改めた。問題は鈴木が借用書に書いた15億円の返済を10億円にして、それを返済したことではなく、これらを嘘で固めて平成11年9月30日に債務を完済したと主張した鈴木の悪質さに注目しなければならないのではないか。このような鈴木の嘘の主張が合意書の無効主張や和解書の無効主張に繋がっているのだ。要するに、鈴木はこの様に自分勝手な悪質な嘘をつく人間だという事が分かっていれば、株取引での判断を誤らなかったのだ。合意書にも和解書にも3人の直筆の署名があるほか、いろいろな証拠で無効になるはずがない〗(関係者より)

〖ひと言で言って、A氏代理人の戦略ミスだね。3年もあればあらゆる証拠を出すタイミングや鈴木側のとんでもないウソの主張に全て十分な反論が出来た筈だ。反論と同時にそれを上回る力強い主張がなかった。その辺りもしっかり準備していれば、裁判官もあからさまに鈴木寄りの判決は出しにくかったのではないか〗

〖鈴木は乙59号証でA氏と反社会的組織との繋がりを述べ、さらに貸金の資金源にしていると全くの作り話で長谷川と鈴木がでっち上げたものであることは、金利年15%で担保もなければ催促もないということだけでも十分に分かるはずだ。実際は、鈴木の方が青田光市を通じて暴力団との繋がりが深かったし、親和銀行事件では自ら別の暴力団の組長と総会屋と共謀したことが明らかになっている。裁判官はこれらの鈴木の過去の経歴や周囲の人間関係を見て見ぬふりをして、何を根拠に鈴木の嘘を正としたのか、全く異常な判決としか言いようがない〗

〖皆さんご存じの通り、裁判は裁判長、右陪席、左陪席の3人で進行します。判決は意見が分かれた場合は多数決で決定するらしいですが、今回はどうだったのか。3人が満場一致ではなかったと思われますが、実際は裁判長の考えや意見に従ってしまうのが現状だとしたら、裁判長が買収されていたらどうしようもないですね。どんなやり取りがなされているのか、内側が全く見えないというのは恐ろしく、疑惑の温床になる場合も十分あり得ます。多くの読者の意見としてほぼ100%仕組まれた裁判という意見が圧倒的多数に上る〗

〖鈴木は、合意書を無効と主張したが、そうであればどうして宝林株を紀井氏に売らせることができたのか。宝林株でさえ合意書とは関係ないと言い、「何一つ履行した事実が無かったので忘れていた」とまで言っている。宝林株の利益配当と返済金の一部として西に持たせた15億円があるが、A氏に対しては見せ金という意味合いが強く、以降の買い支えの資金を出させる意図が鈴木にはあった。宝林株取引で既に約170億円近くの利益を得ていて、A氏に買い支え資金を出してもらわなくてもいい状況にあったはずだが、鈴木は利益の詳細をA氏に報告せず海外に流失させ隠匿していた。A氏はそれを知らずに西から依頼があると買い支えの資金を出し続けていた。これはあまりにも酷い話だ〗

〖合意書の締結から7年後に和解書が作成され、その経緯をしっかり検証すれば「合意書の存在を認めるにはあまりにも不合理」等という認定にはならない筈で、A氏、西、鈴木の三者の間で具体的な報告、協議がなされていなかった事を理由にするのは、本文にあるように裁判官のミスと思い込みに他ならない。A氏が株取引に詳しくないことを良い事に具体的な報告もせず、協議しようにも、鈴木がA氏との接触を嫌い西に言い訳をさせ、7年間逃げ隠れしていた鈴木の卑怯な手口が招いたものです。しかもA氏は鈴木を捜すのに興信所、鈴木の父親を訪ねるなど、やれる事は全てやって接触をしようと積極的に動いていました。裁判官は、鈴木に「なぜ逃げていたのか。A氏と接触しようとしなかったは何故か」と詰め寄るべきではなかったか。何故、和解協議の場が強迫とか心裡留保になるのか、和解書作成後の鈴木からの何回もの電話での追認や1週間後に一人でA氏の会社に来社した時の支払についての話は裁判官としてどのように説明できるのか〗

〖鈴木の嘘は全てが合意書と和解書を無効にする為だ。西が合意書を破棄したと思っていたものがA氏の手許にあった事が分かってからの嘘は特に酷かった。そして西に破棄報酬として渡した10億円は「西に返済金として10億円を渡していた」と平成14年6月27日に突然言い出し、ずる賢くすり替えてしまった。言われた西は認めるしかなかった。鈴木らしい抜け目の無さだ。金の事にかけたら悪知恵の働く奴だと感心するが、しかし裁判になってから平成11年9月30日に15億円を返済して全て完済し確認書をもらったと言っていることと辻褄が会わないために、「平成14年6月27日には西に10億円渡したとは言っていない」「(同日には)会っていない」と言い出した。このことについて原告側の弁護士の中本、戸塚が気づいていないこと自体、いったい何なのかと思う。裁判官もおかしいと思わなかったのか。鈴木と西の借用書には同日の確定日付があるというのに〗(関係者より)

〖鈴木の代理人である長谷川弁護士は嘘や誤魔化しに飽き足らず、A氏の人格までも否定する等、傍若無人振りが際立っていたが、「うるさい! 黙れ!」とA氏の代理人に暴言を吐いて裁判官からたしなめられる場面もあったという。しかし何故ここまでメチャクチャな進行ができたのだろうか。弁護士は自分側が不利になるのを嫌い、裁判官の心証というものも気にするものではないのですか。やはり判決の当日「大丈夫、この裁判は負けない」と居丈高に豪語したという自信が最後まで引っかかる。はっきり言って出来レースではなかったのかとしか思えない〗

〖裁判ではA氏の貸金約28億円の内25億円(実際は24億円)は受け取った形になった。どれも、紆余曲折があった中で裁判官の誤った判断でそうなってしまった。しかし裁判官が留意しなければならないのは、その紆余曲折の中で鈴木がどれだけの嘘をついたかを認識してるかどうかだ。その嘘の中に鈴木の悪質な人間性が詰まっている。それにもかかわらず裁判官は全く鈴木の嘘を見抜けなかった、というより、これは気づいていて知らぬふりとしか思えない〗  (以下次号)

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