〖和解協議後の鈴木からの手紙を読んだ後も、A氏は鈴木との平和的解決が望めるならと考え、鈴木に手紙を書いている。しかし、鈴木にはその思いが通じず、自分勝手な言い訳を並べ立てた挙句に平林弁護士と青田を代理人に指定し、自らは直接A氏と会う事を拒絶して行方を晦ませた。この悪党の悪知恵には驚かされる。A氏と直接面談することで、自分が不利になる事を知った上での策だったと思う。鈴木は人間の心が通じない悪辣非道の人間だ〗
〖裁判の重要な争点だった株取引に関する事案を判決では全面排除した判決理由を見れば明らかなとおり、品田裁判長の株知識に関する無知さがさらけ出された。「合意書」の有効性を否定した品田裁判長は、経済情勢にすら理解が乏しい。特に株式市場は目まぐるしく変化している状況だ。そんな中で事前に取引する株の銘柄の特定など出来る訳がないではないか。裁判官として無茶苦茶な判断だ〗
〖宝林株の取得後、鈴木が杉原正芳弁護士に指示して、金融庁に提出する株の大量保有報告書に記載する出資者をA氏ではなく、紀井氏の名前を無断で虚偽記載させた。杉原弁護士は、鈴木の犯罪に加担する共犯ではないか。A氏から受けた懲戒請求で、杉原は答弁書でも「鈴木を知らないし会ったこともない」と言っているようだが、それしか言い逃れができないと思っているからだろう。第一東京弁護士会の綱紀委員会は犯罪収益の脱税に関与する杉原を即刻懲戒処分とし、告発するのが当然なのに、いつまで結論を出さずに放置する積りなのか〗
〖この裁判で、紛争の発端でもある「合意書」契約について、品田裁判長は前任の2人の裁判長や陪席裁判官たちの判断をどこまで検証したのだろうか。慎重な審議が繰り返された2年半であったはずなのに、品田は裁判長に就いた9か月後に「7年間も協議が行われていないのはおかしい」として合意書を無効にする判決を下した。西を代理人にして表に立たせ、鈴木本人は逃げ回って一向に姿を現そうとしなかった対応に、A氏が業を煮やして興信所まで雇って探したという事実を考慮していない。品田の裁定は愚の骨頂である。品田の、こうした思慮の浅い裁定は随所に見受けられ、結果、誤判に繋がったのは間違いない〗
〖株取引をするに当たって、A氏に株の買い支え資金の支援を要請し、その際取引に関する詳細を「合意書」として締結した。この「合意書」というよりA氏の買い支え資金支援は鈴木が一人熱弁を奮ってA氏を説得したが、株取引で利益を上げる為にはどうしても必要不可欠なものだった。その一方で鈴木にとって「合意書」の存在は両刃の剣であった。その後の鈴木の利益独り占めという謀略の前に立ちはだかる大きな障害となる事が分かっていた鈴木は、西に10億円という高額な報酬で「合意書」を破棄させようと画策した。目的の為には手段を選ばない、これが鈴木のやり方だ〗
〖天野氏は鈴木と長年の付き合いから鈴木の狡猾さを知っていて、A氏を裏切っている事を察知していたと思う。その後、天野氏は、シンガポールに組成した9億円のファンドの事で証券取引等監視委員会(SEC)から個人的にマークされ金融庁に告発され、クロニクルに第三者委員会が立ち上がり、個人的な資金運用の疑いがかけられた。この事に関しても社内では鈴木の関与が周知の事実であったが鈴木の名前は表面化しなかった。天野氏は、追い詰められている日々の中で、「自宅で心筋梗塞を発症し急死した」とはクロニクルの発表だったが、この天野氏の急死に関して、事実は、京王プラザホテルの客室で自殺したという情報が流れたが警察は病死と断定した様だ。鈴木の秘密は天野氏が墓場に持っていく形となってしまった〗(取材関係者より)
〖この世の中に、赤の他人の為に我が身を犠牲にして協力できる人が何人いるだろうか。何の見返りも要求せず、その人の再起だけを願った温情が踏みにじられることなど有り得ないことだ。ところが、その温情を裏切り、自分勝手な言動を繰返している鈴木という人間を法が罰しないという不条理な事が起こった。これは絶対に許してはならない。鈴木はもちろん、鈴木に加担した弁護団(長谷川が所属していた土屋法律事務所を含む)の犯した罪と責任を世間に問い、天罰を与えるべきだ〗
〖鈴木の中には魔物が棲んでいるのかもしれないと思うほど鈴木は人間の心を持っていない。それほど鈴木は酷い悪事を繰り返してきた。しかし、これが鈴木の本性なのだろう。史上まれにみる、どころか、ここまでの大悪党は世界中探してもいないだろう。世界中の人々に一度記憶されたこの一族の悪事と長谷川元弁護士の悪事が消えることなど永久にない。家族や身内に影響するのは当然だ〗(以下次号)