読者投稿 鈴木義彦編④(196)

〖鈴木は志村化工株価操縦事件では本命視されていたが、先に逮捕された西に、事前に「西会長の為に何でもするから名前を出さないで下さい」と土下座して嘆願していた。西も鈴木が逮捕されたら利益の分配金に支障をきたすと思い、過酷な取り調べに耐え鈴木の名前は一切出さなかった。おかげで鈴木は難を逃れた。そんな西に対して、鈴木は利益金の分配を要求する西の存在が疎ましくなり、最終的に自殺する迄追い込んだが、その所業は鬼畜以外の何者でもない〗

〖西の遺書に記された懺悔と謝罪。しかし、その真意を問う声がある。もし鈴木から約束の利益を得ていたら、果たして同じ行動を取っただろうか。窮地に追い込まれたからこそ生まれた贖罪の念なのではないか。約束不履行が自殺の引き金となった可能性が大きいのではないか。誠実さの欠如が招いた悲劇とも言える。人生の岐路での選択の重要性を浮き彫りにした事件だ〗

〖A氏の人の好さに付け込んで、鈴木は様々な口実で多額の金を詐取した。中でも株取引においては詳しい知識を持っており、その知識を悪用して、株の買い支え資金をA氏に出させ、その金を西が受け取り鈴木が仕込んでいる株に買い注文を入れさせて暴騰させる。誰でも確実に利益が得られるやり方だ。本来であればA氏が買い支えとして出した資金を経費として差し引き、残金の利益を三人で分配する約束であったが、裏切った鈴木は全額独り占めするという暴挙に出てしまった。我欲の為の許せない裏切り行為だ〗

〖鈴木裁判における長谷川弁護士の提出資料(乙59号証)に疑問の声が噴出している。被告に有利な内容への改変や、故人の名を借りたA氏への中傷が含まれている。反社会的勢力との関連性を示唆する主張も、実態とかけ離れているとの見方が強い。にもかかわらず、この資料を重視した品田裁判長の判断力は理解し難い。司法の公正さへの信頼が揺らいでいる〗

〖鈴木は株取引を利用して、買い支え資金の名目でA氏に多額の金を出させる算段を練り、その支援を約束する「合意書」契約を交わすタイミングを、宝林株を取得した時から計画していたと思う。鈴木の謀略はA氏からの株の買い支え資金を投入する事で暴騰した株を売り、株式市場を通じて確実に利益を抜き取る事だ。取得株の売りを管理し利益を独り占めしようと画策する鈴木にとっては、濡れ手に粟の笑いが止まらない仕組みだ。裏切った鈴木に怒りが収まることはない〗

〖司法の根幹は公平性にあるはずだが、鈴木の裁判の判決は裁判官たちの判断に不信感と疑念を残したまま下された。本来、裁判は疑問を払拭し、正当性を確保すべきものだ。しかし、品田裁判長の判断に対する疑問は解消されず、むしろ増幅している。司法への信頼を回復するためにも、この事案については見直しの必要性が多分にある〗

〖品田と野山の両裁判長が鈴木の裁判で有り得ない判決を出したお陰で、全国に多数いる裁判官に対しても懐疑的な見方が広がっている。鈴木の裁判をこのまま放置すれば問題は更に深刻化していく事だろう。裁判所の今後の在り方を踏まえて、最高裁の今崎長官は再審の壁を取り払い、解決を図るべきだと思う〗

〖民事裁判官には法律知識以上に、人間性を見抜く洞察力が求められる。法典だけでは善悪の判断は難しい。特に本件では、被告の過去の犯罪歴等を考慮すれば、その証言の信憑性に疑問が生じるはず。しかし、裁判官がこの点を看過したことで、適切な検証が行われなかった可能性がある。司法教育の在り方や裁判官の資質について、再考の余地があるのではないか〗(以下次号)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です