〖裁判の経過を見ると、A氏側の中本や戸塚の両弁護士は本当に存在感が薄く、受け身の弁護で方向性を決められなかった印象がある。終始、長谷川主導で裁判が進んで行ったと強く感じる。この裁判は3年もの長い時間をかけているが、それも、長谷川弁護士による虚偽主張を構築するための時間稼ぎであったと思う。確固とした証拠もない鈴木のウソを正当化させるために、時間稼ぎで審理引き延ばしを図った長谷川に対して、中本や戸塚の両弁護士は強く反論して抗う姿勢も見せなかったのは、勝ちを放棄しているようなものだ〗
〖株取引の利益金を騙し取り、海外に流出させた470億円を運用し今では軽く1,000億円を超えると言われている。鈴木のことだから国外財産調査制度に基づく申告もやっていないだろう。海外隠匿資産の摘発を強化する国税局は、いつまで野放しにする気だ。本腰を入れて捜査するべきだ。〗
〖揺るぎのない完全な信念によって築かれた富だけが本当の富であるという渋沢栄一の言葉があるが、鈴木には「綺麗ごと言うな、金は掴んだ者が勝ちだ。タックスヘイヴンに持っていけばマネーロンダリングはいくらでもできる」と聞こえているかもしれない。しかし、鈴木の薄汚い発想が筋金入りの「信念」に勝てることは絶対に無い〗
〖鈴木は「貸金の二重請求をされた」とか、「(A氏の)言う事を聞かないと殺されると西が言っていた」とか、さらには「反社の大物と一緒に撮った写真を事務所の上に飾っていた」とか、よくも口から出まかせばかり言えるものだ。サイトや動画に掲載された写真を見ると、強面で男っぽくて肚が据わっているように見えるが、全く違うようだ。愛人が9人ぐらいいて豪華なマンションに住み、一時はモナコに豪華な別荘も所有し、F1のスポンサーにもなる話があったようだが、せいぜい目立って世界中の注目を浴びるがいい。今のうちは好きなように生きても、鈴木は地獄に堕ちる〗
〖他人に大変な迷惑を掛けているのが自分の身内だと分かった時に、迷惑を掛けている相手に先ずは謝罪をするのが当然だと思う。世話になった恩人に感謝の意も示さず、裏切り続けている事を知って、どういう行動を取ればいいのかは自ずと分かるはずだ。鈴木の家族や親族は鈴木を説得してA氏に謝罪させ、償わせるのが当たり前だが、実際には鈴木同様に雲隠れして知らぬ振りを決め込んでいる。自分達にも火の粉が掛かる事を、全く自覚も覚悟もしていない〗
〖人質を取って立て籠もりをしている凶悪犯を説得する場面が映画やテレビドラマではよくあるが、最後に説得役で登場するのは両親、特に母親が多い。それは、犯人の人間としての「情愛」を呼び起こす為だ。映画やドラマでは犯人は涙ながらに登降したり、持っている銃器で自殺したりする。鈴木には情や家族愛のカケラも感じさせない。いかに鈴木が自分勝手であっても、家族を思いやる心だけは忘れていないとは思うが、それ以外の全てが欠落し歪んでいる〗
〖西に宝林株の話がきた時に、鈴木と西は株取引を利用してA氏から宝林株の取得資金と株価を高値維持させる為の買い支え資金を出して貰い、二人で利益を山分けしようという謀略を練っていたと思われる。A氏に株取引の説得をする為に熱弁を奮った鈴木が計画の首謀者だったのは間違いない。2人の利害が一致して、鈴木の口車に乗せられた西は、肝心な利益の管理を鈴木に全て任せてしまったばっかりに主導権を握られてしまった〗
〖刑事訴訟法では原則として伝聞証拠は証拠能力が否定されているが、民事訴訟では制限はなく、それをどのように評価するかは裁判官の自由な判断に任されているという。長谷川弁護士はずる賢くそれを悪用して鈴木に「西が言っていた」「西に聞いた」という証言を意識的にさせていた。西が死亡していて反論も証言も出来ない事を悪用して虚偽の主張を正当化しようとするなど許されないことだ。どこまでも鈴木のあくどさが際立っている。生存している人物ならともかく、故人からの伝聞証拠を採用する品田裁判長にも大きな問題がある。それで、下した判決を真っ当だと胸を張ってい言えるのか〗(以下次号)