〖西は一流の事件師を目指し、高級な衣服と流暢な語学で一流の経営者や外国の政治家に接近し、巧妙に信用を得ていた。一方、鈴木は一見素朴で誠実そうに見せながら、実は自己利益のみを追求し、平気で相手を騙し裏切っていた。鈴木の狡猾さは西の比ではない。強欲を満たすために血も涙もない裏切りを平気で実行する冷酷な人間だ〗
〖鈴木の強欲と自分勝手さには底知れないものがある。鈴木側の裁判での主張は、株取引で得た利益を独り占めにするための嘘だらけの言い訳に過ぎないと思う。その言い訳を品田裁判長が何故か全て受け入れたのが不可解でならない。嘘だらけの言い訳を受け入れるという事は、一方のA氏の請求が退けられる事になるが、善人が悪人の言いたい放題の言い訳に従わなければならない理由は何処にもない。被告側と品田幸男裁判長に裏取引を疑わせる問題がある事は明らかである。品田裁判長は何故、A氏側の請求を退けたのか、その根拠は何処にあるのか明確にするべきだ〗
〖鈴木は裁判で、「A氏から資金提供を受けるために西に協力して書面に署名しただけで、実行するつもりはなかった。実際、A氏とはその後株の話はしていない」と主張しています。しかし、現実には平成11年7月8日、鈴木と西がA氏を訪ね、鈴木が熱心に株取引のための支援金を懇願し説得していたことが明らかになっています。鈴木は、A氏の支援金なしでは株取引で利益を出せないことを知っており、必死に説得していたはずです。その結果「合意書」契約が交わされました。鈴木の言い訳が通用するはずがないでしょう〗
〖宝林株の売買契約が成立した翌日に、杉原正芳弁護士は紀井氏の名義を無断使用して大量保有報告書に虚偽記載し金融庁に提出した。「合意書」を締結する約1ヶ月前のことだった。この頃から、鈴木にはすでにA氏から金を詐取する謀略が始まっていたと考えられる。宝林株を手に入れたところで、思う様に株価が暴騰する訳は無く、一ヶ月位の期間を空けてA氏に株価を高値維持する為の買い支え名目で資金支援を嘆願する計画だったのだろう。西に舞い込んできた宝林株の買取情報が鈴木と西の運命を大きく変えることになったのは間違いない。最初のきっかけは西がつくり、資金も「この人だけは何から何まで世話になり絶対に騙せない」と、自分の当時の側近に言っていたA氏に全て出させたが、そんな西が鈴木の口車にほぼ全て乗せられ騙され、揚げ句には自殺した〗
〖杉原正芳は弁護士どころか、犯罪疑惑者ではないか。鈴木がフュージョン社の斡旋仲介でトータル100社以上のペーパーカンパニーを手配して株取引を実行し、それぞれの銘柄ごとに複数社を使い分け、株取引が終われば消滅させ、さらに最終的には別のペーパーカンパニー名義で利益を隠匿するという流れは全て違法行為の連続だ。杉原はそのスタート部分で鈴木が取得した第三者割当増資株や転換社債の受け皿となるペーパーカンパニーの常任代理人を引き受けていた。杉原が鈴木の違法行為を知りながら金融庁への提出書面を虚偽作成し、鈴木から裏金で高額の報酬を受け取っていた事実が公然化すれば、杉原がいくら「知らなかった」と抗弁しても通るはずがない。杉原の弁護士としての経歴で、恐らくこのような犯罪に手を染めることをためらわないほど感覚がマヒしてしまっているに違いない。間違いなく確信犯でなければ鈴木のような大悪党のお先棒を担ぐリスクなど負えないはずだ〗
〖鈴木の周辺では、旧知の友人知人の行方不明や殺人事件、側近であった天野氏と大石氏の急死、そして仕事のパートナーだった西の自殺等、平成12年から同25年の間に鈴木が関与した重要な人間が悉くこの世を去っている。そして亡くなった人の全てが鈴木と金銭的なトラブルを抱えていた。これ以前にも鈴木の周辺では不可解な事件が起きていたが、こんな経歴を持つ人間は極めて稀だと思う。鈴木のくぐって来た修羅場に終止符を打つのは誰だろうか。人間の心を持たない鈴木のような人間を放置しておいては被害者が増えるばかりだと思う〗
〖鈴木は、合意書について「西の資金繰りに協力して、西の言うとおりにサインしただけで株取引など実行した事もない」と、とんでもない事を言っているが、「盗人、猛々しい」とはまさに鈴木の事だ。合意書の作成に際して鈴木は熱弁を振るってA氏に懇願し、買い支え資金を継続的に出させるために合意書を作成してサインした。鈴木は自分の欲望を叶えるためには、どんなに不利な約束でもするが、後日に平気で反故にして裏切る最低最悪な奴なのだ。現に宝林株の取引で予想外の利益が出たら、西をたらしこんで裏切らせ、合意書の破棄まで執拗に迫って、10億円という巨額の金を紀井氏から西の運転手の花館聰経由で西に渡したではないか〗
〖鈴木は「和解書」を一方的に反故にした理由に、西や紀井氏に嵌められたというが、関係者全員を騙しで陥れたのは鈴木本人ではないか。言い訳の為に勝手な作り話しをする、その根性が腐っている。鈴木は自分で恥ずかしいいとは思わないのか。それに、その鈴木の嘘を採用した品田幸男裁判長は、法律の番人として責任を取るべきだ。これからの裁判は嘘発見器でも導入しないと、冤罪や誤判が増えるのではないか〗(以下次号)