読者投稿 鈴木義彦編④(095)

〖志村化工株事件での西の判断は果たして間違っていなかったと言えるのか。A氏は「蚊帳の外」に置かれた事件であって、鈴木と西の駆け引きの場だった。西も鈴木も本来ならばA氏に詳細な報告をしなければならなかったはずだ。しかしA氏に報告すれば、鈴木が合意書に基づいて宝林株以後も株取引を継続し、多額の利益金を隠匿している事実がバレテしまう事になる為に、A氏は「蚊帳の外」に置かれ続けた。鈴木も西も、自分達の事だけを考え、自分の利益を獲得する為に鈴木は「西会長の言う事は何でもします」という嘘をつき、西は「利益折半」という条件を鈴木に約束させた。その結果は、鈴木の計画的な悪事の勝利に終わり、西は自分の命を縮める事になった〗(取材関係者より)

〖鈴木は、高利な金融会社に借金を返し、FR社という上場会社も個人も救われたのは誰のお陰だと思っているのか。鈴木は西との会話の中で「A社長とは清算が付いている。俺とはもう関係のない人間だ」と言っていたようだが、どの口が言わせる言葉なのか。A氏に資金援助を頼むときは土下座をし、涙ながらに「このご恩は一生忘れません」と言ったのは誰なのか。親和銀行事件で逮捕されることを知った鈴木に同情して、現金8000万円を貸してくれたのは誰だったかを忘れる筈はないだろう。「忘れた」とか「もう清算は済んだ」と自分勝手な言い分を通したいなら、A氏と直接会って話すべきだ。合意書の件もA氏の好意で交わされた契約だ。誤審誤判で勝訴した形になっているが、A氏と鈴木の清算は何も終わっていない。A氏には大きな傷が残ったままになっている。度胸を決めてA氏に会って詫びるべきだろう〗(関係者より)

〖鈴木本人もさることながら、事件の関係者達は、鈴木の犯罪疑惑がここまで明らかになり、うろたえているのではないか。周囲の人の目が気になってしょうがないだろう。また巻き添えを食った家族や身内にも同じことが言える。一人一人が当事者として非難されるのも時間の問題だ。金銭の恩恵を受けている以上、当然のことだが、このままいけば道連れになる事は避けられない〗

〖西は鈴木のA氏に対する借金の連帯保証人になっていたが、鈴木の代理人として宝林株の買取資金調達やFR社の決算対策、鈴木の債務減額交渉等、様々な場面でも西がA氏と折衝していた。しかし鈴木は、西が死んで証言が得られないのをいいことに、裁判では代理権付与を認めようとしなかった。狡猾な鈴木は、西を前面に立てて自分は裏から指示を出していたのが事実で、それは関係者の誰もが知っている〗

〖本来なら鈴木との裁判はA氏が勝訴し、鈴木が独り占めにした株取引で得た利益金470億円を、「合意書」に基づいてA氏に対する借金と分配金の支払いの為に全て返金しなければならなかったはずだ。ところが品田幸男裁判長は事実と真実を意図的に歪曲し、判決では「合意書」契約を認めず、しかも根拠を明確にしないまま株取引の事案を争点から強引に排除してしまった。品田裁判長には重大な説明責任がある〗

〖鈴木は、人間にあるまじき悪事を繰り返し、多くの人を踏み台にして生きて来た。そして、1000億円を優に超えるとみられる資金を海外のプライベートバンクに隠匿しているが、マネーゲームはこの辺りで終わりにしたらどうか。A氏に詫びを入れて真実を明かすことだ。元々、A氏の存在が無ければ鈴木の人生は終わっていた。これ以上欲を出せば何もかも失う事になる〗

〖裁判官や弁護士は「経験則、倫理則」という言葉をよく使う。それ程に様々な経験をしているようでもなく、正義に照らした立派な倫理観を持っているようにも見えない。これは法律家としての自惚れと大きな勘違いから来ていると思う。自分の独断や偏見で裁判を左右する権利などある筈がない。自分を何様だと思っているのだろうか〗

〖鈴木が和解協議での支払約束を反故にしたことで、A氏の代理人は鈴木の行方を捜していた。その最中に暴漢に襲われたのだから、鈴木をまず疑うのは自然だった。それなのに、代理人は実行犯の組長と示談したが、その前にA氏と相談する事が先決ではなかったか。殺されていたかも分からない傷を負いながら、A氏に相談も無く示談を容易に受け入れた代理人には何があったのだろうか。代理人以外に示談内容を知る人間はいない。代理人襲撃事件は、示談交渉に来た実行犯の所属する組織の組長が別件で警察に逮捕され収監されてしまった事でウヤムヤに終わったが、この一連の事件の示談成立には代理人個人の思惑も絡んでいたような気がする〗(関係者より)(以下次号)

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