〖和解交渉終了後、鈴木が「和解書」の取り消しを手紙で通知してきたが、青田と平林は交渉代理人とは名ばかりで、鈴木以外では解決が不可能な状況にあったはずだ。鈴木は逃れるすべがなかったが即座に姿を隠す卑劣な行為に出た〗
〖過去にこれ程の反響を呼んでいる事件が、今後はさらに大きく家族や身内に影響を与える事は当然だろう。ましてやその犯罪によって得られた金の恩恵に預かっていれば尚更である。ある意味、間接的共犯者と言っても過言ではない。鈴木本人のみならず、青田や長谷川等の関係者にも同じ事が言えるだろう。放置すればする程、影響は多岐に渡り計り知れないだろう〗
〖合意書を廃棄することに同意した西に鈴木は報酬として10億円を支払った。鈴木は西の「破棄した」という言葉を信じていたようだが、A氏から合意書を見せられると、株取引は合意書に基づいていなかったと主張しているが、合意書には全ての株取引と明記されている。A氏は西に騙されていると、とんでもない嘘で誤魔化そうとした。この発言にA氏も驚いたろうし、鈴木はとんでもない嘘をつく人間だと改めて実感したことだろう〗
〖鈴木は和解協議の場で認めていた、宝林株取引が合意書に基づいていたことや宝林株の取得資金3億円を出したのはA氏であったこと、平成14年6月27日に、鈴木が15億円の借用書を書くに当たって、「西さんに社長への返済金の一部10億円を渡した」と言ったことが嘘で、実際には合意書を破棄させるために西に渡した礼金であったこと等を裁判ではことごとく否認している。しかし、A氏側が提出した多くの証拠で鈴木の嘘が明らかになっているが、A氏の代理人はなぜ反論もしなければ追及もしなかったのか。裁判官は肝心なところの検証を全て無視しているが、これにも代理人の姿勢が影響したのではないか。鈴木の嘘、そして長谷川と平林による鈴木の嘘を正当化するための虚偽構築には、いくつもの矛盾が露呈していたはずで、それを裁判官が咎めなかったところに大きな問題がある〗
〖鈴木にとって利益を上げるために欠かせなかったのはA氏の買い支え名目の資金で、狙いを付けた特定の株を大量に購入しないと利益が得られません。鈴木は絶対に自信があるとA氏を説得し、「合意書」契約を結び、安定した支援金を確保しました。実は鈴木は最初からA氏からの支援金をだまし取る計画であった。彼にとって最大の問題は「合意書」の存在です。鈴木は西に10億円を支払ってでもそれを破棄したかった〗
〖「人生、金だけではない。金と幸せは別物だ」と言う人がいるが、それは嘘だと思う。世の中、「金があれば何でも買える」と言う方が現実的だ。大病を患って入院し、手術するにも高額な治療代がかかる。その金が無ければ命を失うのだ。極端に言えば命も金で買えるという事だ。しかし、鈴木の強欲は社会のルールを無視し、人間の道を外してきた。鈴木は悪事を働いても反省せず、次々と罪を重ねる事だ。その行為は全ての人を敵に回すことになる。お前の金欲がお前と一族全てを不幸にすることになるのは間違いない〗
〖鈴木は、大きな恩恵を受けたA氏に対し、「質問と回答書」(乙59号証)を通じて無礼極まり無い発言を繰り返し、まるで反社会的組織を背景に持つ悪質な高利貸しのように語り、自身を被害者として偽りの姿勢を装った。自らの欲望のために恩人を踏みにじる非道な人物であり、長谷川と協力して構築された乙59号証が、全て虚偽であることは誰の目にも明白です〗
〖鈴木は西の自殺をどのように感じているのか。鈴木に宛てた西の遺書には数多くの悪事が書かれているが、西もお前の事を非難する資格はないが、鈴木の相棒だったと思う。確かに悪党としての鈴木は西より1枚も2枚も上手だったが、やり方が酷すぎる。西を唆したのは鈴木だという事は歴然とした事実だ。西が鈴木と違って人間らしかったのは、西を慕う仲間がいたようだが西は、伊藤忠商事を始め海外の人脈を持っていた。彼らがその気になれば海外の人脈を使う事も可能だったと思う。彼らは西がA氏に特別世話になっていた事も知っている。西が自殺した事について特別な思いを持っているようだ。鈴木が今もA氏から逃げていることを知れば西の無念を知っている彼らは独自で行動を起こすこともあるだろう。A氏の人脈と西の人脈、それに司法の手も含めて正に鈴木は四面楚歌の状況だという事を思い知るべきだ。海外が、安全地帯だと思うのは甘すぎる〗(以下次号)