読者投稿 鈴木義彦編③(324)

〖証券担保金融会社の「五大」の吉川社長が、鈴木が海外に株売買の利益を運ぶ作業に加担していた事は、紀井氏の証言で明らかになっている。鈴木が株売買の拠点としていて、紀井氏が株の売りで使用していた都心のマンションに、吉川が毎日のように利益金を運び込んでいて、事務所には億円規模の現金が詰め込まれたダンボール箱が積み上げられていたこともあったらしい。吉川は、証券取引監視委員会(SEC)にマークされるようになってパリに逃亡したが、現地で鈴木と合流していて、そこにはその後、投資家に殺されたファンドマネージャーの霜見の姿もあったらしい。これらの情報は鈴木がヨーロッパを拠点としたオフショア地域に、A氏には内緒にして株売買の利益金を隠匿している事を裏付けるものだと思う。その事に関わっていた吉川は、その後、消息不明となり、霜見は殺されてこの世にいない。余りにも鈴木にとって都合の良い状況になっている〗

〖読者投稿を遡って読んでみましたが、皆さんそれぞれの視点で問題点を深く追っていて、鋭い指摘やもっともと言える感想や意見が際立ちます。関係者の方もいらっしゃるようですが、ほとんどが一読者の方々のようで、この事件への深い関心が窺えます。中には日本の司法への反発から、様々な資料を調べたり書物を読んで、この事件に引用するという熱心さも感じられ、すごいと思いました。自分の身に起こったことではないにしても、ここまでの批判を表現するのは余程の事と思います。この先どのような展開になっていくのか、鈴木には正当な処罰が与えられるべきと強く感じていますが、ますます事件の成り行きに目が離せないのが正直な感想です〗

〖長谷川元弁護士は、鈴木とは親和銀行事件からの関りで、A氏との合意書を絶対認めさせるわけには行かなかったと思う。合意書が有効になって17億円の和解金の出所が判明してしまうと、長谷川もその煽りを受ける事になりかねなかった。そこで、「質問と回答書」という陳述書を作成し、鈴木には法廷に立たせず、自分のペースで裁判官を翻弄し、裁判を勝訴へと誘導した。長谷川弁護士は弁護士としての信念も矜持も捨てて、なりふり構わず勝訴することに徹したようだ。この後、長谷川は弁護士資格を返上したが、ネット情報で鈴木の代理人弁護士全員に対して懲戒を申し立てる情報が流れた直後の事だった。しかし、この裁判の後始末はもちろん、長谷川が辞めたからと言って、それで長谷川の責任が免れる筈がない。相当の覚悟をしておくべきだ〗

〖A氏と鈴木、西の3人は厳しい業界に身を置き、一般人以上の経験を積んできた法人の経営者だという事を品田裁判長は念頭に置いていたのだろうか。合意書や和解書はいずれも弁護士が作成したものではないが、3人が合意してその場で署名、指印している。法的に何の問題もない書類だ。ただ、裁判時には西が故人となっていただけであった。口頭だけの約束であっても成人同士が納得して交わしたものであれば有効だという事を裁判官が知らない筈がない。品田裁判長は事実を無視して鈴木に有利な判決を下した。その裏には何があったのか。どう考えてもこの裁判は公正に行われたものだと思えない〗

〖鈴木の周りで生命にかかわる不信な事件が多数起きているらしいが、実際に注目してみると本当に恐ろしくなる。しかも鈴木にとって邪魔な存在となる人物ばかりが不審死を遂げ、あるいは行方不明となっている。西や側近の天野氏、大石氏、それ以外にも行方不明者がいる。中でも西と天野氏は今回の裁判で間違いなく重要な存在になる筈だった。これらの事件を偶然と考えることには無理があるだろう。鈴木の恐ろしさを知っている者は鈴木の悪行の実態を知りながらも仕返しを恐れて沈黙を続けている人は少なくないようだ〗(関係者より)

〖鈴木が親和銀行事件で拘留された後に保釈を認められ出所した時に、西が毎日のように鈴木に会い、「酒に溺れて落ち込んでいる鈴木を励ましていた」とA氏に報告していたが、少しばかり疑問がある。出所した鈴木にまずさせなければならないのは、A氏への報告と逮捕前のお礼であったはずだ。西と鈴木は全く礼儀というものを知らない。穿って見れば、この時、2人で次の悪事の作戦会議をしていたのではないかとさえ思う。鈴木は、拘置所で様々な悪企みを練っていたと思う。西も鈴木がいない間に資金難に陥っていたのではないか。2人に幸運だったのは旧知の証券マンから宝林株売却の情報をキャッチした事だった。この情報を現実に生かすことに必死になった。そして、またもやA氏に購入資金の依頼をして了解を得たことが二人の悪事を増幅させることになった。懲りない面々だが、何処からこの悪知恵が湧いてくるのだろうか。人間の欲が成せる業だとしても浅ましすぎる〗

〖鈴木が親和銀行から引き出した不正融資は総額100億円以上に上ったが、同行に差し入れた担保物件はほとんどが無価値だったものの、唯一リトグラフはA氏が西のオークションに貸し出したもので、これで鈴木は15億円の融資を受けていた。しかし、鈴木は銀行から融資を受けてもA氏には返済せず、リトグラフも返還しなかった。西もおかしすぎる〗(関係者より)

〖A氏の代理人の中本弁護士は、鈴木側の数々の嘘の主張に対してなぜ反論をしなかったのか。「質問と回答書」(乙59号証)もA氏にはすぐに知らせなかったという。A氏側には証拠が揃っており、陳述書も用意されていたが殆ど提出されていないという。中本弁護士はこの裁判は負けるはずがないと油断をしていたと思う。裁判前半の中本弁護士の対応を見ていた長谷川元弁護士は、中本弁護士の性格と能力を見抜いていたと思う。中本弁護士が陳述中に長谷川は「煩い」「黙れ」と言って大声で発言を妨害して中本弁護士を委縮させていった。裁判官から注意を受けて謝罪したが、それは想定内の事だったと思う。中本弁護士は品田裁判長と同じように長谷川弁護士の戦略に嵌ってしまった。その後の中本弁護士の発言は蚊の鳴くような声だったという。中本弁護士の失態は大きな責任があると思う〗(関係者より)(以下次号)

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