〖西は、鈴木をA氏に紹介して以降、ずっと鈴木に利用されたが、A氏からこれ以上支援を受ける材料が無くなっていたので鈴木を利用しようとする思惑があったのではないだろうか。鈴木をA氏に紹介した時点で、西はA氏に116億円もの借金があった。しかも返済していない、どころか息子の内河陽一郎と一緒にカジノや投資等で散財していた。自前の金でいい格好するのは自由だが、西は人の金で好き放題をしたから、いくら金があっても足りなくなる。鈴木と会っていなかったら、自殺する時期がもっと早まっていたかもしれない〗
〖鈴木の犯した罪は全てが確信犯罪だと思う。それだけに悪質すぎる。どうすればこういう精神になれるのか。恩人に対してこんなことが出来るものなのか。そんな悪人と知っていながら虚言を連発して擁護した弁護団、それを見抜けなかった裁判官。処罰を与えなければ世間が許さないだろう〗
〖西はA氏に後悔と懺悔を綴った遺書を遺したが、己の過ちに気付くのが遅すぎた。鈴木と出会う前から西には邪な気持ちが少なからずあったはずだ。それが鈴木と出会った事でタガが外れ、欲望を満たす為に鈴木の言い成りになってしまった。その西を裏切り、自殺するまで追い込んだ鈴木は、底知れない悪党だ〗
〖オウム真理教が引き起こしたテロは平成の大事件となった。教祖の麻原彰晃というテロリストが主犯で、日本中を恐怖の坩堝に堕とした大悪人だった。死亡日は2018年7月6日、死亡場所は東京拘置所となっている。この日が死刑執行日だ。誰も同情する人はいなかっただろう。しかし、この大悪党であっても擁護する人間がいたという。裁判では弁護士もついた。売名行為で弁護を引き受けた弁護士もいた。そして著名な学者や、小説家の中には麻原の主張を支持する人間もいた。当時の国の政治が麻原をこうさせたと言う人間もいた。それに引き換え鈴木はどうだろう。勿論、事件自体の内容を比較するのは困難だが、鈴木の質の悪どさはハンパではない。納得できる部分は微塵もない。麻原をネットで検索すると家族の名前も全部出てくる。鮮明な家族の写真も掲載されている。当然の事だが、その家族の境遇は悲惨だという。鈴木も麻原と同じとは言わないが、家族は世間から批判の眼で見られることになる。鈴木は生き地獄で生きていくことになる〗
〖人は簡単には悪事を働けない。家族や身内までもが同じ様に見られるからだ。それだけでは済まない。現代の情報化社会においては住所や勤め先、また顔写真まで簡単に流出し、インターネットで配信される。本人だけで収まりがつかなくなってしまうのが現実だが、それでも批判や非難に沈黙し続ける鈴木は近親者にも多大な迷惑をかける罪深き人間だ〗
〖A氏の代理人弁護士の中本弁護士と戸塚弁護士は裁判の敗因は、「A氏の悪印象と金額が大きすぎたからだ」と言っていたというが、情けない弁護士だ。A氏の印象が悪すぎたのは鈴木側が提出した「質問と回答書」(乙59号証)の影響が大きく、中本と戸塚2人の弁護士がA氏に報告して即刻反論しなかったのが原因だろう。金額が大きすぎたというのはあったかもしれないが、裁判の判決が金額の大小に関係するというのは聞いたことがない。いずれにしても弁護士というのは裁判に勝ったら多額の報酬を請求し、負けたら自分の能力の無さを棚に上げて言い訳をする。誇りも信念も持たない最低の人間が多い〗
〖貸金返還請求訴訟が単なる民事訴訟ではないことは、交渉を担ったA氏代理人の襲撃事件や、鈴木が関与した事件の報道記事が鈴木の悪性を裏付ける証拠として提出されたことで明らかだったが、裁判官は因果関係をA氏側に執拗に尋ねたが、その理由が判然としていない。民事事件に刑事事件を持ち込んでいるとでも考えたのか。しかし、A氏側の代理人の論述が不十分だったのか、鈴木がどれほど悪事に手を染めて来た悪党であるか、金を返したくないために暴行事件まで引き起こす人間なのだという心証を裁判官に持たせず、というより逆にA氏側に不信感を抱かせる結果を招いたのではないか。A氏側の代理人弁護士は事件の本質が分かっておらず、鈴木の悪事を暴かなければ、裁判を起こした意味はないことを、強く裁判官に印象付けるべきだった〗
〖鈴木は、この裁判の原因となる借用書、合意書、和解書を全て無効と主張している。という事は、原告のA氏は事実でない借用書を立てに金銭を請求したのか。約束もしていない合意書を証拠に約束の履行を請求しているのか、和解もしていない和解書を無理に書かせたのか。鈴木の言う通りだったら、原告と被告が全く逆で、鈴木はA氏を刑事事件で告訴できたのではないのか。なぜ、提訴されるまで行方を晦ましていたのか。筋が通らないではないか。品田裁判長はその事についてどんな見解を持っていたのか。そして何故鈴木の勝訴としたのか、この裁判は不自然極まりない。審議をやり直すべきだ〗(以下次号)