読者投稿 鈴木義彦編③(203)

〖裁判官は、鈴木が西と会い、A氏を紹介して貰った時期の事を検証したのか。鈴木は個人も会社も瀕死の状態で、10日で1割という高利でさえ貸してくれる所はなく、借りている金の返済も滞り、約束手形も不渡りになる寸前で、親和銀行事件で逮捕されることが確実な状況だった。そんな鈴木が現在まで生きてこられたのはA氏の支援があったお陰なのだ。A氏は西から鈴木の惨状を聞き、縁もゆかりもない鈴木に何の見返りも求めず、金利もごく一般的な率で担保も取らず、倒産寸前の会社(FR社)の約束手形を借用書代わりに預かっただけで、鈴木が立ち直るまでの我慢だと覚悟し、一切の催促もしなかったのである。鈴木の逮捕が決まった時にも大金と高価な宝石を貸している。こんな奇特な人は世の中のどこにもいない。そんな人が裁判で虚偽の主張をし、虚偽の証拠を提出するはずはない。考えれば分かる事である。裁判官は何故鈴木の主張を採用し、A氏の主張を悉く却下したのか、公平な目で見て、どちらが正しいのか歴然としているではないか。これは被告側と癒着があった以外に考えられない。癒着の原因となったのは何なのか。真相は今のところ不明だが再審になると明らかになる。絶対に再審で真実を暴くべきだ〗

〖「和解書」を作成するに当たって鈴木が内容を確認するために何回も読み直しをしているのを見てA氏は「文言を変更してもいいですよ」と鈴木を気遣い誠実な態度で接している。どこに「強迫」や「心裡留保」に当たるものがあるのか。しかも、本来であれば西と鈴木は「合意書」違反を認めているので取り分は無いにもかかわらずA氏はその事を不問にして「和解書」を作成している。鈴木はそんなA氏の寛大な気持ちを踏みにじり、何が「強迫」で「心裡留保」なのだ。裏切りに裏切りを重ねているのは全て鈴木本人ではないか〗

〖平成11年9月のFRの決算時期に、A氏が西に頼まれて、鈴木から預かっていた13枚の手形を決算対策のために戻し、これも西に頼まれ「債権債務はない」と便宜上書いてあげた「確認証」があるが、この時、西も便宜上書いてもらった事を記した確認証と手形13枚の額面総額の借用書をA氏に渡している。そして後日FRの天野氏が「手形の一時返還も確認書も決算の為に便宜上お願いしたものであってFRにも返済する資金は無かった」と述べている。そして不可解にも裁判官がFRの帳簿類を検証した形跡がない。鈴木の主張を証明するものは何もないではないか。それでも鈴木の主張が通った形となって、西が「株取引の利益」と言って持参した15億円を返済金に充当してしまった。これは被告側と裁判官の間に裏取引があったとしか思えない〗

〖鈴木の相手を説得、納得させる話術はどこで習得したものなのか。ほとんどの人が騙されてしまうような状況を作ってしまうというのは容易な事ではないと思う。宝林株の資金をA氏にお願いする時は西に代理させ、和解書作成の時にはA氏の心を掴むような言葉をぺらぺらと言って信用させてしまった。側近が証言しているように、口約束だけで書類は作らない、後から言ったとか言わないの水掛け論に持ち込むのが常套手段との事だが、この鈴木という男は根っからの詐欺師なのだ〗

〖昭和から平成にかけて証券業界を大きく揺るがせた事件があった。誠備グループの加藤暠、投資ジャーナルの中江滋樹が主役だったが、2人とも「兜町の風雲児」と呼ばれ、政界、芸能界、スポーツ界を巻き込んだ詐欺事件として世間を騒がせた。鈴木の場合は自分の秘密を知られた周囲の人間を排除しながら、真実を知るA氏1人にターゲットを絞って犯罪疑惑を隠蔽しようとしている。投資というものは損もすれば利益を掴める時もあるのが魅力だと言えると思う。しかし鈴木の場合は自分が決して損をすることがない方法で他人を騙し、自分だけが利益を独占するという、過去の相場師と呼ばれる大物とは全く違う、とんでもない悪党だ。相場師ではなく日本を代表する詐欺師なのだ〗

〖鈴木はA氏宛の手紙に和解書を「どうも納得できない」「もう一度考えさせてほしい」と書いてきている。これを読めば鈴木は和解書を「撤回」しているわけでもなく「無効」を主張しているわけでもない。西と紀井氏を根拠のない言いがかりで「税務署にバラした」と誹謗中傷しているが、A氏との約束は履行しようとしている。「支払方法を相談させてください」「海外に口座を作ることも考えてください」と書いている。これがなぜ「強迫」や「心裡留保」で無効になるのか。代理人になった平林弁護士と青田が勝手に発言しているだけだ。鈴木の発言を真似るわけではないがこの裁判は「どうも納得できない」のはA氏やA氏の多くの関係者だと思う。今や多くの読者全員の意見のようだ〗(ジャーナリスト)

〖コロナ禍やウクライナ紛争の状況で、国はかなりの予算を国民支援に当てている。コロナ禍が落ち着いてきたとき、当然に税金の徴収は厳しくなるはずだ。鈴木は過去の経歴からも目をつけられており、リストにしっかり載ったままのはずだ。海外の税務当局との情報交換制度もあり、今は軌道に乗って日本人の富裕層が海外に所有する資産の監視体制は急速に整備されているそうだが、2019年度の富裕層に対する徴収税額は前年度の28%増であり、今後も大いに厳しい徴収が行われるという。鈴木は今迄とは扱いも状況も違うということを肝に銘じておいた方がいい〗

〖スイスに居住していたファンドマネージャーの霜見誠は、日本の証券会社に勤めていた時代にFR社の相場に参加していてかなり稼いだ。後日同僚にFR株に出会ったことで人生が変わったと言っていたらしい。霜見と鈴木の出会いはその頃だったのだろう。その後霜見は、鈴木が実質のオーナーだったJOFでファンドマネージャーをしていた。運用金は300億円だったという。その頃の鈴木はA氏を裏切って株の売買を継続していてJOFの資金も隠匿金の流用だったに違いない。鈴木は自分の欲望を満たす為にA氏を裏切り続けていたのだ。鈴木はこの頃、ヨーロッパ(特にスイス)へ渡航することが多かったようだ。証券担保金融業者の吉川某もスイス在住の霜見とも交流が深いようで、ペーパーカンパニーやプライベートバンクに関しての情報交換も頻繁だったと思われる。しかし、鈴木は吉川某ともトラブルがあったらしくいつの日か付き合いも無くなり、吉川の行方が不明になり、今も消息不明になったままらしい。そして霜見も奥さんと帰国中に行方不明になり、殺されて埼玉県の空き地に埋められていた二人が後日発見された。日本でも大きなニュースになった「ドバイのセレブ夫妻死体遺棄殺人事件」だ。投資絡みのトラブルが原因で犯人も逮捕され有罪判決で服役しているが、真相は闇の中だ。ここでも鈴木の仕事のパートナーだった2人がこの世から消えたことになった。鈴木の周囲で不審な事件が起こると言われる所以だ〗(以下次号)

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