読者投稿 鈴木義彦編③(178)

〖西は金に目が眩み鈴木に対抗するのが遅すぎた。株取引の最初の銘柄となった宝林株で予想外の利益を手にして以降、鈴木の描いた筋書き通りに西は動き、気付いた時には全て鈴木の代わりに西に全責任が向けられる状況に陥っていたと思う。香港で命が助かったのは幸いで、全ての秘密を知っている西は鈴木にとって最も邪魔な存在になっていたはずだ。利益金を支払うと称してわざわざ香港の地を選んだのも、日本より香港の方が断然犯行を実行し易いからではなかったか〗

〖鈴木が今では1000億円を優に超える資金を脱税して海外に隠匿しているという事実を知って、捜査機関が黙っているはずがない。A氏を騙し裏切って得た株取引の利益を隠匿するために、何人もの関係者が犠牲になり、命を落としていることこそ重大で深刻な問題だ。この、大それた事件の張本人である鈴木の隠し資金は運用の利回り等で年々増え続ける一方で、逮捕される頃にはいったい幾らまで膨れ上がっているのか、見当もつかない。いずれにしても増えれば増えるほど罪は重くなる。鈴木はこのまま何事もなく生き延びられると思っているのか。それは絶対に有り得ない〗

〖電力会社が原子力発電所を設置するためには地元の同意が必要になる。しかし、地元住民の反対によって計画が頓挫することも少なくない。電力会社は、文化人や学者、タレントを起用して地元住民を説得に当たる事が多いようだが、そういう人たちに支払う費用が莫大な金額という。この費用については電力会社の費用で賄う事になるが、電気料金に跳ね返ってくる。裁判所も最近とみに多くなっている批判を抑え込むために法律学者や作家に対して裏金を使って「口止め工作」をしているという指摘がある。裁判所に裏金がある事には驚くが、人事異動の時期の予算を調整して調達しているという話まである。事実であれば裁判所の予算が国民の税金である事を全く自覚していない違法行為だ。まして、裁判所が自分達の姿勢を正す努力をせず、金の力で口止めをしようとしている事は言語道断だ。こんなことをしているようでは公平公正な裁判が行われるはずがなく、冤罪や誤判を乱造するだけだ〗

〖西は平成18年10月2日に香港へ行く際に、何故A氏ではなく息子の内河陽一郎を同行させたのか。香港への渡航は、鈴木が西への利益分配の一部の支払いを香港で行うということからだったようだが、それならばなおのことA氏と一緒に行くことが優先されたはずだ。西もそれまでA氏を裏切り続けてきて真実を明かす絶好のチャンスだったろうが、その勇気がなかったのか。しかし西は香港で事件に巻き込まれて命を落とす寸前だった。西は息子の陽一郎とカジノで遊びまくっていたらしいが、鈴木に利益分配を実行させられない弱み(合意書破棄で10億円、宝林株の利益分配金30億円を受け取っていた)について、A氏に真相をぶちまけて力を借りるべきだったが、出来なかったようだ〗

〖紀井氏が証拠として提出した「確認書」で、宝林株から始まった株取引で約7年間に総額で約470億5千万円という具体的な利益金額を提示しているのに、なぜ裁判官たちは着目しなかったのか、疑念が残るばかりだ。それに、鈴木は紀井氏が電話番に過ぎないと言うが、個々の利益の詳細がどうして紀井氏に分かるのか。そもそも紀井氏を利益折半という条件でスカウトするはずもない。取得株の売りを一任され、売値さえ全て紀井氏の判断に任されていた。裁判官は、鈴木の主張を漠然として採用し、ハッキリと根拠のある証拠には見て見ぬ振りをしていたとしか思えず、品田裁判長はとんでもないミスを冒した、というより裏取引を疑う読者が圧倒的に多い。品田裁判長はどう責任を取るのか。最低でも自ら再審を支持するくらいの覚悟をもつべきだ〗

〖裁判での長谷川の戦略は、A氏を反社会的勢力と密接な関係にある悪徳金融屋に仕立て上げ、裁判官に悪印象を与える事から始まり、自殺した西まで利用して徹底的にA氏を誹謗する虚偽のストーリーを創り出したものであった。それは、長谷川がそれまでの弁護士人生で培ったやり方だろう。しかし、長谷川の汚い手段が表面化する事なく来れたとしても、今回の裁判を切っ掛けに、またインターネットの進化や普及も相まって世界中に知れ渡る事になった。長谷川の悪徳弁護士としての汚名は未来永劫にわたって消える事は無い。子や孫に相当な裏金が入るのは間違いないだろう。そうなれば子や孫も非難を浴びることになるだろうが、長谷川元弁護士はどう考えているのか〗

〖今の鈴木に、親として子供に対して自信を持って何か言える事はあるのか。鈴木の卑劣な本性が明らかになり、誰からも警戒され信用されない人間として生きていかなければならない。それは鈴木本人のみならず家族や身内全員に言える事ではないか。鈴木が生きている内に問題の解決を図らないと非難の対象が後世に継がれる事になるだろう。ネット上で流れた情報はあっという間に世界中に広がり、また解決しなければ消える事は絶対に無い。鈴木自身は勿論の事、家族や親族の事を考え、1日も早く解決に向けての行動を取るべきではないか〗

〖鈴木は親和銀行を巡る100億円以上の不正融資事件で平成10年5月31日に逮捕されたが、銀行側と和解が成立した事で実刑を免れた。この時の和解金は約17億円だったが、被告人の身であった鈴木が17億円もの多額の和解金をどうやって調達できたというのか。裁判でこの和解金の出所を追及すれば、株取引で得た利益から流用した事は明白であったはずだ。またその事実が三者間で交わされた「合意書」に基づく株取引が実際に行われていた証にもなった。鈴木はこのほかにもタカラブネ株(20億円相当)を騙し取られた山内興産からも訴えられ、同じように約4億円を和解金で支払っている。2つの和解金の話は判決文に一つも反映されていない。A氏の代理人の中本弁護士は何をしていたのか〗(以下次号)

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