〖平成18年10月初旬、西は鈴木との打ち合わせ通り株取引の利益金の受け渡しのため香港に飛んだ。西にとってはやっとの思いで鈴木への要求が叶う祝杯を挙げたい気持ちで香港の地を踏んだ事だろう。飛行機の中では多額の金を手にした後の人生を思い描いていたのではないか。それが現地で取引相手のTamから勧められたワインを飲んだばっかりに、意識を失い目が覚めても一体何が起こったのか信じられなかったはずだ。警察の調査に鈴木の名前は一切出さなかったらしいが、当然西は確信していたはずだ。この時命拾いした西は自殺ではなくA氏と共に闘うべきだった〗
〖A氏が鈴木とFR社の実態を確認するために天野氏に面談を申し入れた。何故か西が強引に同席を望んだが天野氏に断られた。西は一度だけということでA氏が止むを得ず天野氏の許可をもらった。面談内容は鈴木の株取引の実態や、平成11年9月30日付の確認書が便宜的に作成された事実関係、その他鈴木の悪事やFRの状況、株取引に係る紀井氏作成の利益明細の確認書等の確認ができたが、その会談の内容はすぐに鈴木に知られることになり、鈴木が天野氏に「社長とは絶対に会うな」と言ったという。これは西の仕業に違いないと思う。西という男もダブルスパイみたいなことをする悪質で狡い人間だ。鈴木にバレたことで天野氏と鈴木の間に亀裂が入った。そして、鈴木のガードがより硬くなった〗(関係者より)
〖今回の裁判の不思議なところは、西がA氏に鈴木を紹介した時からの事が全く語られていない事だ。少なくとも裁判官はこの背景を知っていなければならない。判決文の中に「当事者等」の欄があり、ごく簡単にA氏、鈴木、西の経歴が約10行に纏められている。A氏と鈴木が会った時の鈴木の状況さえ裁判官が把握していれば、A氏と鈴木の人間性が理解出来る。どちらが善人でどちらが悪人かがはっきりわかる。それさえ分かっていれば鈴木の嘘の発言を見抜くことは難しい事ではなく、長谷川弁護士との猿芝居も見抜けたはずだ。裁判官の準備不足か、わざと無視したのか。大きな問題が残る〗(関係者より)
〖鈴木は自分が窮地の時は土下座をして人の情に訴える。親和銀行事件で逮捕される直前には、A氏に土下座をして現金8000万円を借り、一旦は言い値で買い取ってもらったピンクダイヤを借り出した。絵画は一度も持参せず他に担保に入っていた。志村化工株の事件では西に「俺のことは喋らないで下さい。西会長の言うことは何でも聞きます」と土下座して頼んだ。そして平気で西を裏切り自殺にまで追い込んだ。最低最悪の人間だ〗
〖今、日本だけではなく世界中がコロナ禍で疲弊している。特に医療業界が破綻寸前の危機を迎えている。政府の打つ手も効果が薄い。1000億円の予算があれば救える命が沢山ある。たとえ鈴木のような悪党が隠している汚れた金でも札束に色はついていない。A氏やA氏の関係者達は自分も苦しい思いをしている中でもそんなことを考えているらしい。鈴木よ、A氏に連絡して謝罪したうえで今後の金の使い方を話し合ったらどうだ。お前の躰に赤い血が流れているなら家族や身内のことも考えA氏に相談をするべきことではないか〗
〖この裁判で一番不可解なのはA氏の代理人、中本弁護士の言動だ。A氏は鈴木や西の事を良く知っている人達からの申し出を得て多数の陳述書を準備し、数人の証人出廷の申し出も受けていた。証拠書類も中本弁護士を通して法廷に提出していて準備万端だった。しかし、肝心の代理人の中本弁護士は重要なポイントで反論もせず証拠書類や陳述書を提出するタイミングを逃した。法廷で鈴木の代理人弁護士、長谷川から大声で恫喝されて委縮してしまった。これでは勝負にならない。何故なのだろうか。この裁判結果は中本弁護士の責任も大きい〗
〖鈴木の側近であったクロニクル(旧エフアール)の天野氏が都心の京王プラザホテルで首を吊った状態で遺体が発見された。会社の公式発表は「自宅での急性心不全で死亡」と発表。その前後で天野氏による「個人的な流用」として使途不明金が続々発覚している。自殺という警察の認定にも謎が多く他殺説の噂も流れており、また天野氏を裏で操っていたのは鈴木で、二人の間には不協和音も生じていたという。そういったことから一読者としてこれまでの経緯から考えられるのは、全ては天野氏に使途不明金の罪を被せた鈴木の犯行説と推測するが、全容は解明されていない。多くの関係者が不思議に思うのは何故、自宅で病死としたのか、これは鈴木以外にはできないことだ〗
〖長谷川元弁護士に聞きたい。先ず、この裁判の弁護に満足しているか。そして自分は正義を通したか。恩人を裏切り続けている人間を弁護する気持はどうなのか。悪人を擁護して裁判に勝つ事に快感があるのか。裁判に勝つためには手段を選ばないのは信条なのか。この裁判は公平だったと思うか。人間の心の痛みを知っているのか。裁判が終われば関係ないと思っているのか。弁護士資格を返上すれば弁護士としての責任はないと思っているのか。高額な弁護士報酬を裏金で貰えばどんな悪党でも弁護するのか。そして最後に、鈴木という人間をどう思っているのか。弁護士を辞めて暇だろうから是非、今現在の気持ちや息子や孫の将来に対してどのように考えているか、答えを投稿してほしい〗(以下次号)