読者投稿 鈴木義彦編③(34)

〖志村化工株の事件で西が検察に逮捕されるまでに、鈴木と西の駆け引きは2人それぞれの強欲さが出ているように思う。西はいわば「口止め料」を鈴木にいくら請求するか、鈴木は隠匿資金の分配をちらつかせながら、どれだけ圧縮するか、という攻防に見える。しかし鈴木の方が一枚も二枚も上手で、西がA氏を裏切ったことで、鈴木は嘘をつき続けたが、そんなウソがいつまでも通用すると思ったら大間違いだ〗

〖鈴木の悪企みは、バブル景気崩壊前後の1991年にFR社の株式を店頭公開した時に始まっている。バブル崩壊への景気対策として、日本は証券市場の活性化を図った。その結果、鈴木のような虚業家を数多く生み出し、一般投資家を煽って一攫千金を狙う輩が続出した。しかも証券市場では、FR社のように基盤が未熟な企業が乱立して上場廃止になるという現象が頻発した。鈴木は、そんな中で創業者利得を獲得するために株価を安定化させ一般投資家に関心や興味を持たせようと相当な無理をして、株価を維持するための資金調達をするようになった。そして破綻寸前の状況に陥って、他人を騙すことで生き延びていた時期にA氏に出会った。まさにA氏は救世主であった。しかし、立ち直るチャンスが到来したにもかかわらずA氏を裏切って私腹を肥やすことに執着し、紹介者の西までも鈴木の裏切りに加担した。鈴木は人としての原点を忘れて、大事な約束を次々に反故にした。鈴木が、たとえ莫大な資産を手に入れても、それは自分の物ではないことに気が付かなければ、今度こそ人生が終わるのは当然の成り行きだ〗(関係者より)

〖ここまで歪んだ裁判の成り行きと判決を見ると、やはり裁判官の怠慢や誤った判断だけではなく長谷川弁護士との癒着を疑わざるを得ない。桁違いの多額な金額を積まれたら裁判官も買収される可能性は十分にあるのではないか。しかし、司法の場でさえ有り得ない事が起きる世の中だとしたら、法曹界全体を是正しなければ先進国として世界に示しがつかない。世界基準からかなりの遅れを取っているのが現状と思われる中で、裁判所は早急に組織改革に乗り出さなければ世界から評価されず信頼も地に堕ちる〗

〖宝林株の取得では西が売却先との話を進め、A氏から資金3億円を調達して購入まで1人で取り纏めた。鈴木は親和銀行事件の被告人で表立っては何もできなかった。しかし、鈴木は自分の強欲から購入資金をA氏から借り入れたことを誤魔化す為に、杉原弁護士に指示して金融庁に提出した大量保有報告書に「紀井義弘からの借入」と虚偽の記載をさせ、さらに裁判では「自己資金で買った」とか「ワシントングループの河野氏から借りた」、さらに「売主からは売却の話ではなくファイナンスの相談だったので購入資金は必要なかった」などと三転四転させて、調べればすぐに分かる嘘をついている。裁判で裁判官は鈴木が何故このように嘘をつかなければならないかの検証はしなかった。証言がコロコロと変わる被告の多くの疑義に対してすべて目をつぶった。この誤判は解明されていないが、再審で明白にすべきで、このまま再審もしなければ、日本の法曹界は地に落ち、世界から最悪の評価を受けることになるが、それも当然だ〗

〖鈴木は和解後にA氏に手紙を送り付けて和解書を一方的に反故にし、身勝手にも言いたい放題の事を書き連ねたが、問題を解決する気などそもそもなかったと思える様な、青田と平林弁護士という全く相応しくない代理人を立てた。その上、その後、本人は何年も逃げ回って話し合いに応じなかった。本当に鈴木が潔白で、問題を解決する意思があれば、代理人を立てる筈もなかった。そして第三者を同席してでもA氏と直接話し合うべきだと考えるはずだ。鈴木自身が嘘と裏切りを隠すために悪質な代理人に任せ逃げ切りを図ったのは間違いない。何が「強迫」「心裡留保」なのか。罪を逃れようと画策した事が今では全てが明るみになり鈴木の腹黒さ邪悪さが白日の下に晒されている〗

〖裁判官は鈴木の言い分を採用して、紀井氏の立場や証言を軽視し過ぎた。密室で行われていた株取引を、まして売却を担当して利益を上げた紀井氏の証言と証拠(利益明細をまとめた確認書)を否定するほどの断定がどうしてできたのか。裁判官の裁定は不審極まりない〗

〖鈴木のスタッフだった茂庭進氏は元山一証券出身で、同社の巨額損失を海外に隠す為の業務の中心的人物だったようだ。海外での豊富な経験を鈴木が上手に活用し、海外でのペーパーカンパニーの管理は茂庭氏に任せていた。しかし、紀井氏と同様に宝林株購入資金をA氏が出し、買い支え資金を支援したことや、鈴木と西との三者で合意書による約束がある事は知らなかった。西は、この茂庭氏からも鈴木の株取引の実態をヒヤリングしていて紀井氏の証言と一致していた。茂庭氏が紀井氏と同じように証言台に立たなかったのは何か理由があったのか。山一証券時代にトップの行平会長が東京地検に逮捕された際に茂庭氏も厳しい取り調べを受けた可能性は高いが、紀井氏との対応は全く違っていた〗

〖裁判で鈴木が勝訴することになったポイントは「合意書」と「和解書」が認められなかった事と、別協議の前後の出来事を綴った「乙58号証」の陳述書と乙59号証の「質問と回答書」が採用された事に集約されていると言っても過言ではない。裁判官の無理矢理とも言える不自然で認識の甘さからくる合意書と和解書の否定、そして在りもしない作り話をここまで詰め込んだ乙58,59号証を採用した裁判官の非常識な見解。いずれも決して認める事は出来ないが、同様に長谷川と鈴木の虚偽主張を正当化しようとするやり方はあまりに酷く、社会的に制裁を受ける責務がある。自分達がしてきた非道な言動を自覚するべきだ〗(以下次号)

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